クロスカブ110 JA45 のスプロケット交換とチェーンケース軽量化、結論から先に書いとく。3年かけて純正14-37 → 15-37 → 15-35 → 15-37と試行錯誤した末に、15-37+Mr Quick社外チェーンケースに落ち着いた。社外チェーンケース付けたら銀ピカ純正リアスプロケが目立つようになって、結果的に黒い社外スプロケに変える羽目になった「連鎖カスタム」の記録。
※本文の車重・チェーン純正コマ数はメーカー公称値・カタログ表記に基づく。実車個体差は走行スタイル・装備重量で異なる。

- 結論|最終形は 15T-37T + Mr Quick チェーンケース
- JA45純正スプロケ構成のスペック
- 純正14-37 の正直な体感|街乗りOK・60km巡航で唸る
- 段階②: 15-37 (フロントだけ社外15T)|幹線道路60km巡航への余裕作り
- 段階③: 3点同時施工|社外チェーンケース+リア丁数35T化+リア黒社外化
- KITACO 15T ドライブスプロケット K-102 製品詳細
- 段階④で買い直した KITACO 37T リアスプロケット 製品詳細
- 段階③の結果: 15-35構成は挫折|JA44純正と同じセッティングはクロスカブには重すぎた
- 段階④: 15-37 (両方社外37T) に戻して現在のスイートスポット
- デメリット正直版|開放型カバーのチェーン汚れ問題
- まとめ|こんな人におすすめ・こんな人は純正のままで OK
結論|最終形は 15T-37T + Mr Quick チェーンケース
先に最終形と判断の理由を書いとく。
- スプロケ構成: フロント KITACO 15T (K-102 / 530-1444015) / リア KITACO 37T (535-1444037)
- チェーンケース: Mr Quick 製 社外品 (上側カバーのみ・スチール黒塗装)
- 純正比のファイナル変化: 純正14-37 (2.643) → 15-37 (2.467) = 約6.7% ロング化
- 用途: 街乗り+幹線道路60km〜70km巡航のロングギア化重視
4段階試した結論として、「クロスカブの車体哲学に沿ったロングギア化はフロント+1丁が上限」。リアまでいじると車体特性 (車重・タイヤパターン・空気抵抗) とのミスマッチで全域パワー不足が出る。後述する 15-35 はJA44スーパーカブ110の純正と同じサイズで、車体特性が異なるクロスカブには重すぎた。
実際の変遷を時系列で並べるとこう:
| 段階 | 構成 | フロント | リア | チェーンケース |
|---|---|---|---|---|
| ① | 14-37 (純正) | 純正14T 銀 | 純正37T 銀 | 純正フルカバー |
| ② | 15-37 (フロントだけ社外) | KITACO 15T 黒 | 純正37T 銀 | 純正フルカバー |
| ③ | 15-35 (3点同時施工) | KITACO 15T 黒 | KITACO 35T 黒 | Mr Quick 社外 |
| ④現在 | 15-37 (両方社外) | KITACO 15T 黒 | KITACO 37T 黒 | Mr Quick 社外 |
段階③は「社外チェーンケース化+リア丁数変更+リア黒社外化」の3点を同時施工。理由は後の章で書くけど、ざっくり「リアスプロケ交換と社外チェーンケース装着はチェーン外す作業が被るので一気にやった」+「銀ピカ純正リアが社外カバーで丸見えになるなら最初から黒社外にしておく方が無駄がない」っていう連鎖判断。
そしてこのカスタムは「スプロケットだけ変えた」って話じゃなくて、チェーンケース軽量化 → 純正スプロケ露出 → 社外スプロケ化っていう連鎖で進んだのが本記事のポイント。1個変えると次の不満が出てくる、典型的なカスタムの連鎖反応の記録として読んでもらえると嬉しい。
JA45純正スプロケ構成のスペック
まず純正の数字を整理しとく。比較対象としてスーパーカブ110 (JA44) も並べる。
| 項目 | クロスカブ110 (JA45) | スーパーカブ110 (JA44) |
|---|---|---|
| フロントスプロケ | 14T | 14T |
| リアスプロケ | 37T | 35T |
| チェーンサイズ | 428 | 428 |
| チェーンコマ数 | 102L | 100L |
| ファイナルレシオ | 2.643 | 2.500 |
同じカブ110シリーズでも、クロスカブの方がリア37Tで2丁多い=よりショート寄り (加速・登坂重視)のセッティングになってる。これはクロスカブの方が車重重い (105kg vs 99kg) + オフ志向のタイヤパターンっていう車体特性に合わせた純正設定。
逆に言うとスーパーカブの15-35セッティングをそのままクロスカブに持ち込むと「軽い車体向けの巡航重視」が「重い車体」に乗ってる状態になって、上が回らなくなる。これは後の章で実体験として書く。
純正14-37 の正直な体感|街乗りOK・60km巡航で唸る
JA45 を買ってしばらく純正のままで乗ってた頃の体感を、できるだけ正直に書く。
- 市街地30〜50km: 全く問題なし。むしろ気持ち良い加速
- 50km巡航: エンジン回転も穏やかで全然OK
- 60km巡航: エンジンが明らかに唸り始める。回転数が高め
- 幹線道路 (2車線・流れ60〜70km): ついていくのにエンジンに余裕がない
- 登坂: 4速ベースで普通に登れる
クロスカブの設計思想って「ちょい不整地+街乗り」なので、純正セッティングは市街地を快適に走るための最適解なんやと思う。実際片側1車線の道路までなら、純正のままでもそこまで困らないはず。ただ自分の通勤路が片側2車線の道路を使うパターンで、流れに乗って60km巡航する場面が多くなる。その唸り感がだんだんストレスになってきた。
もう一個ストレスだったのが純正のチェーンケース (フルカバータイプ) のメンテの手間。チェーンが伸びてくると、たるんだチェーンがカバーに当たって走行中にカチャカチャ音が鳴り始める。そうなったら、カバーの上下パーツを一旦外してからチェーンの張り調整 → 元通りに戻して組み直しっていう作業が発生する。チェーン張り調整っていう本来サクッと終わるはずのメンテが、毎回カバー脱着の手間付きになってしまう。それが地味にストレスやった。
見た目も黒い大きな樹脂カバーが視覚的に重いし、洗車のとき内部にどうやって水が回ってるのかも不安要素ではあった。けど一番のメンテ性ストレスは「張り調整のたびにカバーを開ける必要がある」っていう構造的な部分やった。
この「巡航ストレス」+「見た目+メンテ性ストレス」の2本立てが、後の連鎖カスタムの発火点になった。
段階②: 15-37 (フロントだけ社外15T)|幹線道路60km巡航への余裕作り
最初の手はフロントスプロケットだけ社外15T に変更。KITACO の K-102 (品番 530-1444015) を購入。

