実際にバイカーズで雨の中を走ってみた
待ちに待った?
強めの雨の日が訪れました。普通なら嫌気がさすほどの大雨。
正確には、警報が発令されているレベルのコンディションです。

アドレスv125での片道20分ほどの通勤にバイカーズを使ってみました。

やはり着た瞬間から軽さを感じます。
雨には間違いなく強くなっているようです。
が、
3レイヤーとなって裏メッシュがなくなったことで、若干防寒の意味では落ちていますので、中に着るものの構成は考え直す必要はありそうでした。
20〜30分、距離にして10キロ程度の通勤到着後のバイカーズの様子がこちらです。

もちろん首回り、フロントファスナー周辺からの浸水は皆無。

一番雨が強く当たる胸部も問題なく雨を弾いてくれています。
しっかり雨を弾いてくれているので素材がベタベタにはならず、さっと払えば水滴となって飛んで行ってくれます。

肩〜二の腕にかけてもこの水玉状態でまったく問題無し。

パンツももちろん完璧です。
さあ!
この完璧な状態がいつまで続くんでしょうか?
3レイヤーでコンパクトになったバイカーズ(BR002)の収納は?
前モデルのBR001のバイカーズは、
「嵩張りました」
おかげで通勤で使い倒したり過酷に使っても生地が痛んで浸水することなく過ごせたのかもしれませんが、それでもやはり嵩張っている感はすごかった。
今回BR002のバイカーズは3レイヤー化したこともあり、持った瞬間にコンパクトさ、軽さを感じることができます。
前モデルの嵩張るという意見が多かったことは想定できますが、今回の新しいBR002のバイカーズはどの程度の収納サイズになるんでしょうか?
付属の収納袋にBR002バイカーズを収納してみる

BR002のバイカーズに付属していた収納袋です。
えと、
この収納袋は弱そうですぐに破れてしまう気がします。高得点が続いたBR002のバイカーズですが・・・惜しい。

割と雑に丸め込んでも付属の収納袋には収められます。
しかし、収納袋の入口あたりがあまり強くなさそうなので強引に入れてしまうと多分破れます。
収納袋は何度か巻き込んでバックルで止めるタイプ。防水バッグなどに良くあるアレです。

付属の収納袋にそのまま入れているだけですが、全長でいうと30cm弱程度に収まります。

横幅の一番広くなってしまっている部分あたりでも20cm未満といったところです。
底を測ってみると、

ざっくりいうと15cm程度の部分が多い。
およそ、
30cm×15cmの大きさにすんなり収まる感じということです。何かでもっと締め込んであげればもう少し小さくまとめておくことも可能になると思います。
旧モデルになってしまったBR001のバイカーズではこの袋に入れることができませんでしたので、コンパクトにモデルチェンジしたということは間違いないです。
前モデルBR001バイカーズと比較してモデルチェンジしたBR002バイカーズの評価は?
モデルチェンジしてスペックが悪化するものなどもありますが、
今回のワークマンの新型のバイク用レインウェア。
バイカーズBR002は、
- 耐水圧アップ15000mm → 20000mm
- 3レイヤーで裏メッシュが無くなりコンパクト化
という点でレインウェアの基本性能、携帯性が間違いなく向上しています。

