クロスカブ110(JA45)にアドベンチャー要素を盛り込む装備として、ZETA RACING ラージスクリーン(F6170)とカエディアのスマホホルダー(KDR-M33C)+USB電源(KDR-M3AC)を一括装着した。3点合わせて約2万円コース。スクリーン側にマウントバーが一体化してるおかげで、ハンドル周りはノーマルのまま、スクリーン側にスマホもUSBも全部ぶら下げる構成にできる。
そもそもZETAのアドベンチャーウインドシールドをわざわざ選んでる最大の理由は「マルチバー一体型」だから。大型アドベンチャーツアラー系のバイクって、純正でスクリーン裏側にマルチバーが付いてるやつが多いやん? あの「スクリーン裏にスマホやナビをぶら下げる」設計思想をクロスカブみたいな小型車にも持ち込めるのが、このZETAスクリーンの一番の価値。スマホを目線移動が最小になる位置にセットできるのがでかい。
結論から先に書くと、装備としてはほぼ満点に近いんだけど、ラージスクリーンに関しては「次に割ったらスタンダードに戻す」予定。理由は本文で詳しく書く。普通の街乗り〜短距離ツーリング用途ならスタンダード(F6159)で十分っていうのが、スタンダードとラージを合わせて2年以上ZETAのスクリーンを使ってる人間の率直な感想やわ。

ラージ買って1年使った結論が「次はスタンダードに戻す」って、自分でも書いてて若干アホっぽいんやけど、これが正直な感想やねんw
この記事は、JA45にスタンダードF6159を使ってた → 膝の骨を折ったときに一緒にスクリーンも割れた → せっかくだからラージF6170に買い替えたっていう、ちょっとアホな経緯で両方触ったオーナーが書く比較レビュー。Webで「ラージとスタンダードどっちがいい?」を調べてる人にとって、たぶん一番リアルなやつになると思う。
装着した3点まとめ
今回JA45に装着したのは下記の3点。スクリーン本体にマウントバーが一体化してるから、「スクリーン1個でスマホもUSBもぶら下げる土台ができあがる」のがミソ。
- ZETA RACING アドベンチャー ウインドシールド ラージスクリーン F6170(¥14,843/Webike実売)
- Kaedear バイク スマホホルダー Air Mount KDR-M33C(¥4,092/Amazon)
- Kaedear バイク USB電源 KDR-M3AC(タイプAC・2ポート)(¥2,998/Amazon)
3点合計でだいたい2万2千円ちょい。アドベンチャー風カスタムとしては高くも安くもない、ちょうど真ん中くらいの価格帯だと思う。スクリーン側にマウントバーが含まれてるから、別売でハンドルバー追加マウントを買い足す必要がないのが効いてる。

ZETA RACING ラージスクリーン F6170 本体レビュー
ZETAのアドベンチャーウインドシールドにはスタンダード(F6159)とラージ(F6170)の2種類がある。今回付けたのはラージのF6170。
スペック
- メーカー品番:ZE70-2011
- 素材:ポリカーボネート製(ライトスモーク)
- サイズ:高さ403mm × 幅357mm × 厚3mm
- マウントシステム:アルミ合金製・サンドブラスト処理/ブラックアルマイト仕上げ
- マウントバー(Φ22.2mm)
- アッパークランプ
- マウントバークランプ
- スクリーンアダプター
- 定価:¥17,600(税込)/実売:¥14,843前後
- 適合:HONDA クロスカブ110
取付:自分でやって難しさは普通
取り付けは自分でやった。クロスカブ110用は純正ミラーホールに共締めするだけで装着できて、特殊工具は要らない。ミラー外して、ステーを共締めして、ハンドル中央側にステーを伸ばした先にスクリーンとマウントバーが乗る、っていうシンプルな構造。

