自分でタイヤ交換する。
これが安く原付のタイヤ交換を済ませる方法です。
でも、それよりも重要なのはどんな価格帯のタイヤを買うか?
というのがもっと費用に関わってきます。

でも出所のわからない安すぎるタイヤは危険なので、その辺りは要注意!
今回、ベンリィ110のタイヤ交換で準備したタイヤは、
フロントタイヤのサイズは90/90-12。
リアのサイズは110/80-10
今回は安くてそこそこ信頼できるDUROを前後ともに選びました。
今回の購入費用は前後合わせて6000円。
あとは、ホイールを外す工具、タイヤレバーなどタイヤ交換に必要な道具さえあればそれ以上の出費はありません。
ガソリン価格の高騰とともにこの記事を書いているタイミングよりも値段はしばらく上昇傾向にあると思うので、タイヤを粘って使うよりは早めに交換しておいた方がタイヤ本体の価格が安いうちに手に入るかもしれないので早めの交換をお勧めします。
ベンリィ110のタイヤ交換作業は簡単な部類
流石にビジネスバイクだけあって、タイヤ交換はかなり簡単に行える構造になっています。
フロント、リア共にドラムブレーキのケーブル類はノータッチでOK
でも、
せっかくタイヤを外すのでドラムブレーキ内の清掃はしておいた方が良いかと。

手順的には、
フロントはウマをかけてタイヤを外せるようにしておくだけ。
リアはセンタースタンドを掛けてマフラーを外す。
こんなところ。
ベンリィ110のタイヤ交換
今回はフロントから交換していきます。
ちょうどいいサイズの木材があったのでウマ代わりに。

フロントタイヤを浮かせたらタイヤを外す。
あとはタイヤ交換していくだけです。

ビードが落ちにくい場合にはシリコンスプレーなどを使うと落ちやすくなります。CRC556も潤滑剤として家庭に一本あるかもしれませんが、CRCはゴムを痛めるので使わないように。
なければ中性洗剤とかを代用。

フロント同一サイズのDURO 90/90-12 DM1092Fです。
タイヤをはめる際には、

ホイールのバルブとタイヤの黄色いマークが打たれている場所、タイヤの軽点を合わせるようにしておきます。
黄色いマーク、タイヤの軽点とは、ざっくり言えばタイヤの軽いところ。
タイヤの軽いところとホイールの重い部分、つまりバルブ部分を合わせることでバランスの狂いを最小に。って感じ。

新しいタイヤをはめていく際には、タイヤレバーも重要ですが、人間の体重でタイヤの手前側をしっかりとホイール中央に落とし込んでおくことが大事。
意識をしっかり手前側を落とすこと5割、タイヤレバー5割くらいの比率で作業を進めればすんなり交換は終わります。終わるはずです・・・。
新しいタイヤをしっかりとホイールに嵌め込むことができたら、
次は、「ビード上げ」
です。
タイヤを地面に叩きつければビードが上がる
絶対にあげられるというわけでも無いですが、結構ビードが上がります。
バルブのムシは外さない。
つけた状態で、タイヤを地面に叩きつけていきます。
あまり色々考えずに適当にボコンボコンと地面に回しながら叩きつけていくと、運よくビードが上がります。

ビードが上がりかけの状態にさえなってくれれば、あとは家にある空気入れでも十分あげることができます。
バコン、バコンと2回音が鳴ればOK。一応目視も。
ベンリィ110のリアホイールを外すには・・・?
フロントは直接ホイールを脱着できますが、リアホイールの脱着には

マフラー外しまーす
マフラーを固定している箇所はこんなところ、

下から覗けば見えますが、ナットを外すためにはエクステンションなどが必要。
先にここを外してもマフラーは落ちてこないので、

気になるなら外しておいてもOK。
あとは、

オイルレベルゲージの上側

オイルレベルゲージの下側にも。
あとはフェンダーと固定されている箇所が2ヶ所。

ここまで外すとマフラーが外せる状態になります。
マフラーを外せたら、

リアのホイールが外せるようになるので、ホイールを外したらドラムブレーキの内側のブレーキダストw掃除しておくと尚よし。

リアのブレーキシューの残量はこのタイミングで確認しておくとバッチリですね。
あとは通常通りのタイヤ交換と変わりません。

タイヤが新品になればやっぱり気分が良いもの。
あとは新品のタイヤは滑りやすいのでしばらく一皮むけるまではそーっと慣らす。
まとめ
思ったよりも工賃が掛かってしまうのがスクーターをはじめとするバイクのタイヤ交換です。
それもスクーターって足代わりに使ってることが多く、雑に使われることもあって、スクーターのタイヤ交換にこんなお金掛かるの?
って感じてしまう人がいることも事実。

少し前と比べてもタイヤの値段が跳ね上がってるので高く感じる人もいると思う。
それなら一度自分でタイヤ交換を試してみて、
「できるやん!」
と思うのも一つの方法だし、
「想像してた以上に手間がかかる」
ということがわかって作業工賃に納得できるかもしれません。




コメント