ふとCX-5の前からバンパー部分をみてみると・・・
「傷がある」
我が家の駐車場のスペース的な問題で、横にあるブロック塀に擦っている模様。
一戸建てに引っ越してきてから一年ほどですが、すでに3回は擦られています。
聞いてみても、
「記憶がない。やったとしたらごめん」
の一点張りでどうにもなりません。
前回までは樹脂部分は無傷で収まっていたので、タッチアップのペンでごまかしていましたが、今回の擦り傷は樹脂部分を10cm×30cmほど削られてしまっています。
基本的に樹脂部分の傷に関しては部品交換。
でも、
とりあえず今回だけはどうにかわかりにくいように誤魔化してみます。
なぜマツダのバンパーは未塗装の樹脂が使われているのか?
以前、気になってマツダ本体につながりのある方に聞いたことがあります。
自分「なぜマツダは樹脂で仕上げるんですかー?」
その方「いや、欧州では樹脂で末端を仕上げていないとダメなんです。全て塗装されていると逆に何故樹脂で縁を仕上げないの?となる」
ということが原因の一つのようです。
確かに、BMWをはじめとする欧州の自動車のフェンダー付近は樹脂が使われているものが多い。
欧州を戦場としているマツダだからこそ樹脂の未塗装仕上げになっていたわけです。
日本だと、
樹脂の未塗装バンパーと言われると貨物車の廉価グレードのイメージですが、国によって価値観は大きく違うわけですね。
マツダが意識していることが丸わかりなアルファロメオなんかは未塗装樹脂部分が減ってきているので、今後はマツダの樹脂の未塗装部分が減っていくような気もしますが・・・w
まぁそんなことは別に大きなことではなくて、
辛いのは、
傷がついた時に補修が難しく交換するのが一般的になってしまうことです。
我が家のCX-5のフロントバンパーの下の部分ももれなく

目立って目立って仕方がない擦り傷が入ってしまいました・・・。
変形を伴っているというひどいレベルの損傷ではないため、
これをどうにか誤魔化してみたいと思います。
CX-5の未塗装樹脂部分の傷を誤魔化してみる
未塗装樹脂部分の傷に対して一番やってはいけないこと。
それは、
コンパウンドで磨くこと。
余計に傷が目立ってしまう結末になってしまうので、やってしまいがちですがとりあえずやらないほうがいいと思います。
一番無難な方法は、
全体にツヤを出してあげること。
これによって白く変色していた部分も黒っぽくツヤが出て傷が目立たなくなります。
あくまでも艶出しであって傷自体は残っていますが、かなりわかりにくくなると思います。
その艶出し用品の筆頭が、
こういった樹脂の未塗装部分の艶出し剤です。
もちろん、コレから試してみる艶出しアイテムよりも、上記の艶出し剤の方が専用品ということもあり、仕上がり、耐久性共に一番。
近づいて確認するとバレますが、離れてしまえば本当にわかりにくいレベルにまで回復すると思います。
おそらく艶出し剤の容量、コスト、耐久性を考えればPROSTAFFの未塗装樹脂のブラックコートが鉄板でしょう。
購入する際には、よく見ておかないと容量が少ない商品なども多数ありますので気を付けてください。
ですが、
今回は、樹脂の艶出し剤という専用剤ではなく、もっと違う方法で試してみたいと思います。
タイヤワックス、靴墨でCX-5の樹脂の未塗装部分の傷を誤魔化してみる
今回の我が家のCX-5の樹脂の未塗装部分の傷は割と広めに広がっている。
そのため、
深い傷の部分は靴墨を使い、薄い傷や全体的な樹脂部分のツヤを出すためにタイヤワックスを使ってなんとか誤魔化してみることにします。

かなりえぐられている未塗装の樹脂部分に靴墨。
全体的なボカシの意味合いと浅い傷に対してタイヤワックスという構成で誤魔化して行きました。
使うタイヤワックスはこんな感じのごく普通のタイヤワックス。
靴墨は、
ペースト状の先にスポンジが付いていて直接塗り込めるタイプの
こんな感じのものです。
タイヤワックスと靴墨で誤魔化す際のメリットは、
- すでに持っている可能性がある事
- 近所のホームセンターなどでも気軽に入手可能
- 失敗してもやり直すことが簡単
こんな感じです。

我が家にもストックしてあった黒の靴墨が一つあったので未塗装樹脂部分の変色が激しい部分に対して靴墨を塗り込んでいきます。

すでに深い傷の部分全体に靴墨を塗り込んでしまった後の画像ですが、
白く変色した傷がわからなくなっています。
この状態だと傷の付いた未塗装樹脂の補修した一部分のみツヤツヤ、テカテカになってしまいますので、
全体的にタイヤワックスでツヤを出しておきます。
こうすると・・・

光の当たり方次第ですが、
周りからみても気づかれる可能性がかなり低いレベルの傷の見え方にまで回復します。

この時点では樹脂の未塗装部分の中央開口部分、ちょうどインタークーラーの前あたりにはタイヤワックスを吹き付けていませんのでもっと離れてみると色味が変わってしまいますが、ここまで離れてもあのはっきりと目視できていた傷がわかりにくくなっていると思います。
ちなみに今回は艶出し剤という意味で、
靴墨、タイヤワックスを使っていますが、艶出しという意味であれば、
ホームセンターなどで販売されている安いシリコンスプレーなどでも代用は可能です。
塗装しているわけではないので保守は必要です
満足できるレベルに樹脂の未塗装部分の傷を誤魔化すことができたわけですが、
塗装したわけではありませんので、時間とともに傷が見えてくることになります。
保管状況にもよりますので一概に維持できる期間はわかりませんが、ツヤがなくなっていくと傷が目立ってきてしまうことになりますのでまた同じ作業を繰り返してあげると・・・。
この繰り返しです。
耐久性で考えれば、樹脂の未塗装部分専用の艶出し剤が一番期待できますが、それでも再施工の必要性は出てくることになるので、傷の深さと保管状況でどんな材料を使えばいいのか?
考えるしかないと思います。
まとめ
今回はタイヤワックスを使って樹脂部分の艶出しと傷の誤魔化しをしたので、CX-5の樹脂未塗装部分全体にツヤが戻り新車のような雰囲気になりました。
樹脂の未塗装部分に傷が入っていないCX-5だったとしてもタイヤワックスを吹き付けてあげるだけでツヤがかなり回復してくれますので、見た目的にもオススメです。
傷が入ったからといって、絶対やっていけない事は「サンドペーパー」などで研磨する(磨く)ことです。余計目立って手がつけられなくなりますよ!






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