「車種専用設計でボルトオン」と謳ってるだけあって、JA45に対しては位置決めや穴あけの加工は一切不要。説明書通りに組めばちゃんと収まる。バイクいじりが初めてレベルでもう少し時間かけて慎重にやれば作業はできると思う。
角度調整機能はあるけど使ってない
前面のボルトを緩めることでスクリーン角度を変えられる仕様になってる。体格や走行シチュエーションに合わせて防風効果を微調整できる、という設計。
ただ、正直に言うと、自分は最初に組み付けたときのデフォルト角度のまま1年使ってる。一度セットして「まあこれでええかな」と思ったらもう触る気にならんし、走ってる最中に「角度合わへんから止めて直そう」って気にも特にならない。角度調整できる=買う前に魅力に見える機能ではあるけど、実運用ではそんなに頻繁に使う場面ないと思っといたほうがいい。
耐久性:1年使って問題なし(ただし1個でかいやらかしあり)
装着して約1年経過したけど、耐久性そのものについては特に問題なさそう。ポリカーボネート製で厚3mm、マウント側はアルミ合金にブラックアルマイト仕上げで、走行中の振動やちょっとした飛び石くらいでは目立った傷は付いてない。
クリア面のスモークもまだ十分透過するレベルで、紫外線で白く濁る感じも今のところ出てきてない。常識的な使い方をする分には1年で寿命が来るような部品ではない。
やらかし:鳥糞放置でスクリーン表面が劣化した
正直に書いとくと、ラージスクリーンに買い替えて1週間くらいの段階で、たぶん鳥糞っぽいものがスクリーンに付着してたっぽい。それに気づかず放置してたら、スクリーン表面の一部が劣化した。クリア面に若干の曇り痕みたいなのが残ってしまった。
これは部品の耐久性の問題じゃなくて完全に自分の管理不足なんやけど、ポリカーボネート製のスクリーンは鳥糞や虫の死骸を放置するとダメージ受けやすいっていうのを身をもって学んだ。新車・新品スクリーンの状態を保ちたいなら、駐車してて怪しい汚れが付いてたらできるだけ早く水で流して拭き取ること。「拭くのめんどくさいから後で」が一番危険。
とはいえ、走行・防風機能そのものに支障が出てるレベルじゃないので、現在も同じスクリーンを継続使用中。鳥糞痕も「気にすれば見える」くらいで実害なし。「次にラージを割ったらスタンダードに戻す」って判断は、この鳥糞痕とは別の話。

新品スクリーン買って1週間でこれはアホすぎたwww 鳥糞・虫の死骸を放置するとマジで表面ダメになるから、皆さんは気づいたら即拭いてくださいw
公式の注意事項:収れん現象に注意
ZETA公式が明記してる重要な注意事項として、収れん現象による発火リスクがある。車体後方からスクリーン内側に太陽光が直接当たる状態で駐停車すると、スクリーンが虫眼鏡みたいに光を集めて蓄熱→発火する恐れがある、というやつ。
これは別にZETAだけの問題じゃなくて透明&湾曲したスクリーン全般にあるリスク。屋外に長時間停めるときは向きとか日陰の入り具合に一応気を遣ったほうがいい。実際の発火事例は稀だけど、公式が明示してる注意事項なので無視しないでおく。
ちなみにラージF6170はスタンダードと違って「反転取付け不可」。スタンダードF6159は上下反転して取り付けて高さを調整するみたいな小技ができるんだけど、ラージはそれが構造的にできない。「ちょっと低くしたい」みたいなチューニングはできないので、サイズ的にこれでOKって決め打ちで買う前提になる。
マウントバー一体設計のメリットがデカい
このスクリーン最大の特徴は、Φ22.2mmのモバイル用マウントバーがスクリーン本体と一体になってること。スマホホルダーもUSB電源も、このマウントバーにそのままぶら下げる構造で組める。

Φ22.2mmは汎用規格
マウントバーはアルミ合金製でΦ22.2mm。これがポイントで、Φ22.2mmはバイク業界の汎用マウント径で、世の中のスマホホルダー・USB電源・GoPro用マウント・ナビホルダーなどはほぼ全部このサイズに合わせて作られてる。カエディアでもデイトナでもRAM MOUNTでも、好きなブランドのマウントを自由に組み合わせて装着できる。
ハンドル側がスッキリしたまま装備できる
このメリットがめちゃくちゃ大きい。スクリーン側にマウントバーがあるおかげで、ハンドル本体にはマウントを付けなくていい。ハンドル周りはノーマルのままで、スクリーン側に全部寄せられる。
ハンドルにスマホホルダー直付けすると、どうしてもグリップ近くがゴチャゴチャするし、ハンドル切る角度によってスマホ位置が動くから視線がブレる。スクリーン側マウントだと視界の正面に固定できて、ハンドル切ってもスマホは動かない。これは長距離ツーリングで効く。

