今まで使っていたグリップは
DRC「チームグリップ」

形状、価格ともに気に入って使っていました。さらにシンプルな単色ブラックという点も個人的にはポイントが高かったです。
ただ、耐久性の部分では長持ちしないのかな?
という感想です。
他のグリップと価格的に比較したとしても1000円近く安く手に入るので、耐久性のデメリットは薄いです。
でもまぁ・・・自粛タイミングということもあり暇なので新しいグリップに交換してみました。
今回購入したのは、
ZETA「レースグリップ」
です。
形状は両方よく似ています。
DRCチームグリップは1種類の硬さの素材、ZETAレースグリップは2種類の硬さの違う素材を使っている点に違いがあります。
そして
DRCチームグリップは全長が約115mm
ZETAレースグリップは約119mm
ということで若干のカットは必要でしたが、CRF250Lにも綺麗に取り付けすることができました。
ZETAチームグリップ
今回購入したチームグリップは貫通タイプ。

ド定番と言ってもいいグリップだと思います。
異なる硬度素材で成型されたデュアルコンパウンドレーシンググリップ。グレー部分は衝撃吸収性を高めるソフトコンパウンド、カラー部分は耐久性の高い硬めのコンパウンドによって、より長いグリップの寿命を提供。アンチスリップダイヤモンドパターンとツイストワッフルパターンによって握りやすく、滑りずらい。3ヶ所にグルーブを配置し、ワイヤリングすることでグリップのねじれを防ぐ。バーエンドプラグを取付る等、カット加工が必要な場合に便利な、カットラインを設ける。また、あらかじめ穴あけ加工を施したオープンエンドタイプもラインナップ。
ZETA
今回購入したカラーはレッド/グレー。
本当はブラック/グレーが欲しかったんだけど店頭に並んでいなかった・・・。

チームグリップとよく似ています。ハーフワッフルとか言うヤツです。
ワイヤリングするための溝もしっかり切られていますし、

ワイヤリングの溝とは別でバーエンドをカットするための目安の溝も掘られていますので、カットもしやすかったです。
それでは交換していきます。
CRF250LのグリップをZETAレースグリップに変えてみた
我が家のCRF250Lはハンドガード装着車両です。
そのため、グリップはオープンエンドを選ぶ必要があるし、グリップ交換のためにハンドガードを脱着する必要があります。

なんだかんだ言ってハンドガードは転倒によって微妙に曲がりがあります。我が家のCRF250Lのハンドガードは右の曲がりは少ないですが、左は脱着がちょっと面倒なレベルになりつつあり、装着時にゴムハンマーは必須になってきています・・・。
早速アクセル側から交換していきます。
ハンドガードを外す

ハンドガードを外します。
次にグリップに巻いてあるワイヤーを外す。
外すときに毎回と言っていいほど指先にワイヤー先端がぶっ刺さり流血するわけです・・・。
ついているグリップを外す
あとは、
パーツクリーナーをスロットル、グリップにたっぷりと吹き付けて、

新しいグリップを入れる
パーツクリーナーが乾かないうちにグリップを入れてしまいます。

ちなみに、
万が一、外す際にCRCなどを使った場合には、油分がしっかりとなくなるまでパーツクリーナーで洗浄します。
グリップの滑りを良くするためにCRCやシリコンスプレーなどを使ってしまうと、滑ってグリップがグリップしませんのでご注意を。
ZETAレースグリップはハーフワッフルの形状をしているため、ツバ部分に上🔺マークが付けられています。この向きは固定する前に微調整。
ZETAレースグリップのカットラインを目安にカットする
もともと使っていたDRCチームグリップの全長が約115mm。
その115mmのグリップでも若干グリップエンドが擦れる感じでした。(ギリギリカットしなくてもいけるくらい)
ZETAレースグリップをそのまま装着すると、

