知人のエストレヤを預かって半年。 軽く5年以上駐輪場に放置され、始動不能に陥っていた車両です。タンク洗浄、キャブ清掃に始まりいたるところをできるだけお金をかけずに復活させていたわけですが、
「始動不良」 がこのエストレヤの特徴でした。調べてみるとどうやら多数のエストレヤの症状のようでした・・・ 現状はどノーマルなエストレヤですが、
- パイロットジェットを35からひとつ上げる
- タペットクリアランスを上限に
という感じで始動性をごまかしています。
パイロットジェットを標準の#35から一つ上げたのは効果大でした。 吸排気系はいたってノーマルなんですが、これにより始動性は向上したのと、信号待ちなどでのエンジン停止がほぼなくなりました。 プラグの焼けも確認済ですが、大丈夫な範囲内です。 タペットクリアランスを広げるというのは、「エストレヤ」、「始動不良」、「エンジン停止」などで検索してみると効果があったようなデータが結構あったもので・・・雰囲気につられてやってみました。 現在3月ですが、始動性は特に問題なくエンジンも回ってくれています。 で、春になり暖かくなるこのタイミングでタペットクリアランスを下限ギリギリで調整してみることにしました。 朝から乗っていない。少し時間がある。絶好のタペット調整のタイミングでした。 唯一タンクが満タンということを除いて・・・・
エストレヤのタンクを下さずにタペット調整してみた
思いつきで作業を始めたわけですが、
「燃料タンクが満タンです!!」 前日に給油したばかりでした・・・ ということで、 タンクを下さずに若干無理やりタペット調整をすることにしました。

エストレヤのサービスデータを
カワサキモータース サービスデータから引っ張ってきました。
エストレヤカスタム(2000年モデル)のバルブクリアランス
排気側 EX 吸気側 IN となっています。 前回排気側は確か、0.20~0.25の間で調整しましたが、今回は0.17~0.20の間で調整。吸気側は前回は0.15~で調整しましたが、今回は0.10~辺りで調整をし直しました。

曲がり有りのメガネレンチ8mmと10mmと素手で、なんとタンクを下さずに吸排気側のカバーは外すことができました。

ここを開けて14mmのソケットで圧縮上死点を出します。 Tマークと切り欠きを合わせる。自分はあえてプラグを外さず圧縮の具合を手で感じながら圧縮上死点を探します。(2周に1回圧縮上視点が回ってきます。排気上死点で調整するとエライことになっちゃいますので。)

スペースがあまりなかったのでゲージをバラバラにして使いました・・・(タンクを下せばこんな無駄な苦労はしなくていいんですが)

排気側はシクネスゲージも入れやすいですが、タペットのカバーの写真で見る奥側のボルトが外し難いです。ストレートのメガネだとうまく回せません。

吸気側は写真奥側のボルトが外しにくく、シクネスゲージも入れにくい。タンクを下ろした方がよっぽど作業性はいいです笑
調整後
とりあえず、作業性はよくありませんがタンクを下さなくてもエストレヤのバルブクリアランス調整ができる。ということはわかりました笑 シクネスゲージ、曲がり有りのメガネレンチ8mmと10mm、14mmのソケット。これだけあればやろうと思えば出来ます。作業性はまた別の話ですが。。。
排気側0.17、吸気側0.10に調整をやり直してエンジンを始動してみたところ、始動性も特に問題ありません。暖気後、アイドリング〜低速で確認をしてみましたが大丈夫そうです。 それよりも、タペットクリアランスを広げていたせいでガチャガチャやかましかったエンジンが静かになったのがはっきりわかります。 これで冷え込んだ時と信号待ちなどのタイミングでエンジンさえ止まらなければ問題なしです。
(3/6追記 翌日、冷間時始動の際に確認したところ明らかに始動性は落ちていましたので、この車両にはバルブクリアランスを広げてあげる方が始動性が良くなるようです。キュルキュル→ブルルンだったものが、キュルキュルキュルキュル→ブルルンな感じです。) あとは気温が上がってきた時にパイロットジェットを一番上げている影響がでなければこのまま通年このセッティングで行けるんですが・・・
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