CRF250Lのエンスト病の原因の一つなんじゃないだろうか・・・?
とか少し疑ったりしている部分。
AI(エアインダクション)
簡単に言ってしまえば、マフラーから排出されるはずだった燃え残り成分をマフラーで燃焼させて、排気ガスを綺麗にしようとしている部分。
撤去します。
AI(エアインダクション)キャンセルするとどうなる?
AI(エアインダクション)の構造をもっとわかりやすく例えるとすれば・・・
例えば、
人がニンニクを食べた後の息。
普通に呼吸していれば周りにニンニク臭が漂います。
それを外に漏らさない様にするために袋の中で呼吸すれば外にはニンニク臭は漏れません。

エンジンで同じ様な仕組みを行って、マフラーから外部に排出される前に、排気ガスを少しでもクリーンにしようとしているのがAI(エアインダクション)の部分です。
エンジンで同じことをすれば、燃焼しなくなってしまうため、排気ガスで流出するはずだった燃え残り成分をエキゾースト直後に新鮮な空気を取り入れることで再度燃焼を図り、できるだけクリーンな排気ガスだけを外に排出しようとするシステムです。
エンジンがこの袋で呼吸している女性と同じようなこと(マフラー内で再度燃焼を促し排気ガスをクリーンにしようとする)をしていると考えれば、袋を外してあげればよりエンジンが元気になることが想像できるかと思います。
AIキャンセルの効果
AIの仕組みは簡単で、撤去することも割と簡単に行うことができます。
だから、AIキャンセルする人が多いわけです。
理屈だけで考えればデメリットよりもメリットの方が遥かにありそうな気もするし。
ちなみに、
このAIキャンセルを行うことによってもたらされる効果として、
- アフターファイアの減少
- トルクアップ
- エンブレの減少
- 排気音が低くなる
という様なことが言われています。
トルクアップしてくれるのであれば・・・?CRF250Lの低回転域のトルク感の無さを補ってくれるかもしれません。
体感できずとも、
エンストしにくくなったりしないかな・・・?
と淡い期待を持っていたりするので、さっさと撤去していきます。
ちなみに、
CRF250LのAIキャンセルキットは市販品を購入したとしても2000円程度ということで試してみやすい価格帯なのもありがたいポイントです。
エンジン自体CBR系のエンジンですので、「CBR250R CRF250L CRF250M CRF250 RALLY」対応のAIキャンセルキットをアマゾンで購入しておきました。

シンプルなパッケージで届きます。

入っているのは2個の部品だけ。
ヘッドカバー上の外した部分をカバーする部分と、ホースを抜いた後を塞ぐキャップの2点。

たったこれだけですが、商品としてはしっかりとした物でした。
ちなみに、
ホースを切ってホースを塞ぐという方法もありますが、キットを購入した方がヘッドカバー上を綺麗にスッキリさせる事ができるという点で見た目上優れています。
CRF250L(MD44)のAIキャンセルキット取付
CRF250Lは特に外装を外す必要もなく、8mmのメガネレンチ一本あれば作業は完了します。
10分もあれば終わるのではないでしょうか・・・?

エンジン左右のヘッドカバー上部にアクセスできるため作業は本当に簡単です。

エンジン左側のヘッドカバー上からホースが伸びています。この部品を撤去し、
そのホースのつながっている先を外します。

アマゾンから届いた商品には何の取扱説明書も入っていませんが、
下側が外した部品。
そして、
上が外した部分をカバーするAIキャンセルキットです。

なんだかんだ50g〜程度の軽量化にも繋がるでしょう・・・きっと。
重量級のCRF250Lなので少しでも軽量化できるということはありがたいこと。

ヘッドカバー上の外した部分はこの様にオープンになってしまうため、ここを購入したAIキャンセルキットのアルミの部品で覆うわけです。
そして、

エンジン側の取付部分には少し突起があり、一瞬焦りますが、

その辺りもAIキャンセルキット側できちんと逃がせる様な構造になっているので何の問題もなく装着する事ができました。
装着するとこんな感じ。

あとはホースを外した部分を付属しているゴムのキャップで覆ってあげるだけです。

エンジン右側のシュラウド裏のホースを抜いた部分。
ここを、

この様に塞ぎます。
これだけでもしっかりと固定されていますが、ほんの少しだけ気になったのでインシュロックなどで固定しておくと、より安心かもしれません。

たったこれだけの作業でAIキャンセルキットの装着は完成です。
AIキャンセルの効果は?トルクアップ?
AIキャンセルキットを装着後、軽く試運転をしてみました。
特にデメリットの様な挙動は起こらず、元々アフターファイアは起きていなかった車両なのでアフターファイアの減少と言った効果はわかりません。エンジンブレーキの具合に関しては大差ないように感じます。
しかし、
なんとなくアイドリング域のトルク感が増したような、大して変わっていないような?
いや、でも少し良くなっているような気もするし・・・。
排気音は確実に低くなったかな・・・。
とか思っていたら全域でほんの少しトルク感が増しているようです。
弊害は起こっていないので、今後他に何らかの良い影響が出ることを期待しています。
ヘッドカバー上がこれだけスッキリしてくれるだけでも十分価値はあるように思います。
まとめ
他の車種ではタンクをずらしたり少し手間のかかる作業だったりするAIキャンセルですが、CRF250Lでは本当に簡単に作業する事ができます。
しっかりと良い空気を吸わせてあげて、昔から言われるエンジンの3大要素である、
- 火花
- 圧縮
- 混合気
のうちの混合気。
つまり、排気が良くなることで吸気が少しでも良い状態になっていることを願います。
まぁ・・・
実際のところ、SP忠男のパワーボックスがMD44のCRF250Lにはポン付けできないという話を少し耳にしてしまい、ほんの少しでもトルクアップしてくれたらいいのにな〜・・・。
とは思っているんですけども。



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