このような感じではみ出してしまいます。
ZETAレースグリップは119mmなので、カットラインを目安にカットしていきます。

カットラインを目安にカットするとこんな感じでスロットルにツライチで合ってくれます。
あとはハンドガードを元に戻していくだけです。

ZETAレースグリップに交換してみましたが、綺麗に付きました。
あとは、ハンドガードに曲がりがあって脱着に難がある左側を交換していくだけです・・・。

無事に左側の交換も終わりました。
クラッチ側はグリップをカットしなくても収まったのでそのままにしています。
グリップをステンレスワイヤーで固定していく
最近、毎夏グリップボンドが溶けてグリップがヌルヌルになってしまうので、ワイヤーで固定するようにしています。
グリップワイヤーは0.4mm〜0.8mmなどといわれたりしますが、
今回は、CRF250のツールボックスの中に収納してあった緊急用のステンレスワイヤーがあったので、これを使ってワイヤリングしていきます。

たまたま、0.55mmのステンレスワイヤーでした。0.55mmが良いっていう人をよく見かけるので真似をしているだけで、特に0.55を好んで使っているとか、そういう深い意味は全くありませんw
100均(セリア)で買ったステンレスワイヤーなので何か少し気になりますが・・・w
ZETAレースグリップにはツバ側、真ん中、バーエンド側に3箇所ワイヤリングするための溝が掘られています。

その3箇所にワイヤリングしていきます。
あとは先端を何ミリか残してカット。
カットした後のステンレスワイヤーの先端は、グリップの中に差し込んで処理しておきます。

毎回このワイヤリングのときに指にワイヤー先端がぶっ刺さって流血します・・・。

アクセル側もカットするラインの内側にもう一つワイヤリングの溝が掘られているためにワイヤリングも楽でした。
DRCのチームグリップは全体的に柔らかめと言う印象で、交換したZETAレースグリップは赤い部分は硬く、グレーの部分はチームグリップよりも柔らかい印象です。
ちなみに交換前の一年少し使ったDRCチームグリップの表面がこんな感じでした。

アクセル側はまだまだ十分使える感じだったのですが、クラッチ側のグリップ上部がすり減ってきて夏になったらツルッツルだった気がします。
手で実際に握る部分なので、気分的なリフレッシュ感はとても大きいです。
いつになったらこのような自粛的な雰囲気が終了を迎えるのかわかりませんが、ちょっとした軽作業をするにはぴったりなタイミングなのかもしれません。
ZETA レースグリップの耐久性はどれくらい?
ツーリングや林道はもちろんですが、毎日の通勤でもCRF250Lを使っています。
DRCのチームグリップは一年程度でツルツルになりました。
赤い部分はDRCチームグリップよりは硬いですが、グレーの部分は完全にDRCチームグリップよりも柔らかく、チームグリップよりは早くすり減ってしまうだろうな〜・・・。
と予想しており、まぁ半年くらいは使えるだろう!
と思いながら毎日使っていました。
3ヶ月ほど経った8月現在でこのような感じです。

アクセル側はまだそこまでツルツルになり始めていませんが、表面のブロックは無くなり始め汚れとネチャネチャ手にまとわりつく感覚が気になり始めています。
クラッチ側はもう少し劣化が進み、このような感じです。

人差し指付け根付近のブロック部分はほぼフラットになりました。
おかげでアクセル側よりもネチャネチャ具合がひどいです。
よく確認してみると、

こんな感じ。
ソフトで振動の影響も受けにくく、滑りにくい。
とても良いグリップでしたが、毎日の通勤などでも使い倒してしまうと数ヶ月でグリップの寿命を迎えるようです。
初夏〜夏にかけて使っていたので3ヶ月程度しか持ちませんでしたが、冬場に使っていればもしかしたらもう少し長持ちしたのかもしれません。
でも3~6ヶ月持てばいいほう。
こんな感じです。
まとめ
今回購入してみたZETAレースグリップはサイズ的にもCRF250Lにちょうど良かった。
カットするラインも掘られているため、変にカットして斜めになってしまうこともなかったしカット後のサイズもジャスト。
新しいグリップはとても気分がいいです。
DRCチームグリップよりも柔らかく、不満もなく使えていたんですが、自分の使い方だと3ヶ月程度でグリップの寿命がきてしまうようで、今後は良いグリップと分かっていながらも選択肢から外れてしまうグリップかもしれません。



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