大型アドベンチャーツアラーの設計思想を小型バイクへ
普通のバイク用スクリーンって「風防」が単一の役割なんだけど、ZETAのこのシリーズは「風防+拡張プラットフォーム」っていう設計思想で作られてる。これは別にZETAが発明した思想じゃなくて、大型アドベンチャーツアラー系のバイクでは純正装備として一般化してる作り。スクリーン裏側にマルチバーがあって、そこにナビ・スマホ・USB電源・GoProなんかをぶら下げる構成は、長距離走るアドベンチャー系では定番。
ZETAのF6159/F6170はその思想をクロスカブみたいな小型車に持ち込めるのがミソ。元々ハンドル周りがコンパクトでマウント追加場所が乏しい車種にこそ向いてる。アドベンチャー系の大型バイクと同じ視線運用ができるっていう、見た目以上に実用性高いカスタム。
カエディア スマホホルダー KDR-M33C(Air Mount)
マウントバーの中央にぶら下げてるのが、カエディアのKDR-M33C(Air Mount)。Φ22.2mmマウント+1インチボールジョイント仕様で、ZETAのマウントバーと組み合わせる前提でほぼベスト構成。

スペック・特徴
- 正式商品名:Kaedear バイク スマホホルダー Air Mount KDR-M33C(1インチボール/振動吸収)
- 素材:ファイバー強化樹脂&アルミ
- 対応スマホ厚:14mmまで(ケース込み)
- カメラ突き出し対応
- ロック機構付き
- メタルアーム/アルミ防犯中間マウント
- サイドボタン干渉調整機構
- 全方向振動吸収AIR構造
- クイックアジャスター
- 価格:¥4,092(Amazon)
Pixel 10 Pro XL 載せても問題なし
使ってるスマホはGoogleのPixel 10 Pro XL。最近のフラッグシップ機の中でもデカい方で、ケース込みだと重量もそこそこあるんだけど、振動でズレたり外れたりは一切ない。「振動吸収AIR」っていう構造が効いてるのか、長距離走ってもスマホがガタガタ揺れて画面がブレるとかもない。
ロック機構もしっかりしてて、走行中に勝手に外れる気配がないのも安心ポイント。ロックかかった状態でスマホを取り出すときは最初のうちは片手だとちょっとキツいけど、慣れたら片手でも普通に外せるようになる。最初の数回だけ「あれ、外し方どうすんねん」となるくらいで、運用上の支障は出てこない。「絶対に落とさない」を優先するなら正解。

最初は「うわ片手じゃ取れんやんw」って思ったけど、結局1〜2週間で慣れて気にならんなる。レビュー欄で「ロック硬すぎ」って書いてある人は最初の段階で判断してると思うw
マウントバー中央配置+スクリーン風影が最強
スマホホルダーはマウントバーの真ん中に取り付けてる。理由はシンプルで、スクリーンの風の影に入る位置だから。

これがめちゃくちゃ快適で、雨でも前方から直接スマホに雨が当たらない。スクリーンが傘代わりになる。完全防水ではないPixel 10 Pro XLみたいなスマホでも、軽い雨ならスクリーン影で防げる。
あと、視線移動が極小になるのもデカい。スクリーン真ん中にスマホがある=目線の先にナビが常にある状態。メーター→スマホ→前方、の視線移動距離が短くて、ハンドル直付けの時とは運転のラクさが全然違う。
カエディア USB電源 KDR-M3AC(2ポート左右セット)
マウントバーの左右に1個ずつ装着してるのが、カエディアのKDR-M3AC。「タイプAC」っていうのはUSB Type-A + Type-C の組み合わせって意味で、左右2個セットで1製品扱い。

