以前から気になっていたシートバッグ。
それはジャペックス取扱メーカーである、エンデュリスタンの防水バッグシリーズ。
その中でもXSベースパックが気になっていました。

6.5ℓと12ℓと容量の違う2サイズがラインナップされており、どちらにしようかな〜?
と悩んでいるうちに日にちが経ち、買おうと思ったら在庫切れだったり・・・。
なんだかんだで一年以上悩み抜いた末にXSベースパックの6.5ℓモデルを購入しました。
6.5ℓと12ℓで悩んでいたポイントは
「何を入れるん?」
というシンプルな部分。
普段はバックパックを背負っていることが多いので、バックパックで普段携行しているレインウェアなどをXSベースパックに入れた上でプラスアルファの積載が出来れば十分かな・・・?
という結論に至り、小さい方を購入したわけです。
6.5ℓのXSベースパックを購入して、実際にレインウェアなどを入れてみたところ、
プラスアルファの余裕としては500mlのペットボトルが押し込むことなく入りそうな感じ。
結果論ですが、自分の用途としては6.5ℓを選んで正解だったようです。
このXSベースパックなら、レインウェアを携行していたシートバッグが濡れてレインウェアが着る前からベタベタに濡れてしまっているという最悪の展開を完全に防いでくれますね。
追加でトルネード2のSサイズを購入してみました。(XSベースパックとの接続も試してます。)
エンデュリスタン XSベースパック 6.5l 12l
自分が購入したサイズは6.5ℓのモデルです。
大は小を兼ねますが、コンパクトさは兼ねません。
小さすぎない小さな防水シートバッグを求めていたのでドンピシャでした。
公式サイトの紹介文としては、
- 縫い目のない溶着構造により完全防水防塵を実現
- 汎用性に富みトルネード2ドラムバッグに装着可能。
- バッグ上部にはメッシュポケットと小物をはさめるバンジーコード付き
- コンプレッションベルト(圧縮ベルト)を2個装備
- 摩擦と引き裂きに強い3層構造の生地を使用
- 内側は荷物を探しやすいレッドカラーコーティング
- 開閉方法:ロールトップ(開口部を3回折り返してバックルで留める方式)

開封した瞬間はシートバッグの中に何も入っていない状態で押しつぶされていたので、
「思っていたより大きい?」
という印象を受けましたが、キチンと開封していくとやはり6.5ℓという大きさですね。
とにかくカッコいい。

寸法的には、
- 寸法:6.5L: 32×17×12 cm / 12L: 34×22×16 cm
付属品は、
- 取り付けベルト 2本 / ステンレスボルト 4本 / ステンレスワッシャー 8枚 / ステンレスロックナット 4個 (ベルトをリアフェンダーにボルト留めするときに使用)
という感じで、リアフェンダーにボルト固定もできるし、ベルトで固定することもできるようになっています。
自分はフェンダーに穴開けして固定することはせず、

このために装着してあった、H2Cのミニマムなリアキャリアにベルトを通して固定する予定です。
固定部品を別途購入する必要がないところは親切なパッケージングだと思います。
XSベースパックの固定方法は?
付属しているベルト、固定ボルト類です。

フェンダーに穴開け加工をせずにベルトで固定する予定のため、ベルトの長さ、XSベースパック本体とベルトの固定方法を確認しておきます。

XSベースパック本体に2箇所ついているバックルを使ってベルトと固定していく方式みたいです。
バックルなので当然、オスメスがあり、ベルトを使っていない時にはバックル同士で固定させておくわけですね。

この上部2箇所のバックルを外して、

このそれぞれにベルト側のバックルを接続していく。

このような感じでベルトを付けるだけでXSベースパックに固定ベルトを装着することができます。
やっぱりシートバッグ系は簡単に脱着できないと面倒なのでこれだけ簡単な装着はありがたいです。
ベルト2本を装着してみると・・・

ベルトの通り方、ベルトの余りはこんな感じになってきます。
キャリアなどにベルト固定するのであれば、それほどベルトの余りの処理を気にする必要はなさそう。

ちなみに、固定ボルトなどを使う際に便利なように付属の固定ベルトには穴開け加工がされていました。
キャリアを併用するのであれば、固定ボルトを使わなくても細いインシュロックなどでベルトが動くことを抑えることが出来るかもしれません。
キャリアにXSベースパックを載せても、フェンダーに直載せしてもXSベースパックの素材が滑りにくい素材になっているのでそれほど滑って動く心配も無いかと思いますが・・・
それでは、
自分の入れたい荷物をきちんと収納できるのか?
試していきます。
XSベースパック6.5ℓの収納力は?
自分が入れたい荷物は、
- レインウェア一式
- パンク修理剤(ホルツ)
基本的には上記2点。
あとはたまにGoproの予備部品などを入れたり、林道に入ったりする際に空気入れなどを入れてしまえる余裕は欲しい。
そんなところです。
XSベースパックの内側はこんな感じでオレンジ色になっており、どうしても狭くなりがちなロールトップ式の防水バッグの弱点である内部の視認性の悪さをカバーしようとする意図が見えます。

