今まではそれなりに大きい一眼レフとビデオカメラを併用していました。
バイクツーリングなどで綺麗な画像を収めたい場合には一眼レフを持っていくこともあり、それなりに荷物が嵩張るわけでミニフィールドシートバッグやバックパックの中はカメラ道具でいっぱいなんてことも。
その荷物の多さを解消するべく、
一眼レフ+ビデオカメラの用途をSonyのVlogカメラであるZV-E10一つにまとめることにしました。
買ったものは、
ZV-E10本体、レンズSELP1650、ULANZI WL-3ワイドコンバージョンレンズ、ジンバル
の4点。
バイクツーリングの荷物とカメラの荷物
普段持ち運ぶカメラはもちろんGoproです。
顎マウントして運転中などにも映像として残していくように使っています。
でも、
Goproだとツーリングシーンなどを収めることはできても、一眼レフなど特有の
「ボケ感」
を出すことはできません。
だからGopro以外にも一眼レフを持っていくこともあったわけ。
でもとにかく重い。
ただでさえ荷物はコンパクトにまとめたいのにどうしても重量がかなり増える。
ずっとそれが悩みでした。
コンパクトで軽くて4K動画さえも撮れてしまうSonyのZV-E10最強説
そんなわけで買ってみたのがこちら。

Sonyの大人気カメラ。
ZV-E10です。Vlogカメラとして売りに出していることからもわかるように、動画撮影にも強く、もちろんレンズを交換して写真を撮ることも可能です。
特徴は、とにかくコンパクトで軽いこと。
重さでいくと、ZV-E10本体とメモリーカード、バッテリーを含めて約343 g。そしてズームレンズが116g。合わせても459gしかありません。
自分の場合には、さらにUlanziのワイドコンバージョンレンズ「WL-3」とアルカスイス規格のベースプレートを装着していますが、それでも重量は595g。

唯一の問題は、現在ソニーが受注停止していること。
レンズが交換できない前のモデルであれば在庫等あるようです。
レンズ交換せずに済むメリットもありますし、その辺りは財布と相談かなと思います。
ZV-E10のシューティンググリップキットは買わなかった理由とは?
電気屋さんでも見かけるZV-E10の姿は、
「シューティンググリップ」が付属しているシューティンググリップキットです。
しかし、私はこのシューティンググリップは購入しませんでした。
何故か?
バイクなどで持ち運び、動画撮影なども兼ねるためにブレを防ぐためにジンバルを買ったからです。
シューティンググリップには手ぶれを機械的に防ぐ機能はついていません。
しかし、

購入したジンバルであれば、出先で動画撮影をする際でも問題なく手ブレを防いでくれるわけ。
Amazonの評価などでも書かれていますが、
ZV-E10本体には機械的な手振れ補正機能が付いていません。

付いているのは、レンズでの手振れ補正かソフトウェア上の手ぶれ補正機能。
つまり、
購入ミラーレスやビデオカメラと比べるとブレやすい。
そんな理由からジンバルを購入したわけです。
おすすめは、
重量的に余裕がある代わりに、少し重さと大きさが出てしまうMOZAのMINI-Pというジンバル。
もしくは、
自分のようにワイドコンバージョンレンズを装着したりすると重量的にはギリギリになってしまいますが、MOZAのMINI-Pよりも重量が軽くコンパクトなZHIYUNのCrane M2。
重量もギリギリで値段もこっちの方が高いんだけどCrane M2を買いました。
やっぱりコンパクトなものがよかったんで。
でも、
スペース的に余裕があればMOZA MINI-Pの方が持ちやすそうだし良い気がする。
ULANZIのWL-3ワイドコンバージョンレンズでさらに弱点を補強
ZV-E10の手ぶれを防ぐためにジンバルを購入しました。
ジンバルの手ぶれ機能プラスカメラ本体のアクティブ手ぶれ補正を使えばかなり手ぶれを抑えることができるのですが、
アクティブ手振れ補正を使うと、

1.44倍クロップされる。つまり画角が狭くなるのでどうにかしたい!
画角が狭くなった分を補うためにコスパ重視で購入したものが
パワーズームレンズのSELP1650にねじ込み式で装着することができて、画角を0.75倍にしてくれるワイドコンバージョンレンズです。
18mm相当の画角になり、かつF値が暗くなることがない。
まぁ、安く買えてとりあえず画角がちょっと広くなるからこれで我慢できるでしょ。
っていう浅はかな考えです。
そして、
仮にアクティブ手ぶれ補正で1.44倍クロップされたとしても、1.44×0.75=1.08となるわけでほぼ相殺できる。
余裕があれば10mm-18mmレンズを買う方が絶対に良いわけですけども。
予算的な理由から今回は妥協です。
でも、思ったより使えるレンズだと思います。
割とアリかなと・・・。
だって安いもん。
ZV-E10にUlanziのWL-3をつけた画角がこんな感じ
UlanziのWL-3はワイドコンバージョンレンズだけでなく、マクロレンズも付属しています。