スペック・特徴
- 正式商品名:Kaedear バイク USB電源 防水 KDR-M3AC(タイプAC)
- USB本体サイズ:52×28×22mm(×2個)
- 配線:USB本体↔分岐ハーネス間20cm、バッテリー側150cm
- 接続:SAEコネクター・変換ハーネス付属
- 出力:超急速充電 5V/9V/12V対応
- 防水キャップ(特許構造)
- 蓋連動イルミネーションスイッチ(夜間視認性UP)
- ヒューズ・電源スイッチ付き
- 価格:¥2,998(Amazon)
2ポートの使い分け:基本はType-Cで急速、Type-Aは予備
左右2ポート構成にしてあるけど、普段の運用は Type-C 側を急速充電のメインとして使ってる。Pixel 10 Pro XL はType-C対応だから、ナビ使いながらでもバッテリー減らずに走れる。
じゃあType-A側はいらんかというと、そんなことなくて「予備」っていう枠が地味に便利。たとえば:
- モバイルバッテリーをType-Aで充電しておく
- 同乗者のスマホ充電に貸す
- Type-Cが故障した時の予備
- 古いガジェット(インカム充電・GoProなど)用
「片方は急速、片方は予備」って構成にしておくと、何かと使える場面が出てくる。2ポート構成は満足度高い。
アクセサリー電源はデイトナ D-UNIT 経由で取り出し
電源取り出しはバッテリー直結ではなく、デイトナのD-UNIT経由でアクセサリー電源として取ってる。D-UNITについてはクロスカブ110 フォグライト カスタム記録【JA45 オーナー光量不足解消レビュー】で別途書いてるので、配線まわりはそっち見てもらえれば。
キーONで通電、キーOFFで切れる、っていう普通のアクセサリー電源化ができてるので、バッテリー上がりリスクを気にしなくていい。SAEハーネス150cmは長すぎず短すぎず、JA45のバッテリー位置からハンドル周りまで余裕で届く長さ。

地味に便利:通電時に青く光る=故障判定が秒で分かる
KDR-M3ACは通電状態だと本体のLEDが青く光る仕様(夜間視認性向上が建前のイルミネーション機能)。これが地味に便利で、「光ってない=電源系のどこかで不具合」が一目で判断できる。
前任のデイトナ93039には通電インジケータがなかったので、充電できないときに「ヒューズ切れ?/配線断線?/本体故障?/単にケーブル不良?」の切り分けがいちいち面倒やった。KDR-M3ACならキーON→LED光らない→電源系の不具合確定って即判定できる。LED光ってるのに充電できない→ケーブルかスマホ側の問題、と切り分けも早い。
配線が弱めっていう次の話とも繋がるんやけど、「壊れやすい部品ほど壊れた時の判定がしやすい」のは実用上ありがたい。トラブルシューティングの第一歩がLED目視だけで済む。
⚠️ 注意:装着半年で接触不良が出た(配線の弱さ)
これは正直に書いておく必要がある。装着して半年経ったあたりで接触不良が出て、配線をやり直した。USB本体側のコネクタ部分のところで内部断線か接触不良が起きてたっぽい。
自分だけの個体不良かと思って周囲のカエディアユーザーに聞いてみたら、「配線が弱い」っていう話は知人の間でも結構出てくる。ハンドルの可動部周辺で配線が屈曲を繰り返す位置にあるから、構造的に負担がかかりやすい場所なんだと思う。
対策としては:
- 配線をある程度ゆとり持って取り回す(ハンドル切り全域で突っ張らない長さ確保)
- 結束バンドで固定するときに配線根元には張力かけない
- 定期的に配線を外観チェック
あたりが効くと思う。「壊れる部品」じゃないけど「メンテナンスフリーではない部品」って認識でおくのが正しい。
前任のデイトナ1ポート(93039)は1年で死んだ
ちなみにJA45購入時点では、デイトナの「バイク専用電源 2.1A(型番93039)」っていう1ポート Type-A 充電器を使ってた。価格は¥2,860くらいの定番品。
これが約1年で死亡した。シガーソケットキャップ式で防水自体は悪くなかったんだけど、内部の電源回路がある日突然反応しなくなった。
そこから乗り換えたのが今のKDR-M3AC。1ポートType-A → 2ポートType-A+C+イルミネーション付き+超急速対応っていう、価格はほぼ同じで完全上位互換になった。
「USB電源って消耗品で1〜2年で交換するもの」って前提で考えると、同じ価格帯ならKDR-M3ACの方が機能で得。配線の弱さはあるけど、これは前任機も同じだったから「カエディアだから弱い」じゃなくて「バイク用USB電源全般の宿命」って捉え方が正しい気がする。
スタンダードF6159 vs ラージF6170:累計2年以上両方使った話
ここから本題。スタンダードF6159を使ってて、それを割ってラージF6170に買い替えた経緯と、両方合わせて2年以上使ってきた比較を書く。
最初はスタンダードF6159を使ってた
JA45買って割と早い時期に、まずスタンダードのF6159を装着してた。スタンダードのスペックは、高さ334mm × 幅295mm × 厚3mmで、ラージより69mm低くて62mm狭い。価格は定価¥16,500(実売¥13,916前後)でラージより¥1,000〜¥2,000程度安い(定価差は¥1,100、購入時期や店舗で実勢価格は変動)。
スタンダードでも基本的な防風効果はちゃんとあって、街乗りや高速使わない一般道ツーリング程度なら全然不満なかった。取付がさらに簡単で、純正ミラーホール直結&マウントバー全長209mmのシンプル構造。これをJA45納車から1年以上使ってた。価格差は定価ベースで¥1,100、購入時期や店舗によっては実勢で¥2,000程度ラージより安く買える。
骨折ったときに一緒に割った
で、ある日膝の骨を折る転倒事故をやらかして、そのときバイク倒してスクリーンも割れた。膝はそれなりにダメージあったし、スクリーンも交換コース。
修理して復帰するタイミングで「せっかく交換するならラージ試してみるか」と思って、F6159からF6170に乗り換えた。これがラージF6170との出会い。
補修パーツの実態:スクリーン単体はあるけどステー単体はない
このとき割ったついでに気づいたことが1個ある。スタンダードスクリーンを割ったとき、ステー(マウントシステム一式)も派手に曲がって再利用不可になった。買い直しのタイミングでパーツ単体で売ってるかどうかを販売店に確認したところ、次のことが分かった:
- スクリーン単体のリプレースメントパーツは販売されてる(Webikeの商品ページにも「補修用:リプレースメントスクリーン」の項目あり)
- ステー単体の販売はなくて、ステーまで壊したら一式で買い直しになる
これは自分が実際に販売店経由で問い合わせて確認した一次情報。次に割ったらスクリーン単体補修で済むか、一式買い直しになるかは「ステーが無事かどうか」で決まる。立ちゴケでスクリーンの一部だけ割れたケースならスクリーン単体補修OK。バイクごと派手に転倒してステーまで曲がったら一式買い直しコース。
この補修パーツの構造を踏まえて、自分の場合は「ステー一式買い直しになるなら、せっかくだからラージグレードにアップしてみよう」って判断でF6170に乗り換えた、という流れ。