14T → 15T で+1丁のロング化。これでファイナルレシオが純正2.643 → 2.467 になって、約6.7%ロングになる計算。
体感は明確に変わった。
- 60km巡航: 純正の唸り感が大きく軽減。エンジンが落ち着いて回ってる感じ
- 70km巡航: 平地なら普通に出せるレベルに改善 (純正だと結構頑張る域)
- 市街地30〜50km: 加速がほんの少し鈍くなったけど許容範囲
- 登坂: 急な坂でちょっとパワー足りなさを感じる場面が増えた
+1丁ロング化で「巡航余裕」と「加速・登坂ロス」のバランスがちょうど良いっていうのが段階②の結論。多くの人にとってここでも十分満足できる構成だと思う。
余談: 「フロント1丁=リア3丁分」の経験則
バイクのスプロケ交換では昔から「フロント1丁の変更はリア約3丁分の影響に相当する」って経験則がある。数値で検算してもこの近似は概ね正しい。
| 構成 | ファイナルレシオ | 純正比 |
|---|---|---|
| 純正 14-37 | 2.643 | 基準 |
| 15-37 (フロント+1丁) | 2.467 | -6.67% |
| 14-34 (リア-3丁の場合) | 2.429 | -8.11% |
厳密に言うと「フロント+1丁 ≒ リア-2.5丁分」あたりの近似だけど、ざっくり「フロント1丁 ≒ リア3丁」として覚えとけば大体合う。だから「フロントだけ+1丁」でもかなり体感の変化が大きいのがミソ。
これを知っていると、後述の段階③で「フロント+1丁の上にさらにリア-2丁を重ねた」15-35構成がいかに累計の変化幅 (ファイナル2.333 = 純正比-11.7%) を大きくしてしまうかも理解しやすい。「フロント1丁の影響=リア3丁分」を踏まえると、15-35は実質的に純正からリアを4〜5丁減らした感覚に近い。これがクロスカブの車体特性に合わなかった理由のひとつ。
段階③: 3点同時施工|社外チェーンケース+リア丁数35T化+リア黒社外化
段階②の15-37 (フロントだけ社外) でしばらく走ってたんやけど、「もう一段ロング化したい欲」と「純正フルチェーンケースのメンテ手間ストレス (前章のカバー外し作業)」が同時にやってきた。そこで一気に以下3点を 同時施工 することに決めた。
- ① 純正フルチェーンケース → Mr Quick 社外チェーンケース (上側のみ・スチール黒塗装)
- ② リアスプロケット 純正37T → 35T (-2丁でさらにロング化)
- ③ リアスプロケット 純正銀色 → KITACO 黒肉抜きデザイン (品番 535-1444035)
なぜ3点同時施工なのか
これは「カスタムの連鎖判断」の典型例。3点をバラバラに施工するより、まとめてやる方がコスト効率も良いし、見た目変更も一気に完成する。
- 作業の重複回避: リアスプロケ交換にはチェーン外しが必須。社外チェーンケース装着も同じ部位の作業。チェーン外す回数を1回に集約できる
- 視覚要素の連鎖予測: 純正リア (銀色のっぺり) のまま社外チェーンケース化すると、横から丸見えになる銀ピカ純正スプロケが視覚的にうるさくなるのは予測できた。「軽量カバー化」の見た目効果が銀ピカリアで台無しになるのを避けるため、同時に黒社外化
- ロング化の欲: せっかく社外スプロケ化するなら丁数も変更したい → 35T (-2丁) を選択