確かに黒い生地よりも中の荷物の判別は容易。
XSベースパックの形状としては丸いドラム型ではなく四角く縫製されているため収納はしやすそうに感じます。
さらに、

XSベースパック外側には、マジックテープでしっかりと収納できるスペース(非防水)とバンジーコードがあるのでちょっとしたモノなら固定しておけます。
このマジックテープ部分は思った以上にしっかりしており、メッシュポケットの中に入っているものが簡単に落ちることは無いでしょう。

500mlのペットボトルをバンジーコードにひっかけてみました。
ちょうどこのくらいのサイズ感です。ガソリンの携行缶(1ℓ)程度であれば留めておけそうです。
それでは実際にレインウェアなどを入れてみます。

モンベルのレインウェア、ストームバイカーとラブアンドロードのエマージェンシーシューズカバー。
あとホルツの非常用のパンク修理剤。
常時バックパックの中に入れてあるアイテムです。

ロールトップ式の防水バッグは荷物の出し入れに少し難がありますが、四角い形状のおかげでそれほど出し入れがしにくい印象はありません。
レインウェアとレインブーツカバー、パンク修理剤を入れてもまだペットボトル1本分(500ml)程度は入れられそうな余裕があります。

これだけ余裕があれば期待通りの積載ができそうです。
ロールトップの固定方法は、
3回巻いてバックルで固定ということで、規定通りに巻いてバックルを固定してみたところ、

パンパンというわけでもなくなんの問題もなく収納してしまうことができました。
これだけ余裕があれば、林道装備なども一緒に入れてしまうことができそうです。
空気入れ、エマージェンシーサイドスタンド、エアゲージ、工具。ホルツのパンク修理材と入れ替える形でパンク修理道具一式。
これくらいなら追加で大丈夫でしょう。
エンデュリスタンは
ENDURISTANはモーターサイクルラゲッジ専門メーカーです。製品の最大の特徴は独自開発した超ハイテク3層生地とその溶着構造にあります。この特殊な生地を用いることによりENDURISTAN製品は摩擦と引き裂きに非常に強く、そして溶着構造により完全防水防砂防塵防泥防雪を実現しています。ENDURISTANチームにとってはアドベンチャーはライフスタイルの一部。彼らの生み出す製品は、全て彼らのニーズ、そして経験に基づいて作られています。結果、製品の機能性が非常に高く、細部にまでこだわり、最高のクオリティのものに出来上がっています。
ENDURISTAN
と記載されているとおり、摩擦、引き裂きの耐性があり完全防水防塵のクオリティ。
耐久性もある程度期待できる部分です。
レインウェアとパンク修理剤はいつも背負っていて重さを感じていたアイテム達なので、これらを背負う必要がなくなってくれるのであれば、かなり運転も楽になりそうです。
エンデュリスタン沼にハマってしまいそうな予感があります。
本当はミニフィールドシートバッグよりも少し大きいサイズでロングツーリングなどでも使えそうな完全防水仕様のトルネード2ドラムバッグLサイズも前から欲しかったりするわけです。。。
CRF250L(MD44)のリアキャリア[H2C]にXSベースパック6.5ℓを載せてみた
後日、
実際にCRF250L(MD44)に取り付けてあるH2CのリアキャリアにXSベースパック6.5ℓを載せてみました。
長さ的にも丁度いい感じ。

付属のベルトをリアキャリアの下側に通しただけですが、しっかり固定できています。

ちょうどXSベースパックの前側がシートの後端にかからない程度できっちり収まっています。
素材が滑りにくいため、バタつく気配もありません。
前後幅は問題なし。

左右の幅に関してもコンパクトなH2Cのリアキャリアに綺麗に収まっています。
こうやってみると大きく見えるんだけど実際にはそれほど収納できず、レインウェア、レインブーツカバー、パンク修理剤と隙間少々と言ったところです。
固定の際ですが、

マフラー側のベルトでは引っ張らずに、反対側でのみ引っ張って締め付けてあげると、マフラー側のベルトの余りが無くなるため、マフラーと接触してベルトが溶けるリスクは避けられます。

XSベースパックの6.5ℓを取り付けた全体像がこんな感じ。
それほど積載できるわけでも無いけど、小さすぎるほどでもない。ちょっとした荷物を背負わずに積んで置けるのはやはり楽です。
実際に、バックパックの中に入れていたレインウェア一式とパンク修理剤をXSベースパックに移した直後から背負っているバックパックの軽さを感じます。
もう少し荷物を入れたい方は12ℓのXSベースパックを検討する方がいいかも。
自分の場合は、雨用品とツールボックス的な使い方をする予定なのでこのサイズで十分でした。
まとめ
ついに買ってしまいました。
一年以上6.5ℓにするか?12ℓにするか?悩みに悩んだエンデュリスタンのXSベースパックですが、結果的に自分としては6.5ℓで正解でした。
レインウェアやちょっとした荷物のために背負っていたバックパックが不要になるわけで、身軽に移動できる。
防水仕様というのがポイント。
そして、
今後、
エンデュリスタンのトルネード2を購入したとしても合体して一緒に携行することができるという点も考えて6.5ℓという選択。
色々ありますが、
結局のところエンデュリスタンのシートバッグがカッコ良かったから買ったわけです。
はい。
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