クロスカブ110(JA45)に SECRETSPEED の BokanCC ショートマフラーを装着した。装着から約2ヶ月半、ヤフーショッピングで買って自分で取り付けた話と、実走してみての本音を書く。
結論から先に書くと、BokanCCを選んだ動機は「音」じゃなくて「整備性」。純正マフラーが長すぎてチェーン張りの調整やタイヤ交換のときにめちゃくちゃ邪魔やったから、ショート化で作業性を上げたかった。それが第一の理由で、ついでに見た目もシュッとなる、くらいの優先順位。
正直に書くと、BokanCC は政府認証マフラーではない(公式に明記されてる)。だから車検や保安基準のことを考えると人に積極的にはおすすめできない。それでも「ショートマフラーの選択肢としてはアリ」っていうのが、装着2ヶ月半の自分の温度感。
商品情報:ヤフーショッピングで買ったSECRETSPEED BokanCC
購入日は2026年2月25日、購入元はヤフーショッピング。BokanCCはAmazonでは取り扱いがなくて、楽天かヤフーショッピングのどちらかになる。自分は今回ヤフーショッピングのポイント絡みでこっちにしたけど、楽天でも普通に買えるはず。
商品の正式名称は「クロスカブ110用マフラー ショートタイプ BokanCC ブラック」。製造はSECRETSPEED(シークレットスピード)、販売元は大阪府堺市の株式会社ORM。価格は税込¥12,650。
適合車種はクロスカブ110(CC110)のJA45 / JA59 / JA60 / JA79。型式変更を跨いで全部対応してるのは地味にありがたい。素材はスチールに耐熱ブラック塗装で、エキパイ径25.4φ・テール径50.8φ・インナーサイレンサー付き(脱着可能・グラスウール付き)のストレートワンピースタイプ。センタースタンドが使えるし、ノーマル車体には無加工で取付可能。ボアアップ車・ローダウン車にも対応してる。
付属品はステー1個、ボルト1個、ナット1個、ステッカー1個。マフラーガスケットは付属しないから、純正からの交換時は別途用意が必要(これで自分は後述の「あるある」をやらかした)。

なぜBokanCCにしたか:純正マフラーが長すぎる問題
クロスカブ110の純正マフラーは、とにかく長い。リアタイヤの軸あたりからリアフェンダー後端を超えるくらいまで伸びてる。あれが整備の現場で何をもたらすかというと、チェーン張り調整とタイヤ交換時の最大の障害物になる。
チェーンの張り調整は本来そんなに難しい作業じゃないけど、純正マフラーが視界も工具の取り回しも完全にブロックする。リアアクスルナットを緩めるたびにラチェットの振り角がマフラーに当たって作業効率が落ちる。タイヤ交換のときはもっと顕著で、リアホイールを車体から抜く動作のたびに「マフラーをかわす」っていう余分なステップが必ず入る。

カブ系のチェーン張りなんてサクッと終わるはずやのに、純正の長さのせいで毎回イラッとしててw 短いマフラーに替えれば全部解決やと思ったのが選定動機やねん。
BokanCC以外にも、スクランブラーチックなアップマフラー(マフラーが車体上部に持ち上がるタイプ)も検討した。林道走行も視野に入ってる自分としては、地上高を稼げるアップマフラーは魅力的やったんやけど、結局のところ価格の問題でBokanCCに着地した。アップマフラーは構造が複雑な分どうしても値段が上がる。BokanCCは¥12,650で純粋にショート化の目的を果たせるから、コスパで選んだ形になる。
装着前後の見た目:純正のロングマフラーとの対比
装着前の純正状態がこれ。リアタイヤから後ろに長く伸びるクロームのロングマフラーが、いかにも「カブ系」のシルエットを作ってる。これはこれで定番の佇まいやし、保安基準的にも安心。ただ整備性の面では前述のとおり邪魔。

これが BokanCC ショートマフラーに換えた状態。テール径50.8φのストレートワンピースが斜め後ろにスッと収まる。純正と比べてマフラー後端の位置がリアアクスル付近で完結するのが分かるはず。これでチェーン調整時の干渉がほぼ消える。