細かい部分で良くなったなと思える部分は、
- フロントの全面マジックテープ下のボタン追加で走行中にマジックテープが勝手に外れないようになった!
- 3レイヤー化によるパンツの履きやすさ向上
逆に惜しいな。と思う部分は、
- 収納袋の素材が弱そう。多分すぐ破れる。
- 襟が高くなったから?なのかレインネックガードは付属されなくなった。
- 敢えて欲を出して言うのなら濡れる構造でもいいからキーを入れられる程度のポケットがあれば!
こんなところです。
袋は違うものを用意すればいいだけだし、レインネックガードは必要であればBR001の前モデルの物を使えばいいだけなので、個人的に気になる部分はかなり少ないです。
濡れる可能性を1つでも減らすためのポケット無しの概念は理解できますが、敢えて欲を出してみると中は濡れてもいいからバイクのキーなどを入れられるポケットがあればさらに万人ウケするかなー…
実は膝パッドと膝パッドの収納も無くなっていますが、レインウェアバイカーズのパンツ付属のパッドを使っている人なんて聞いたことがないんで影響は全くないことと思います。
実際に使い込んでみてどのように評価が変わるのか?
耐久性はどうなのか?
気になるところです。
バイカーズを一年間使い倒してみた
-2020年7月追記-
ワークマンのバイカーズの2世代目、「BR002」を使い始めて一年が経過しました。
少し寒い時期には防寒着として、もちろん雨の日にはレインウェアとして使い倒してみました。
感想は、
「雨が中にしみ込んでくることはないという安心感」
前モデルと同様に外からの雨に対しては滅法強い。
裏メッシュが付いていない3レイヤーのレインウェアであるバイカーズは、コンパクトに収納できるペラペラで薄手のレインウェアではなくしっかりとした生地のため、強めの雨のコンディションでも問題なく使用できます。

表面生地の撥水能力は防水加工などを施しても新品当時の水弾きをキープできているということはさすがにありません。
しかし、
表面にまとわりついた雨の水気が生地を貫通してくることはいまだに無し。
豪雨の中で走行した際に前タテのマジックテープの部分から少し浸水したのが一度だけ。
雨を防ぐレインウェアという意味合いでは特に何の問題もありませんし、コスパを考えるとベストな選択肢の一つだと思います。
逆にデメリットを考えてみると・・・
流石に通勤していると、周りでもバイカーズを着用している人が確実に増えました。
コレ。
やたらとバイカーズを着用している人が増えたのでカブる。
あとは、
通勤などの短時間の着用であれば問題ありませんが、一日中レインウェアを着用して走り続けるような状況の場合に透湿性能が2,000g/m2/24hと少し弱いのが原因で、少なからず蒸れを感じる場合があります。特にパンツ。
雨が染み込んだのかなー?と思って脱いでみても染み込んでいるわけではなくただ蒸れているだけ。
丸一日雨の中を走行するような場合には、休憩の際などレインウェアを脱いで衣類の蒸れを解消してあげる必要があります。
でも濡れているわけではないので。
あとは…
弱さを感じていた収納袋の縫製部分はやはり破れ始めました。
まとめ
気になっていた新しいバイカーズBR002のニューモデルを手に取ってみましたが、
かなり良さげ。
3レイヤー生地を使い、裏メッシュがなくなったおかげでかなりコンパクトになりました。表生地はペラペラではないので、大々的にコンパクトさを謳っているレインウェアには劣りますが、実用レベルのコンパクトさです。
旧モデルのバイカーズBR001は嵩張りすぎるし重たかった。バイク通勤用のカバンに忍ばせておくという用途では使いにくく、別のものを忍ばせていましたが、今回のバイカーズBR002であれば忍ばせておいても大丈夫。
通勤通学などでガツガツ使い倒す。
という用途でも前モデル同様問題なし。
サイズ感は前モデルのバイカーズと同等という感じでしたので、前モデルで着込んだ際の窮屈さを感じていたということもあり、冬前に3Lか5Lあたりの大きめサイズを追加で購入してもいいかなと思える程、第一印象は良い感じ。
確実にニューモデルのバイカーズBR002を購入するためにはオンラインでの購入がオススメです。現状は旧モデルのバイカーズBR001の在庫を置いてある店舗もありますし、パッケージも似たような形状をしていますので、間違えて旧モデルを買ってしまうかもしれません。
旧モデルのバイカーズBR001でも浸水することなく何年も過ごせましたので、今回の新しいバイカーズBR002にも何年か頑張ってもらいたい。


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