高速域のトルク不足は我慢しながら乗っていましたが、ついに我慢の限界を迎えてしまいました。
現在の通勤マシンのバルカンは400ccながらドコドコ感が80kmあたりまで引っ張れるX.A.Mのドライブスプロケット20丁を付けていましたが、結局純正の18丁に戻すことにしました。
先日、注文時にメーカー在庫無しということだったので少し時間がかかりましたが、やっと到着したので交換作業をさっさと済ませておきました。
あと何日かしたら新品のチェーンも到着するので、一気にリフレッシュです。
というか、純正ドライブスプロケットの新品って何か新鮮ですw
X.A.Mの20丁と純正ドライブスプロケット18丁のサイズの比較
街乗りベースであればドコドコ感が楽しめる20丁という歯数のスプロケットでしたが・・・
致命的に高速域のトルク不足に陥るため、ゆとりを持って100km巡航ができなくなっていました。(ただし、高速には滅多に乗らない。かつ高速は80kmで走行できればいいという人にとっては致命的ではありません。)
2次減速比は18丁から20丁に変更すると3.44→3.1と高速型に変わるわけですが、バルカンのエンジン特性から行くと、2次減速比が3.1になると少し無理があるようです。

月に1~2度は高速道路に乗ることがあり、その度にイライラしていました・・・。
それ以外の街乗りであれば全く問題は無かったんですが、我慢できずに純正に戻すことにしたわけです。
純正のドライブスプロケットは18丁。X.A.Mのバルカン用のスプロケットは20丁。
大きさで比較すると、
並べて見ると結構違う・・・
付けていた状態で見比べて見ると、
こちらが今まで使っていたX.A.Mの20丁。
そして、これが今回新品にした純正の18丁。
こうやって実際に装着して見るとかなり大きさが違うという感覚になります。
20丁から18丁へ交換作業
大きなスプロケットから小さくするので、リアタイヤを緩めておく必要はありません。
5mmの六角レンチでスプロケカバーを外し、いきなりドライブスプロケットを外しにかかります。
ちなみにかなり硬いので外せるかどうか?は別として、
- 5mmの六角レンチ
- 27mmのソケット
が、あれば純正のドライブスプロケットを外してみようとすることは可能です。
スプロケットとナットの間のワッシャーは緩みどめで曲げてありますので、フラットに戻してあげてからX.A.Mのスプロケットを外し、純正のスプロケットをはめていきます。
この後、緩みどめのワッシャー、ナットを締めていく。
かっちりと締めたところで、ワッシャーをウォーターポンププライヤーやマイナスドライバーなどを使って手前に折り曲げてナットが緩まないように。
近いうちにチェーンも新品に交換する予定で、スプロケカバー内の汚れ、ドライブスプロケットのグリスアップなどは新品チェーンに交換する際にきっちりとするはず・・・
ので、
今回はそのまま付けて、締めて、終わり。
この後スプロケカバーを元に戻し、チェーンの張り調整、リアブレーキの調整を行って完了です。
ちなみに、
純正18丁とX.A.Mの20丁のスプロケットではリアのチェーン引きのメモリ一つ分の差があります。
早速試運転
ついさっきまで何ヶ月間か20丁で乗っていたわけで、違いをどう感じるかなー?と思っていました。
近所を数百メートル走行してみただけですが、
「40km~50kmあたりまでのスピードならそれほどはっきりとした違いはわかりませんでした」
なんとなくローギア化したかなー。
といった印象です。
翌朝、通勤で走ってみると・・・
- 中間加速が明らかにスムーズ。
- 5速の全域でトルク感が戻ってきた。
街乗りでもはっきりと違いがありました。走ることを考えたら20丁より純正18丁の方が遥かに扱いやすいです。
自分の中の結論としては、
たかが400ccで必死にドコドコ感を楽しもうとするためだけに高速域を捨てるくらいなら、たかが400ccのドコドコ感を捨てた方がいい。
と思ったわけので、戻したからといって後悔することもないし、純正に戻しただけなので達成感もありませんが・・・w
いや、きっと高速道路に入れば本来のトルクで100km走行できるので達成感はあるかも。
まとめ
おそらくドライブスプロケットの歯数を一気に2丁増やしてドコドコ感を生み出そうとするのは間違いです。
どうしても巡航中のドコドコ感の幅を広げたければ・・・
多分、
520にコンバートして、リアも社外スプロケットを入れてリア側で2次減速比を微調整するというのが正解だと思います。
純正の3.44から3.1に変えるときつかったのでその中間のどこかで妥協点を探すしかないだろうと思います。
ドライブスプロケットだけで2次減速比を変えようとする場合の出費は3~4000円程度。前後スプロケット、チェーンを520へコンバートして2次減速比を変えようとした場合の出費は20000円程度〜と大きな違いが生まれます。







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