テール出口を近くで見ると、内側にインナーサイレンサーのウールが見える。BokanCCはインナーサイレンサーが脱着可能な仕様やから、加工で消音方向に振ることもできる(後述)。塗装は耐熱ブラックで、ショートだから走行中に焼け色がほどほど入ってるのも個人的には好み。
排気音と走り味:アイドリングはギリ・走行はうるさめ
マフラー記事の本丸である排気音について書く。純正と比べると明らかに大きいけど、装着直後に想像してたほど凶暴ではなかった、というのが第一印象。
アイドリング音:市街地でなんとかいけるレベル
アイドリング時の音は純正よりは明らかに大きいけど、市街地で停まってもなんとか許容範囲。鼓膜にビリつくような爆音じゃない。ストレート構造で50.8φのテール径やから低音寄りの「ボボボボ…」っていう音質。コンビニとかカフェの駐車場で停車してアイドリングしてても、店員さんが眉をひそめるレベルではない、と思ってる(あくまで自分の感覚)。
走行時の音:アクセル開けるとうるさめ
走行に入って回転数を上げると、ここから素直に音量が伸びる。普通にアクセル開けて流すと、率直に「うるさめ」。ツーリング先で「マフラー替えてるんですね」と話しかけられるくらいには分かる音量。
ただし、ここでひとつ実用的な発見がある。夜間の住宅街でも、アクセルを開けずに流す感じで走れば全然行ける。スロットル開度を抑えて低回転キープで通過すれば、近所迷惑レベルにはならない。原付二種カブ系の特性で、低回転トルクで巡航できるからこそ成立する話やと思う。

夜間の住宅街、アクセル開けずに流せば全然いけるレベルやでw 普通に開けて走るとさすがにうるさいけど、配慮ポイントだけ抑えれば日常使いに困らんって感じ。
トルク・加速感:元々非力やから違いはわからん
排気系を換えるとトルクや加速感が変わる、っていうのが社外マフラー全般の話としてあるけど、クロスカブ110に関しては正直「違いがよくわからん」。元々が非力なエンジンやから、低速〜中速での体感差を感じ取るのが難しい。「速くなった!」とか「トルクが太った!」っていうレポートはこの記事では出せない。
燃費への影響もリッターで明確な差は出てない(誤差範囲)。振動についても純正とほぼ同じ感覚。マフラー交換で車体特性が大きく変わる方向の話はクロスカブ110では期待しないほうがいいと思う。BokanCCはあくまで「整備性向上+見た目変化」のための装備って位置づけ。
うるさい問題は加工で下げられる
「走行時うるさめ」って書いたけど、実はマフラー消音の自前加工で純正と同等くらいまで音量を下げることに成功してる。インナーサイレンサーが脱着可能な仕様を活かして、ステンレスたわしとグラスウールを組み合わせて詰める方式。手法の詳細は別記事(バルカン400で車検合格させた実績あり)に書いてあるので、音量が気になる人はそっちも参考にしてほしい。
参考:スラッシュカットマフラーのままでステンレスたわしなどで消音し、車検クリアしてみた|バルカン400
取付の現実:自分でやれる難易度(ガスケット買い忘れ案件あり)
取り付けは自分で全部やった。難易度は素直に言って簡単。フランジ部分は純正のボルト・ナットがそのまま使えるし、リアステーは付属のステー1個・ボルト1個・ナット1個で固定できる。所要時間で言えば1時間あれば終わる作業(普通の人なら)。

必要工具はラチェットレンチがあれば基本的に行ける(フランジナットのサイズは正直何ミリやったか忘れたw 普通のソケットセット持ってれば困らんはず)。締めすぎ厳禁だけは意識した。スチールボディ+耐熱塗装の組み合わせやから、トルクのかけすぎでネジ山やフランジ接合部を痛めると後が面倒くさい。

ただしマフラー脱着の「あるある」をやらかした。BokanCCには付属品としてステー・ボルト・ナット・ステッカーは入ってるけど、マフラーガスケットは付属しない。純正からの交換ではエンジン側フランジに新品ガスケットを入れるべきなんやけど、これを完全に失念してて、買い忘れたまま装着作業に突入した。

