ミッチャクロン マルチの使い方| 素人塗装に最適な万能プラサフ!スプレーで簡単下地

ミッチャクロン マルチの使い方| 素人塗装に最適な万能プラサフ!スプレーで簡単下地

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塗装というのは下地命というか、下地をしっかりしていないとうまく塗装できなかったり、剥がれやすかったり、綺麗に仕上がりません。

素人仕上げと玄人仕上げの違いはエア、スプレー缶の違い以上に下地の仕上がりの違いだと痛感しています。

大抵の塗装の失敗というのは下地が原因で失敗していることが多かったです。

それが、

染めQから販売されているミッチャクロンマルチです。

ミッチャクロン マルチ

というプライマー(要するに塗装の下地)のスプレーを使うことで、素人仕上げではあるものの下地作りの作業をほとんどせずに上塗りできます。

一度使ってその使い方の簡単さ、一定以上のレベルの仕上がりを覚えてしまうと、ミッチャクロンは手放せない存在のプライマーになってしまいました。

ミッチャクロンを使っていても塗膜が剥がれやすい!失敗した!

などという場合は、実はミッチャクロンを吹き付ける前の脱脂不足、もしくは透明なミッチャクロンの吹き付け不足が原因という場合が大半ではないでしょうか?

ミッチャクロンマルチとは、使い方が簡単な万能プライマー

染めQから販売されているプラサフのように使える簡単に下地が作れるプライマー

金属から樹脂まで、幅広い素材に対応。(PPにも対応!)あらゆる上塗りが可能なマルチプライマー。

だそうです。

バイクのシートの塗装などでよく使われている「染めQ」を扱っているあのメーカーです。

染めQ・DIY / 染めQテクノロジィ
染めQテクノロジィでは塗装が難しかったあらゆる素材に密着可能なプライマーを始め、自動車、建築、船舶関連用下地及び仕上塗剤、超強力防水・防錆システム、各種特殊パテの研究開発、製造、販売を行っております。

ミッチャクロンの特徴は使い方の楽さ!

塗装する材料の素地をわざわざペーパーがけする必要はありません!

油分、水分、汚れ、ホコリなどを除去するだけ。

あとはミッチャクロンマルチを1~2回吹き付けることで下地が完成します。

素人でもある程度のレベルで下地を簡単に作れる!

と言う点がミッチャクロンの素晴らしいところ。

それでは実際にミッチャクロンをプライマーとして使い、塗装をしてみたいと思います。

ミッチャクロンの使い方!今回の素材はウィンカーステー

注文時にブラックを頼んだのですが、なぜか到着したものがメッキのステーでして、返品交換も考えたんですが、面倒なので塗装することにしました。

メーカーは不明でとりあえずこれまた1000円未満の商品です。錆対策の意味合いも含めて塗装することにしました。ミッチャクロンと同じ染めQから、

created by Rinker
染めQテクノロジィ(Somay-Q Technology)

脱脂用のクリーナーも販売されていますので、ミッチャクロンの下地への食いつきをよくするためにはクリーナーで脂分を落としておいたほうが安全でしょう。

  • ミッチャクロンが剥がれやすい
  • 下地処理に失敗した

などと言われることがあるのは、おそらくミッチャクロンの吹き付け前の素地の処理が不足しているためと、本塗装前にミッチャクロン表面を触って脂分を付着させたりしているためだと思います。

下地処理不足、表面を触って脂分を付着させてしまうと、プラサフでも塗装が剥がれやすくなるのでこれはミッチャクロンに限った話ではありません。

下地の処理の工程がとても楽になる。という点がミッチャクロンの良い点なんです。

今回は・・・

新品ですので、パーツクリーナーをぶっかけて念のために油分を落としておいただけです。

早速、ミッチャクロンを吹き付けました。

ミッチャクロンは透明ですので、吹き付けていない場所を作らないように注意ですね。厚塗りする必要はありませんので、一本持っていれば相当長持ちするとおもいます。

乾燥後は指で触ってみると、ザラザラ感のある仕上がりになります。

*(触った部分は油脂が付着して塗料のノリが悪くなり、ミッチャクロンのプライマー効果が薄れる可能性があるので注意です)

下地作りはこれで完了です。

何と素人向けな簡単な使い方で仕上げられるプライマーでしょう。

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ミッチャクロンの上にアスペンラッカーのつや消し黒で仕上げます