Mr Quick チェーンケース 製品スペック
- 正式名称: Mr Quick製 HONDA ホンダ CC110 クロスカブ用チェーンケース ブラック
- カラー: ブラック (スチール黒塗装)
- 形状: 上側のみカバーするスリムタイプ
- 適合: CC110 / クロスカブ JA45/JA60/JA10/JA07 / スーパーカブ AA04/AA07/AA09
ちょい余談: これ「ハンターカブ風」カスタムでもある
ここちょっと豆知識的なポイント。クロスカブの純正チェーンカバーは、スーパーカブと同じ「上下で完全にチェーン覆うフルカバー」タイプ。一方でCT125ハンターカブの純正チェーンカバーは上側のみカバーのスリム形状で、下からチェーンが見える開放型になってる。
つまり Mr Quick の上側カバータイプを装着すると、クロスカブのチェーン周りが「ハンターカブの純正仕様」とほぼ同じ形状になる。スーパーカブ系の実用フルカバーから、冒険系・林道系の見た目に振れるカスタムっていう側面もある。
クロスカブ自体がもともと「ちょい不整地+街乗り」のオフ寄りスタイリングなので、純正のスーパーカブ系フルカバーよりは、ハンターカブ寄りの開放型カバーの方が車体哲学にハマるっていう見方もできる。「軽量化+メンテ性UP+ハンターカブ風ルックス」の3つ取りカスタムって考えるとさらにお得感ある。

社外チェーンケースのメリット
- メンテ手間からの解放: 前章の「チェーン伸び→カバー当たり音→上下パーツ外して張り調整→カバー戻し」ループから卒業。これが一番デカい
- 見た目の軽量化: 純正フルカバーは黒い大きな樹脂で重め → スイングアーム周りスッキリ
- ハンターカブ風ルックス: CT125ハンターカブ純正は上側のみカバーの開放型 → Mr Quick装着でクロスカブが「ハンターカブ寄り」の冒険系デザインに寄せられる
- 目視点検・注油もラク: チェーン全体が常時見える状態なので、伸びの兆候・潤滑切れも早期発見
- 洗車ラク: チェーン周りに水が回って汚れも落としやすい
取付の所感
取付自体は純正カバー外して入れ替えるだけ。難しいところはほぼない。純正のチェーンスライダーは外さずにそのまま使えるので、構造変更も最小限。
見た目の変化は大きい。スイングアーム周りが一気にスッキリして、クロスカブの軽量感が引き立つ感じになる。リアスプロケも黒肉抜きの社外品にしたから、視覚要素として浮き上がりすぎず、全体として一貫した「軽量カスタム」のルックスが完成した。
KITACO 35T リアスプロケット 製品スペック
- 品番: 535-1444035
- 仕様: リア/35丁/428サイズ/黒アルマイト+肉抜きデザイン
- 適合: CT125ハンターカブ (JA55/JA65) / クロスカブ110 (JA45/JA60) / スーパーカブ110 (JA44/JA59) / モンキー125 / ダックス125 / グロム 等
- 純正からの変化: 37T → 35T (-2丁・約11.7%ロング化)