気づいたのは取り付けて排気漏れチェックしてた時w 結局ガスケット買い直してマフラー脱着もう1回やる羽目になったw みんなは先にガスケット用意してから作業始めてくれw
結果、装着作業はマフラー脱着を計2回やる形になった(笑い話やけどけっこうな手間)。これからBokanCCを買う人は、商品本体と一緒にホンダ純正のマフラーガスケット(カブ系共通の安いやつ)をワンセットで頼んでおくのを強くおすすめする。脱着1回で済む。
法規・実用面:政府認証マフラーではないので注意
ここは大事な話。BokanCCは公式に「政府認証マフラーではございません」と明記されてる。マフラー本体に基準クリアの認証ステッカーも貼られていない。つまり、車検(原付二種なので継続車検は無いけど)や保安基準の観点では純正状態と同じ法的扱いにはならない。
実用的なリスクとして一番現実的なのは、ホンダディーラーやメーカー系の整備工場で入庫拒否される可能性。認証マフラー以外を装着した車両のメンテナンスを断る方針のショップは普通にある。整備をどこで受けるかを決める前提で考えておく必要がある。
近所配慮レベルについては、前述のとおりアクセル開度をコントロールすれば住宅街・夜間でも一応いける感触。ただしフルスロットル域は普通にうるさいから、住宅密集地でアクセルを煽る走り方はまずアウトと思っといたほうがいい。
雨天時の影響については、ショート構造のおかげでむしろ純正より気にならない。テール出口が短い分、水たまりを通過しても排気側に水が回り込むリスクが減る。サイレンサー内部に水が長時間溜まる構造でもないから、ここはショート化のひそかなメリット。
整備性向上:チェーン調整・タイヤ交換が劇的に楽になった
BokanCC装着で一番効果が出たのが整備性。これは選定動機そのものやから当たり前といえば当たり前やけど、想像以上に作業効率が変わった。
チェーン張り調整は、ラチェットの振り角を遮るマフラーが消えることで、純粋にナットの緩め・締めの動作だけに集中できるようになった。「マフラーをかわす持ち替え」が消えるだけで、5分かかってた作業が3分くらいになる感覚。
タイヤ交換時の影響はもっと顕著。リアアクスルを抜いてホイールを車体から外す動作で、ロングマフラーをかわすステップが完全に消える。リアタイヤの脱着頻度が高い使い方をしてる人ほど、ショート化の恩恵を強く感じるはず。
副次的なメリットとして、林道走行時のマフラーヒット率が下がる可能性がある。クロスカブで林道に入ると、純正の長いマフラーが石や倒木にぶつかるリスクが地味にある。BokanCCは長さがリアアクスル付近で終わるから、車体の最後端ラインから飛び出してる距離が短い分、ヒット確率は低くなるはず(実走でガッツリ林道検証したわけじゃないけど、長さの違いは効くと思う)。

整備の手間が減るっていう地味なメリットがデカいw 純正のあの長さが減るだけで、毎回の作業が一個ずつ楽になっていく感じ。これはもう純正には戻れんレベルやでw
まとめ:積極推奨はしないが、ショートの選択肢としてはアリ
2ヶ月半装着しての結論。政府認証マフラーではないことを踏まえると、誰にでも積極的におすすめできる商品ではない。ディーラー入庫の制約や、走行時の音量について納得できる人だけが選ぶべき部品やと思う。
その上で、「クロスカブ110のショートマフラーが欲しい」という具体的なニーズに対しては、価格・取付難易度・仕上がりの全体バランスは現実的にアリ。¥12,650で純正比のシルエット変化と整備性向上の両方が手に入る。スクランブラータイプのアップマフラーまで手を伸ばすほどでもないけど、純正のままでは整備性が辛い、という層には刺さる選択肢。
個人的なリピート意向としては、現状で大きな不満はないので少なくとも次の交換タイミングまではこのまま使う。仮に音量規制が厳しい場面に出る予定ができたら、純正に戻すか、消音加工をさらに追い込む方向で対応する想定。


政府認証マフラーちゃうから声を大にしては言えへんけど、ショートマフラー欲しい人にとっては選択肢としてはアリやと思うw 整備性は本当に上がるからな。


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