元々、どんなバイクでも車でも、スロットルやアクセルの遊びはあまり無い方が好みです。
CRF250Lが納車された時から少しスロットルの遊びが大きすぎることが気になっていました。
新車ということもあり、半年という期間をおいて微調整しておくことにします。
スロットルの遊びの目安
バイクのスロットルの遊び目安は、
2~6mm
あたりが推奨されているようです。
スロットルに遊びを持たせてあげないと、
「常にアクセルワイヤーにテンションがかかった状態になる」
という理由からワイヤーや各部の寿命が著しく悪くなると言われています。
基本的には上記の数値内に納めておけば問題ないかと思いますが、
自分の場合は、
テンションが掛からない程度にできるだけ遊びを無くしておくのが好みです。
CRF250Lのスロットル調整位置は2箇所
CRF250Lにもスロットルワイヤーの調整は2箇所あります。
一つ目は、アクセル側

二つ目は、スロットル側

このどちらで調整してもいいと思いますが、大幅な調整はスロットル側で。微調整を行う場合にアクセル側で調整するなどと、自分では決めてあります。
どちらで調整を行うにしても、ナットを緩めていくとアクセルの遊びは少なくなり、ナットを締めていけば遊びは大きくなります。
CRF250L(MD44)のスロットル側で遊び調整
今回は、アクセル側は一切触らずにスロットル側で遊びを限りなく少なくなるように調整しておきます。
遊びが少なくなる分、アクセルのレスポンスを良くすることが狙いです。
まぁ、レスポンスが変わってもライダー自身のレスポンスがポンコツなので大して変わらないんですが、本人にとっては大きく変わる。

この緑の丸で囲んだ内側にスロットルが位置しています。
ここに2本のワイヤーが回り込んできています。

上側のワイヤーがアクセルを引く際に引っ張られるワイヤー。
下側のワイヤーはアクセルを戻すときに引っ張られるワイヤー。
スロットルの交換の際などは下側の戻し側のワイヤーを外してしまう方が手っ取り早いですが、
今回は調整を行う為、
工具の回しにくい上側のワイヤーのナットを緩めてアクセルの遊びを減らしていきます。
工具は、
- 10mmのスパナ
- スパナで回しにくい位置にナットがある時ようにラジオペンチ、プライヤーなど。
基本的には10mmを使い、10mmではうまく回せないときにプライヤーなどで回せる位置までナットを動かしてあげれば簡単に作業を行うことができます。
上記の画像はすでにある程度遊びを減らしておいた状態です。
上記画像の状態で、

アクセルの遊び量は約1mm程度。
今までは5mm以上の遊びがあった状態だったので、雲泥の差があります。
できる限り遊びを減らしておく場合ですが、
ワイヤーのテンションがかかっていないことを確認しておくことがとても大切。

引き側のアクセルワイヤーを手で触ってみればテンションがかかっているか?緩んでいるか?確認することができます。
スロットルを触っていない状態では緩んでいて、少しアクセルを捻るとテンションがかかってワイヤーがピンと張る。
遊びを減らす場合にはこれだけは確認しておかないと、あとで後悔することになるかもしれません。
アクセルの遊びを限りなく減らしたらスタンディングがやりやすくなった!
今まで多くはアメリカン、クルーザーと言われるタイプのバイクばかり乗っていた為、スタンディングをすることはほとんどありませんでした。
というか無理でした。
しかし、
CRF250Lに乗るようになってからはスタンディングで乗る機会も多く、意識してスタンディングで乗るコソ練をしたりしているぐらいです。
そこではっきりとアクセルレスポンスの差を体感することができました。
特にスタンディングでフロントアップなどをしようとした際。
遊びが多いと、浮かし始めがちょくちょくズレる。頭の中のイメージと実際のバイクの挙動が一致しません。
しかし、
アクセルの遊びを限りなく少なくした後に試してみると、ある程度イメージ通りのタイミングでスッと浮き始めてくれる。
そんな感じ。
上手な人なら遊びが多かろうが少なかろうが本人のタイミングで微調整できるでしょう。
でも、
スタンディングなんてするわけがない車種に長らく乗ってきた人間からするとこの変化はありがたい。
まとめ
梅雨本番状態が続いており、長らく天気のいい日にバイクに乗ったのはいつだったのか・・・?
忘れてしまいそうです。
最近は、毎日カッパを着て通勤。毎日毎日カッパを乾かしている記憶しかありません。
そんなときには乗れない代わりにバイクをイジる。
雨でそれほど暑くないので整備日和と思って作業をしてます。


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