自分のプラグ、イリジウムだと思ってました・・・
クロスカブ110 JA45、走行は45,000kmを越えました。
で、先日プラグを外して写真を撮って、AIに「これ何か分かる?」と見せてみたんですが・・・刻印を読まれて一言。「CPR6EDX-9S、NGKのMotoDXですね」。
自分はイリジウムを入れたつもりだったんですが・・・w
調べてみたら、MotoDXは中心電極がルテニウム配合、外側電極がD字断面の二輪専用プラグ。イリジウムとは別物でした。品番表でイリジウムIX(CPR6EAIX-9S)と同じ行に並んでて、値段も近い。そりゃ混ざります・・・w
というわけで今回は、JA45のプラグまわりで自分が勘違いしてた所を、そのまま記録しておきます。

JA45に付くプラグは3つ
NGKの適応品番で、クロスカブ110 JA45(2018〜2022年4月)向けに出てくるのはこの3本です。
| 種類 | 品番 | 寿命の目安(メーカー調べ) |
|---|---|---|
| 標準(純正) | CPR6EA-9S | 3,000〜5,000km |
| イリジウムIX | CPR6EAIX-9S | 3,000〜5,000km |
| MotoDX | CPR6EDX-9S | 8,000〜10,000km |
純正の部品番号は 31916-KWB-601、希望小売価格は830円(2020年6月時点・税抜・Hondaパーツカタログ)。安いです。
イリジウムIXの寿命の目安が標準と同じ枠なのは知ってました。長持ちするのは、NGKなら「イリジウムMAX」、デンソーなら「イリジウムタフ」みたいに、ロングライフを名乗ってる方です。自分の勘違いは、MotoDXをそのイリジウムMAXの仲間だと思ってた所・・・。NGKの二輪向けでロングライフを名乗ってるのはMotoDXで、中身はイリジウムではなくルテニウム。結果的に当たりを引いてたわけです。知らずに。
(NGKのイリジウムMAXでCPR6系は見つかりませんでした。デンソーのイリジウムタフのJA45適合は、今回は確かめてません。)
外した実物を見て分かった事(と分からん事)
写真を見て読めた事はこのくらい。
- 六角の下半分(座金側)に赤錆、上半分に白い粉状の腐食
- 座金はつぶれた跡あり(締めた証拠ですね)
- ねじ山は茶色く変色、先端側に黒っぽいすす
- 碍子の頭は白くきれい
錆が六角の下側だけに集まってる所。AIに写真を見せた時は「プラグの穴に水が溜まった跡では」と読まれたんですが、JA45のプラグはほぼ水平に刺さってるので、上から水が溜まる形にはなってません。錆の位置を見ると、プラグキャップが接触してる所と、キャップで覆われてる境目あたりが錆びてる感じです。キャップの中に湿気がこもって、境目から腐食が進んだ・・・という方が実態に近いんでしょう。
で、肝心の「まだ使えるか」は写真からは分かりません。中心電極の先端と、ギャップの寸法が写ってないからです。
もう一つ、MotoDXはイリジウムと同じで中心電極が細い(0.6mm前後)タイプなので、標準プラグみたいに「角が丸くなってきた」「ギャップが広がってきた」が目で追いにくいんですよね。減ってるのが見える頃にはだいぶ進んでる。先にへたるのは外側の電極の方なので、見るならそっちの角とギャップ。ギャップはワイヤー式のゲージで測って、広がってたら交換。貴金属プラグは曲げて調整しないのが決まりです。
ただ正直、ギャップ調整とか手入れで延命する価格の部品でもないので、自分は「ダメになったらサッと替える部品」と割り切ってます。バルカンに乗ってた頃は予備を常に持って、カブったら外してライターで炙って・・・なんてやってましたが、今はそこまでシビアでもない。細線プラグは目で判断しにくいぶん、症状が出たら素直に新品、で十分です。
で、今回は同じMotoDX(CPR6EDX-9S)の新品に交換しました。交換した後のプラグまわりはこんな感じです。



買う前の落とし穴=CPR8EA-9Sが出てくる
もう一つ。NGKの適応検索をかけると、JA45の標準品番が「CPR8EA-9S」と出る行があります。販売店の表記はCPR6EA-9S。熱価が8と6で食い違う。
自分は純正の部品番号(31916-KWB-601=CPR6EA-9S)を正としてますが、買う前にNGK公式の検索に型式と年式を入れて確認した方がいいです。あと2022年5月以降の車両(JA60)は別の話なんで、そっちはそっちで確認を。
交換時期はどうしてる?
正直に言うと、外したMotoDXを何キロで入れたか、手帳に書いてません・・・。
記憶をたどると、MotoDXに替えてから2万キロくらいは放置して走ってたかもしれません。目安の8,000〜10,000kmの倍です。MotoDXはあんまり使ったことがなくて、イリジウムMAXの感覚で引っ張ってしまった・・・というのが本当の所です。それでも普通に走ってたし、始動も変わらんかった。インジェクションになってからプラグまわりはシビアではなくなった・・・というのもあって放置できたんでしょう。
自分の場合、距離で替えるというより、始動性が悪くなったとか失火するとか、何かしら症状を体感した時に替えてます。ただ、それがプラグ起因かどうかは仕分けてません。面倒なので・・・w 安くてすぐ替えられるプラグは、原因を探す前にまず替えてしまう。消去法の最初の一手ですね。
というのも、目で見てプラグが劣化してても、症状としては出にくいんですよね。逆に症状が出てる時は、だいたい何かやばい時で、外してみると「そりゃこのプラグじゃダメでしょ」という状態になってる。
この「まず替える」のやり方は、830円の純正プラグだから成り立つ感覚です。MotoDXみたいにそこそこの値段で長持ちする子は、逆に替え時を見失う。今回の2万キロ放置がまさにそれで・・・w
目安どおりに替えたい人は、オイル交換2〜3回に1回、プラグを覗くくらいで十分だと思います。
ま、プラグ側から見たら「もっとマメに替えてくれよ」ってなるんでしょうけど・・・w
まとめ
- JA45のプラグは 標準 CPR6EA-9S/イリジウムIX CPR6EAIX-9S/MotoDX CPR6EDX-9S の3択
- MotoDXはイリジウムではなくルテニウム。ロングライフ枠はこっち
- 純正は 31916-KWB-601・830円(2020年6月・税抜)
- 細線プラグは目で劣化を判断しにくい。見るなら外側電極とギャップ。延命せずサッと替える部品(自分は目安の倍の2万キロ放置してたけど・・・)
- 自分の交換基準は距離ではなく症状(始動性・失火)。プラグかどうか仕分けずに、安いから先に替える
- MotoDX は長持ちする分、替え時を見失う(イリジウムMAXの感覚で引っ張って2万キロ)
- 検索で CPR8EA-9S が出ても慌てず、公式で型式・年式を入れて確認
今付けてるMotoDXと、純正の標準プラグ。型番で選ぶならこの2つです。
出典: NGK 製品サイト・NGK 適応品番検索・NAPS 商品ページ・Honda パーツカタログ(11K88J23・2020年6月)。寿命の数字はいずれもメーカー調べの目安です。



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