「ステーだけ売ってくれや…」って正直思ったw でも逆に「どうせ一式買うなら上位グレード試したろ」っていう実験動機にもつながったから、結果的にラージとスタンダード両方触れた今の知見になってる。アホはアホなりに学ぶwww
ラージにして変わったこと:若干デカくなった、けど…
ラージに変えてみての体感は「若干大きくなった感はある」。スタンダードよりは胸〜肩のあたりへの風当たりが減った。サイズ的にもパッと見の存在感が増して、「アドベンチャー要素を盛った」見た目になる。

ただ、世の中のもっとガチなツーリングスクリーン(ハンターカブ用のロング版とか、リッターアドベンチャー車両の純正品とか)と比べると、F6170でもまだ全然小さい部類。クロスカブ110はそもそも車格がコンパクトだから、スクリーンも車格に合わせた控えめサイズに留まる。
「ガッツリ風よけしたい」って人にはラージでも物足りないし、「アドベンチャー風の見た目さえあればOK」って人にはスタンダードでも十分。クロスカブにとってのスクリーンって、防風効果より見た目要素のほうが比重大きいのかもしれん。
⚠️ ラージの罠:目線の高さに風が巻き込んで涙出まくる
そしてこれがラージF6170の最大の落とし穴。スクリーン高さがちょうどライダーの目線あたりに来るサイズなので、スクリーン上端を超えた風が目線に直接巻き込んでくる。
具体的な症状としては、走行中に涙が出まくる。視界がぼやけて運転に集中できないレベル。50km/h以上で走るときに顕著に出る。スクリーンが「胸まで防いで頭は素通し」じゃなくて、「胸〜口元まで防ぐけど目線にちょうど乱気流が当たる」位置になる感じ。
対策としては、ヘルメットを必ずシールドダウンで使う。ジェットヘルでサングラスだと普通に涙出る。フルフェイス&シールド下ろせばOK。