※写真は後で買い直した 37T (535-1444037) のパッケージ。35T版 (535-1444035) とデザイン・素材は全く同じで丁数違いだけのシリーズ品なので、外観イメージとしては実質同じ。
KITACO 15T ドライブスプロケット K-102 製品詳細
- 品番: 530-1444015 (K-102)
- 仕様: フロント/15丁/428サイズ/スチール
- 適合: CT125ハンターカブ / モンキー125 / ダックス125 / グロム / クロスカブ110/ライト / スーパーカブ110/ライト 等
- 純正からの変化: 14T → 15T (+1丁・約6.7%ロング化)

パッケージ表記からわかるけど、これは適合車種が非常に広い汎用品番 (カブ系・モンキー125・ダックス125・グロムなど125cc以下の複数モデルで共有)。同じスプロケットが車種を超えて使い回されているおかげで、モディファイのノウハウが車種横断で蓄積されているのは安心感がある。
装着後のKITACO 15T (一定距離走行後の状態)

これは既に装着済みの KITACO 15T (K-102) を一定距離走り回ったあとの状態。砂塵・路面汚れがしっかり乗ってて見た目はサビっぽいけど、サビではなく走行使用の汚れ。純正14丁の銀無垢デザインと比べると、KITACO 15Tは黒い肉抜きデザインで質感が全く違うのがわかると思う。装着直後はもっとはっきり黒くシュッとしてる。
※純正14丁の Before 写真は撮影しそびれてしまった。記憶ベースだと銀色無垢で肉抜きなしの質実剛健な見た目で、社外スプロケに変えたあとの「軽量感ある外観」とは別物。気になる人は他のクロスカブ純正画像を検索してもらえば、純正14丁の見た目は確認できると思う。
段階④で買い直した KITACO 37T リアスプロケット 製品詳細
- 品番: 535-1444037
- 仕様: リア/37丁/428サイズ/スチール黒アルマイト・肉抜きデザイン
- 適合: CT125ハンターカブ(JA55/JA65) / クロスカブ110/ライト(JA45/JA60/JA79) / モンキー125(JB02) / ダックス125(JB04/JB06) / グロム(JC61/JC75) 等
- 純正からの違い: 丁数は純正同等37T / カラー・デザインのみ変更 (純正=銀のっぺり / 社外=黒肉抜き)
注目してほしいのが「丁数は純正と同じ37丁」な点。これは後述する段階③の15-35試行のあとに「やっぱり37丁が正解だった」と戻ってきたから。段階③のKITACO黒35T (535-1444035) を経て、最終的に同シリーズの37T (535-1444037) を買い足し直した、っていう流れ。
段階③の結果: 15-35構成は挫折|JA44純正と同じセッティングはクロスカブには重すぎた
ここが記事の一番の山場。15-37 でかなり満足してたんやけど、「さらに上に余裕持たせたい」っていう欲が出てきて、リアスプロケを37丁 → 35丁に変えてみた。
15-35のファイナルレシオは2.333。純正14-37 (2.643) からは約11.7%ロング。
そしてこれ、JA44スーパーカブ110の純正と全く同じスプロケ構成。狙いは「スーパーカブと同等の巡航重視セッティングをクロスカブで再現」。理論上は70〜80km巡航がもっと余裕になるはずやった。
結果: 上が回らない・登坂死亡
実走したら明確に違和感が出た。
- かなり引っ張り気味に回さないと上のギアが入らない
- ギア上げてもエンジンに力が無くて、回転が上がりきらない
- 坂道で1速まで落とす必要がある急坂が出てくる
- 巡航は確かに余裕あるけど、加速とのギャップが大きすぎてストレス
原因は車体特性差にある。JA44 スーパーカブ110のメーカー公称車重99kg、JA45 クロスカブ110は105kg (どちらもカタログ値)。数値上はたった6kgの差に見えるけど、横向きの空気抵抗 (オフ寄りスタイリング・ブロックパターンタイヤ・大型キャリア)もクロスカブの方が多い。実走時のエンジン負荷は単純な車重差以上に違う。
つまりJA44のセッティングをそのままJA45に持ち込むと、「巡航余裕」が「全域パワー不足」に変質する。これは机上のファイナルレシオ計算だけ見てても気付けない、実走しないとわからない領域。
15-35から15-37に戻した決断
15-35 で1〜2ヶ月走り回って判断した。「これは違う」って。リアスプロケをもう一度37丁に戻すことに決めた。
同じ KITACO シリーズで37丁 (535-1444037) を購入し直し。35丁は1〜2ヶ月程度の使用感だったから状態も悪くないし、いつか別の使い方 (例: 高速走行頻度が増えたら) で復活させる前提でストック保管している。
段階④: 15-37 (両方社外37T) に戻して現在のスイートスポット

