今までタイヤを浮かせようとした時につかっていたのは、
つっかえ棒的なスタンドで、いわゆる緊急用みたいなやつ。
絶妙なバランスでつっかえると後輪でも前輪でもなんとか浮かせることができるんだけど、

安心感は全然ない笑
後輪はまだバランス良く保てるんだけど、前輪を浮かせる時には本当に絶妙すぎる位置で支えないとダメ。
エマージェンシーというネーミングからくる通り、緊急用としてはサイズといい用途といい完璧なんだけどもメンテナンス用としては安心感が少し足らない。
そんなわけで、CRF250L(MD44)の最低地上高255mmにすんなり入るリフトスタンドを探したところ。

案外すんなり入るスタンドないやん!
ということがわかり、探してみたところヒットしたのがUNIT A1354。
UNIT A1354 トレールリフトスタンド ワイド
何度も書いておきます。
CRF250L(MD44)の最低地上高は255mmです。
よく見かけるこんなリフトスタンド。
こちらも最低地上高250mm〜と記載されていますが、

CRFだと少し引っかかるらしくスタンド側に持ち上げたり一手間必要とのこと。
作業工程は一つでも減らしたいから、すんなり入るリフトスタンドを選ぶことにしたわけ。
さらに、
ウチのCRF250Lには厚めのスキッドプレートが付いてるから余計腹下に余裕がない。
この一手間が苦にならないのであれば上記リフトスタンドの方が安く手に入るかと思います。
手間は一つでも減らしたい!とか、MD38、MD44だけどLじゃなくMだ!
という場合には、
最低地上高210mm~のスタンドをどうぞ。
ダートフリークから出てるリフトスタンドで、特徴は
- 最低地上高が210mm〜330mm
- ダンパー付
- ナローとワイドがある
こんなところ。
最低地上高が210mm〜ということはCRF250L(MD44)だけではなくCRF250Mでも十分使える高さ。
CRF250Mの最低値上高が225mm(カタログ値)
ちなみに現行のCRF250L(MD47)だと、ノーマルは最低地上高が245mm、Sが285mm。
Sなら一般的なリフトスタンドが使えると思うけど、

MD47のノーマルだったらやっぱり一般的なリフトスタンドは厳しいっぽい
オフロード用リフトスタンドのローダウンジャッキ的存在
低めのリフトスタンドを探すとなるとなかなか面倒です。
CRF250Lはオフ車の中では重量級ということもあり、そこそこ信頼できそうなもの。ダンパー付き。
で探して購入したものがUNIT A1354でした。

最低地上高は210mm~対応
ということで、腹下に余裕のないCRF250L(MD44)でも問題なくスッと入るサイズ感。
そして、
150kgまで対応なのでCRF250Lの重量でも適応重量内です。
何も気にせずスッと腹下にリフトスタンドが入るってやっぱり楽で、サイドスタンド側に持ち上げて位置決めして載せて・・とかしなくてもすんなり上がります。
公式サイトにも記載がありますが、
ヴィンテージトレール車から現行トレール車に最適なオフロードバイクリフトスタンド。
最低地上高の低い車両に対応した専用設計。
リフトアップをし過ぎない事で、高い安定性を実現。
好みの高さに調節でき、初心者でも作業を容易に行うことが可能。
最低地上高が低いCRF250M、DトラッカーX、ローダウンカスタム車等にも設置しやすく、車体をしっかりと保持しながら安定したリフトアップが可能。
天板にはノンスリップラバーを採用し、車体をしっかり保持する事で、より安心、安全な作業環境を提供する。
最低地上高:210mm~330㎜まで対応
ダートフリーク
要するに、

オフ車、トレール車、ヴィンテージバイク用のローダウンジャッキ
というわけ。

商品展開は、
ナロー、ワイドモデルにそれぞれブラックとシルバーのラインナップがあるようで、

ブラックのワイドUN-A1354ワイドを買ったよ!
悩んで買ったけど、届いて開封してみたらコレにして良かった!
と思った。
ただし、到着したら一部組み立てをする必要がありました。

必要な工具は17mmのメガネなど。
取り付けは説明書なども付属していますが、困ることはないでしょう。
そして高さ調節の部分ですが、

回転させることで高さが変わります。
反時計回りで高さが上がり、時計回りで下がる。
実車の腹下で実際の作業環境(スキッドプレートをつけたままあげるのか外すのか?等)で微調整してすんなり入るしすんなり上がる位置にするのがベストですね。
ちなみに、

回転させて高さを調節するわけなんですが、
イモネジを締め込んでおくことで回転を止めることができるようになっていたので、不用意に車両が回転することはないかと思います。
CRF250Lの高さに調整
255mmと最低地上高の低いCRF250Lの腹下に合わせてリフトスタンドを回転させながら調整します。

およそ水平をキープさせながら腹下に潜り込ませたunitのリフトスタンドの高さを調整していって、腹下に押し込めるギリギリの高さにセット。

これで手間なくリフトスタンドをCRF250Lの腹下に収めることが出来ます。

水平を維持するだけでリフトスタンドを設置できました。
あとは上げるだけ。

サイドスタンド側に傾けたりとか、一手間かけることなくリフトスタンドが使えるようになりました。
実際に適当にセッティングした様子がコチラ

CRF250Lで試してみた
カタログ値の最低地上高は255mm。
スキッドプレートが付いているので数ミリは低くなっているかもしれませんが、実際にCRF250L(MD44)をリフトできるか?
試してみました。
UNIT A1354の初期設定は、サイドスタンドの状態のまま当たることなく腹下に潜らせることができる高さでセット。

まだ下げられる余裕はあるのでCRF250Mあたりでも大丈夫そう。
持ち上げたりすることなくそのままの状態ですっと下にいれて、

腹下にセット。
ここから上げるだけです。(あと1センチほど高くセットできる感じですが、ギリギリまで高くはしてません)
手前に持ち上げたり必要がないのでリフトスタンドの位置決めはとにかく楽

工具もそうだけど、やっぱり使いやすいほうが絶対いいよね!
この状態からリアだけ、フロントだけを浮かせることはもちろん可能でした。
さらに、
前後ともに上げようと試してみたところがこちら。

浮いているようには見えませんが、実際には5mmほどのクリアランスがあるのでタイヤを空転させることができます。
リフトスタンドをセットするための作業の手間がない分、思った位置にセットできるからとにかく楽だなという感想。
MD44はもちろんのことMD47のノーマルにもお勧めできます。
まとめ
CRF250Lの腹下に滑り込ませてリフトスタンドを使ってみましたが、
すんなり入る高さにセットしてCRF250L(MD44)を上げてみたところ、公式サイトにも書かれているように
“リフトアップをし過ぎない事で、高い安定性を実現。”
との言葉通り、ほんのちょっと浮く感じ。
チェーンメンテも問題ないし、タイヤ交換も前後ともに問題なし。
何の手間もなくすんなりCRFに使えるリフトスタンドってあんまりないから貴重ですね。




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