これマジで盲点やった。スタンダードの時は普通に防風してくれてたのに、ラージにしたら逆に目線に風が回り込む構造になっててな…ジェットヘル&夏のサングラス運用がメインの人は要注意やと思うw
結論:ラージ買った俺だけど、次割ったらスタンダードに戻す
1年使った率直な結論を書く。「次にラージを割ったら、買い替えはスタンダードF6159にする」。理由は3点:
- 目線に風が巻き込んで涙出る問題(最大の不満)
- スタンダードでも防風効果は実用的に十分(差は誤差レベル)
- 価格差¥1,000〜¥2,000の価値が見出せない(むしろラージのほうがマイナス要素がある)
1回ラージを試してみたい気持ちはわかる(自分もそうだった)。けど、「スタンダードで物足りないからラージにしたい」っていう動機でラージ買うのは、自分の経験上は誤判断。スタンダードで物足りないなら、もっと大きい社外スクリーン(武川とかデイトナのロングスクリーン)を検討したほうが満足度高い。
正直レビュー:イマイチな点まとめ
3点装備全体を通して、買う前に知っといたほうがいい「イマイチな点」をまとめておく。
ZETA F6170 ラージスクリーン
- 目線高さに風が巻き込んで涙出る(最大の不満点)
- 反転取付け不可(スタンダードと違って高さ微調整不可)
- 収れん現象のリスク(公式注意事項・駐車時は向きに気をつかう)
- ポリカーボネートは鳥糞・虫痕の放置で表面劣化する(自分のやらかし経験談・部品の欠点というより管理問題)
- スタンダードとの価格差¥1,000の価値が薄い
Kaedear KDR-M33C スマホホルダー
- ロック解除は最初は片手だとちょっと難しい(ただし慣れたら片手で普通にできるようになる)
- 振動吸収・ホールド力・スマホサイズ対応はほぼ満点なので、上記1点以外の不満は特に出てない
Kaedear KDR-M3AC USB電源
- 配線が弱め(半年で接触不良→配線やり直し)
- 周囲のカエディアユーザーでも「配線弱い」声は出てる(個体差じゃなさそう)
- 本体機能(防水・イルミ・急速・2ポート)は完成度高いので、配線さえ気をつければ満足度高い
どっち選ぶべきか:用途別おすすめ
スタンダード(F6159)が向いてる人
- 街乗り中心、たまに一般道ツーリング
- スクリーンに「ガッツリ防風」を求めてない
- アドベンチャー風の見た目があればOK
- 初めてスクリーン付ける人(無難な選択)
ラージ(F6170)が向いてる人
- 長距離高速移動の頻度が高い
- シールド付きフルフェイス前提で運用
- 「せっかくだから上位グレード試したい」っていう実験心がある人
どっちも向かない人
ZETAのF6159/F6170はあくまで「軽量・コンパクトなアドベンチャー風スクリーン」。本格的な高速巡航や、頭まで含めた完全防風を求めるなら、もっと大きい社外スクリーン(旭風防ロング、デイトナの大型スクリーン、武川など)を検討すべき。クロスカブの車格にどこまで違和感あるか、見た目の好み次第。
まとめ:JA45アドベンチャー化の入口装備として優秀
ZETA F6170+Kaedear KDR-M33C+KDR-M3ACの3点セットは、JA45を「ちょい長距離も走るアドベンチャー仕様」に振るための入口装備として優秀。マウントバー一体スクリーンっていう設計が効いてて、ハンドル周りをスッキリ保ちながらスマホ・USBを一気にぶら下げられる。
ただし、繰り返しになるけどラージスクリーンは「目線涙問題」があるから万人向けじゃない。スクリーン選びはスタンダードF6159から入って、不満が出たらラージや他社製にステップアップしていくのが堅実なルート。
一般的にはスタンダードF6159で十分だと思うから、それで不満が出たタイミングでラージ用スクリーン本体だけを単体パーツで買い足してスタンダードのステーに付け替えるのがお財布的にも合理的。スクリーン単体は補修パーツとして販売されてるので、ステー一式を新規購入し直す必要はない(※スタンダードのステーとラージスクリーンの互換性は、念のため販売店で事前確認しといたほうが安心)。
USB電源はカエディアKDR-M3AC一択でいいレベル。配線の弱さだけ把握しといて、半年〜1年でメンテ入る前提で使えば、機能・価格・操作性のバランスが現状ベスト。
スマホホルダーはKDR-M33Cで満点。Pixel 10 Pro XL レベルの大型スマホでも問題なく運用できてて、振動吸収もホールド力もケチのつけようがない。
3点合計2万2千円ちょいでクロスカブの実用性が一段上がるカスタムとしては、コスパは悪くないと思う。少なくともラージスクリーン以外は「次に壊れてもまた同じものを買う」と言える満足度。
関連記事:クロスカブ110 JA45 オーナーレビューシリーズ
クロスカブ110(JA45)に各種パーツを取り付けた実体験レビューシリーズ。スクリーンと合わせて検討してる人はぜひ。













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