15-37 に戻した瞬間に「あ、これだわ」って体感的にわかった。
- 市街地30〜50km: 加速がしっかり戻ってきて、純正よりほんの少しロング寄り (許容内)
- 60〜70km巡航: エンジンが落ち着いて回る・幹線道路でストレスなし
- 登坂: 純正に近い感覚で4速ベース・きつい坂でも3速まで落とせばOK
- 急な坂で1速まで落とす必要は消えた
結局のところJA45 (クロスカブ110) のスイートスポットは「フロントだけ+1丁」。リアは純正と同じ37丁のまま、フロント15Tで約6.7%ロング化するのが車体特性に対して最もバランス取れる構成だった。
車体に貼ってあるホンダ純正の注意ステッカーにも記載があるけど、ドライブチェーンのたるみは最大40mmが目安。スプロケ交換するとチェーン長さの調整が必要になるので、たるみは毎回必ず実測して整備しよう。
デメリット正直版|開放型カバーのチェーン汚れ問題
カスタムの良い面ばっかり書いても嘘になるので、正直なデメリットも書く。
チェーン汚れが純正フルカバー時代より明確に増えた
これは開放型チェーンケースの宿命。Mr Quick のチェーンケースは上側だけカバーするスリムタイプなので、下側・横からの泥や砂・雨水の侵入は防げない。結果として:
- 純正時代: 半年に1回 軽くチェーン清掃で済んでた
- 社外カバー後: 月1以上のペースでチェーン清掃が必要。雨天走行や長距離走った後はもっと頻繁
- 雨天走行後: チェーン全体に泥がしっかり付着するので、その都度軽く拭く必要
これは軽量化・メンテ性UPと完全にトレードオフ。頻度自体は明確に増えてる。ただカバーが開放型でチェーンに常時アクセスできるので、1回あたりの清掃時間は短いし、ついで作業として軽く拭くだけで済むことが多い。「メンテのハードルが下がった分、こまめにやれる」っていうのが3年使った率直な印象。サボらずやる人向きのカスタムなのは間違いない。
チェーン寿命は気持ち短くなった気がする
純正フルカバー時代と比べると、チェーン伸び (たるみ調整の頻度) がやや早いかも。ただこれは「丁数変更したから」「走行距離増えたから」「メンテ頻度高めてるから」の影響もあるので、社外カバーだけのせいとは断言できない。あくまで体感ベース。
純正の安心感は失う
当然やけど、純正のフルカバー (見た目重い代わりに完全保護) のメリットは失う。「メンテはあんまりしたくない・カスタムも興味ない」ってタイプの人は、無理して社外品にする必要はない。
まとめ|こんな人におすすめ・こんな人は純正のままで OK
15-37 + 社外チェーンケースをおすすめする人
- 幹線道路60〜70km巡航をストレスなく走りたいクロスカブオーナー
- 純正フルカバーの見た目を軽量化したいカスタム志向の人
- チェーン清掃・たるみ調整を自分でやるメンテ志向の人
- 純正スプロケットの摩耗が進んできて消耗品交換ついでにカスタムしたい人
- 少しずつ仕様変更して自分のクロスカブを育てたい人
15-35 を試したい人への注意
JA45でJA44純正と同じ15-35構成は「車体特性に合わない」と感じる可能性が高い。試すなら「戻せる前提」で37丁も用意しておく方が安全。あるいは最初から「高速メインで車重も軽い使い方」の人だけ15-35を試す価値あり。
純正のままで OK な人
- 市街地30〜50km中心で幹線道路をほぼ走らないクロスカブオーナー
- カスタムに興味ない・メンテはバイク屋任せ派
- 純正の「完全保護されたチェーンケース」の見た目とお手入れシンプルさを維持したい人
- 服や荷物の巻き込み対策を最大化したい人 (純正フルカバーの方が物理的に隔離されている)
クロスカブシリーズの他カスタムも見たい人へ
このスプロケ+チェーンケース以外にも、JA45 オーナー目線のカスタム記録をシリーズで書いてる。あわせてどうぞ。
3年走って一周まわって辿り着いた答えが「フロントだけ+1丁・リアは純正のまま・チェーンケースだけ社外」。クロスカブの車体特性をいじりすぎず、車体哲学に沿ったままでロングギア化と見た目軽量化を両立する、っていう絶妙なバランスがココにあった。同じこと悩んでる人の参考になれば嬉しい。




コメント