上塗りはこれ

アスペンラッカースプレーのつや消し黒です。

値段もそこそこなのにマット具合がたまらないお気に入りの一本です。待てない性格の自分ですら耐えられる超速乾性も素敵です。

超速乾なので塗装してしばらくすると、乾いた部分が見る見るつや消しに変わっていきます。

念のために表は2度吹きしておきました。

裏はメッキが見えない程度に吹いただけです。

まぁ、ステーの内側は擦れて剥がれるのでこの辺りは適当で十分でしょう。

ミッチャクロンの下地作りの楽さと、アスペンラッカーの速乾のおかげで作業はかなりはかどります。それほど乾くのを待っているイメージはありません。

で、早速仕上がった状態のウィンカーステーがこちら

パッと見てもメッキだった面影は一切ありません。元からつや消しブラックで販売されていたと言われてもいいような仕上がり感。

プライマーとしてミッチャクロンが

素地-ミッチャクロン-上塗りの塗料

という感じで食いついてくれているおかげで爪で引っ掻いても簡単に上塗りが剥がれることもありません。

まぁ、長く使っているうちに傷なども出てくると思うので、そうなれば上からまた同じ塗料を吹き付けるだけですね。

実は、フロントウィンカーをフレームに取り付ける予定だったので何としても目立たないようにブラックにしたかったんです。

現在、

塗装後2年以上経過したウィンカーステーですが、ミッチャクロン吹き付け前の油膜取りを入念に行なっていたおかげで、上塗りの塗装が剥がれてきている様子はありません。

-追記-

子供用のヘルメットをミッチャクロンをプライマーとして使ってキャンディ塗装をしてみました。

ミッチャクロンの使い方、仕上がり感の参考になるかも?

ミッチャクロンのプラサフの代用としてのすごいところ

ミッチャクロンは簡単な使い方で下地作業の大半をカットしてくれるので、工程が減る、失敗のリスクが減る、安定した仕上がりになる。

下地の塗装作業の失敗が減るうえに楽でいいですね。

まとめ

何度も素人スプレー塗装をして失敗をしていますが、下地をいかに簡単にある程度の仕上がりにするか?が素人塗装のコツだと思うんです。

素地を脱脂のみ行い、そのまま仕上げ用のスプレーを吹き付けて、後から剥がれてきたり・・・

サフェーサーで下地を作る際のペーパーがけの手抜きで失敗したり。

これくらいでいいかー。

というような適当な自分にとっては塗装の下地作りは天敵でしたが、

本当に簡単な使い方のミッチャクロンマルチのプライマーを使うようになってからは、

「失敗は確実に減りました」

ミッチャクロン マルチを使用すると上から吹き付けるスプレーがペタッと張り付いていく感覚で金属なども塗装できますので、ミッチャクロンをしっかり吹き付けできている箇所では塗料の浮きは起こりません。

素地の脱脂さえ行えばミッチャクロンをしっかりと塗装できますが、

最近のミッチャクロンの使い方は、もう一段ダメ押し作業を追加することが多くなっています。

塗装するモノを直接スコッチブライトで水研ぎで脱脂、洗浄、足つけ⇨ミッチャクロン⇨上塗り

と、

脱脂、足付けをもう少し入念にしてから塗装すると言う形ですね。

ホームセンターなどで売っているいわゆる”たわし”です。

ミッチャクロンを吹き付ける面に対して、スコッチブライトで塗装の仕上がりに影響しないレベルの傷を塗装面に付けてあげてミッチャクロンの食いつきをさらに良くしてあげる。

ということが目的です。

スコッチブライトで足付け作業を追加してあげる方が、ミッチャクロンの食いつきは格段に上がります。

現在の通勤号、バルカンのタンク塗装の際にもミッチャクロンの前にスコッチブライトで磨いて仕上げました。

綺麗なタンクの場合には塗装を剥がすよりも、この使い方のほうが作業性は遥かに上です。

自分も含めて、めんどくさがりな方には

スコッチブライト⇨ミッチャクロン

がオススメです。

ただし、

いくらミッチャクロンで下地作業が楽になると言っても、ミッチャクロンを吹き付ける前の塗面の脂分をしっかり落としておかないとミッチャクロンの塗面への食いつきは弱くなりますので要注意です。

おそらく、

ミッチャクロンが剥がれやすいと言っている方の大半はミッチャクロン吹き付け前の手抜きが原因ではないでしょうか?

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コメント

  1. まえっち より:

    すごく参考になりました!
    ありがとうございます。

    • TJ より:

      そう言っていただけるとありがたいです。

      素人塗装の失敗の確率を下げることができるので楽ですね