右側のマクロレンズがSELP1650の径である40.5mmになっており、単体だともちろんマクロレンズ。
さらに左側にあるワイドコンバージョンレンズをつけるとSELP1650が18mm相当のワイドレンズに早変わりするわけです。

SELP1650にWL-3を装着したところがこんな感じ。
ちょっと先端側が重くなるのでバランスは悪くなりますが、比較していきます。
SELP1650単体で撮影すると、

ほぼ最短まで寄った状態でこんな感じになります。
距離的には、

大体これくらい。
そしてSELP1650にWL-3を装着して0.75倍、およそ18mm相当で撮影してみると、

確実に画角が広くなっていることが確認できます。
これだけ画角が広くなってくれれば、

Goproほどではないけど、バイク全体、バイク数台を撮影する時とかとても便利になる!
マスツーなどで数台まとめて撮影したい場合などには大活躍しそうなレンズです。
ワイドコンバージョンレンズとして買ったわけだから、使う機会はほぼないだろうけどマクロレンズとしても使えます。


先端の重いレンズを外せばマクロレンズ(接写)になるよ!
特徴としては、ワイドコンバージョンレンズなのでF値は変わらない。つまり暗くならないことが良いところかな・・・。
ただし、被写界深度がとにかく浅くなる。
ZV-E10はビューファインダーが無いのでピントがあってるのかあってないのか?がとにかくはっきりしない!
SELP1650(16mm)+WL-3(マクロ)

SELP1650(50mm)+WL-3(マクロ)

マクロ的にも使おうと思えば使えるという程度の期待値がちょうどいい具合です。

バイクのエンブレムとか、メーターとか?ちっこいモノを撮る時には使えるかも。
でも、被写界深度はとにかく浅いから明るい日中以外は使いにくそうな印象。
軽く撮り比べてみましたが、
周辺が〜とか解像感が〜とかそういったことを言うべきレンズではありません。
とにかく安いし、簡単に装着して少し広い景色が撮れるよ!
的な使い方をするのであれば役に立ちます。
写真においては、ワイド、マクロと幅が広がる。
動画撮影においては、アクティブ手ぶれ補正でクロップされてしまい狭くなる画角を補うことができる。
ZV-E10は、フルサイズなどのハイスペック機では無いわけで、標準レンズであるSELP1650と合わせるなら最適なオプションレンズの一つと言っていいかと思います。
ちょっと、重量感が出てしまうのが惜しいところ。
ミラーレスをVlog用途も兼用で悩んでいる人に一番言いたいこと!
自分もそうでした。
SonyのZV-E10にするか?
panasonicのDC-G100にするか?
値段的にというか、在庫薄なZV-E10に比べると入手しやすそうなんだよなー。
G100でいいか!
とまで思っていました。
でも思いとどまってください!

G100は動画撮影時間に制限があるから!
パナソニックの公式サイトを引用してみると、
最長収録時間は4K撮影では最大で10分、フルHD 60pでは20分、フルHD30pなら29分59秒となっている。
panasonic
カメラとして悩むなら他のカメラも選択肢に入るんです。
でも、
Vlog(動画撮影用)用途で考えた場合に、パッと頭に浮かんでくる2機種なんですが、そのうちのG100は撮影時間に制限があり、4Kだと10分、FHDで20分・・・。
フルHDで20分しか撮影できないのはデメリットでしかない。
欧州の関税対策ということですが、動画撮影用カメラとしても考えているなら絶対にG100は避けるべき。
売ってなくてもZV-E10を待ちましょう。
制限時間を解除する裏技もあるっぽいですけど。OSのバージョン次第では使えなかったりもするみたいだから確実とも言えないし。
まとめ
ZV-E10は思ったよりコンパクトで軽かった。
シンプルな操作性のため、妥協点もいっぱいあるけどそれ以上にメリットも大きい。
ZV-E10+ジンバル+WL-3ワイドコンバージョンレンズを組み合わせればGopro的な使い方もできてしまう。
ツーリングバッグの中にでっかいカメラとGoproを入れておくくらいならZV-E10を一つポイっと入れておけば十分なんじゃないかと思うわけで。
でも、もう一度言います。
Vlog用途でも使うのに、妥協してパナソニックのG100を買うことだけはやめておきましょう。
絶対絶対後悔します。







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