2019年に新車で購入したCRF250L。144kgという重量級の重さがデメリットとして有名です。
以前からリチウムイオンバッテリーに交換して軽量化したくて仕方なかったわけなんですが、購入後1年が経過したので思い立ってバッテリーを交換してみることにしました。
一般的に言われていることは、
ノーマルバッテリーは約2.5kgでリチウムイオンバッテリーは約500g。交換するだけで2kgの軽量化となる。
そんなわけで実際にリチウムイオンバッテリーに交換していくことにします。
DRCタフスター リチウムバッテリー102型
今回購入したバッテリーはDRCから販売されているタフスターリチウムバッテリー102型というモデル。
特徴は、
- タフスターは正極にLiFePO4を採用しているため可燃性ガスが生じず、LiPOバッテリーより高い安全性を有している。
- 防水仕様のため雨天時や高圧洗浄機使用時にも安心して使うことができる。(IPX5)
- 従来のリチウムイオンバッテリーよりも幅広い適合範囲を有する。
- 102型は24種類、103型は6種類の鉛バッテリーに置き換えることが可能。
こんなところでしょうか・・・?
102型と103型のラインナップしか無く、その2種類で大半のバッテリーと互換性を持たせているという感じです。
CRF250Lには102型が適合するとメーカーHPで確認をとってタフスターリチウムバッテリー102型を購入しました。
CRF250Lのバッテリー交換
CRF250Lのバッテリー交換は至ってシンプル。
シートを外す必要もなく、サイドカバーを外すだけでバッテリーにアクセスすることができるため、簡単にバッテリー交換を行うことができます。

サイドカバーを外してバッテリーを確認していくと、
「YTZ8V」
が搭載されていました。
今回は軽量化目的。
バッテリー性能という意味合いではまだまだ一年しか経過していないため何の問題もなく使えているバッテリーですが・・・
交換していきます。
外したバッテリーを今回購入したタフスターリチウムバッテリー102型と比較してみると、

全く大きさが違うことがわかります。
大きさが小さくなってしまうため、バッテリーボックス内での誤差を埋めるためにスポンジが付属していましたので、そのスポンジを使ってサイズ調整を行っておきます。

横幅はそれほど気にしなくてもいい誤差のためそのまま。
高さと奥行きに違いがあったため、スポンジを使って微調整。
バッテリーをしっかりと抑える為、そしてスポンジのヘタリを考慮してほんの少しだけ窮屈になるようにスポンジを貼り付けておきました。
ちなみに、CRF250Lのバッテリーボックスの底部は左右で微妙に深さが違うためスポンジで高さ調整を行う際にも若干の高さの違いを付けておきました。

新しいタフスターリチウムバッテリー102型をCRF250Lのバッテリーボックスに収納するとこのような形になります。
左右でスポンジを使って嵩上げをしているため、中央部分には何かを収納しておける程度のスペースが生まれます。
サイズ的には、緊急用のインシュロック、ビニールテープ、針金などを忍ばせておくにはちょうどいい感じのサイズです。

あとはサイドカバーを元通りに戻して完成です。
バッテリー自体が高めの位置に配置されているため、重心が下がる効果が期待できます。
試しにハンドル、シートで左右に押してみて軽くなったのかどうか試してみたところ。。。
「なんとなく軽くなったんじゃ・・・?」
という気はします。
そしてその後、軽く走ってみると
なんとか体感できるレベルで軽さを感じることができます。
さて、
それでは実際に交換したバッテリーでどれくらい軽量化ができたのか?
確認してみることにします。
リチウムバッテリーに交換することで2kg軽量化できたのか?
CRF250Lは純正状態であれば144kg。
マフラー交換は済んでおり、フェンダーレスでさらに少し軽量化。バッテリー交換で2kgほど軽量化できたのであれば130kg台の車重になっていることは間違いありません。
さて、計測していきます。
取り外したバッテリーは、

YUASAのYTZ8Vです。
体重計に乗せて計測してみると、

その重さは2.6kgという結果でした。
それに対して、交換を済ませたDRCのタフスターリチウムバッテリー102型は、

使っていないスポンジ類を全て含んだとしても477g。
2.6kg – 477g
となるわけで、単純計算でも約2.1kgの軽量化となりました。
マフラー交換した後にも軽さを体感することができましたが、このリチウムバッテリーに変えた際にも思った以上に軽量化の効果を感じ取ることができました。
やはり高い位置にある重量物の軽量化の効果は大きいということでしょうか・・・
まとめ
ちなみに新車から一年しか使っていない、まだまだ元気に使えていたバッテリーと比較しても明らかに始動性は向上しました。
外したバッテリーの電圧を調べてみてもまだまだ使えるレベルだったので、想像以上でした。
DRCのリチウムバッテリーは防水仕様のため、高圧洗浄をしても大丈夫。
SKYRICHのリチウムバッテリーを使っている人が多いですが、実売価格にも大差は無いので防水仕様を謳っているDRCのタフスターリチウムバッテリー102型もなかなか良いです。



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