昨年末あたりからスターターの接触不良を感じていました。
スターターを押すも、
「ジリジリ、ジリ、ジ、キュルルル・・・・」
こんな感じで何度かスターターを押しなおさないと素直にエンジンがかからない感じ。
バッテリーが弱っていても多少は似たような症状がみられることもありますが、
まぁスタータースイッチの接触不良です。
令和一発目の整備はバルカンのスタータースイッチの接触不良を改善する作業となりました。
スタータースイッチの構造
バイクのスタータースイッチというかスターターの基本的な構造は、
AとBの端子を押すことで接触させ通電。
これによりスターターに電気が通りスターターが動くことでエンジンを掛ける。
いたってシンプルな構造です。
このスイッチ部分ですが、押して接触させる構造のため接触不良を起こしやすい。

特にバイクカバーをかけずに保管しているような我が家のバイクの保管状況の場合には特に・・・w
水分や汚れなどでAとBの接点部分が接触不良を起こします。
こんな感じでカーポートの下に保管してあってもダメージは少しずつ蓄積されます。
バルカンのスタータースイッチの接触不良を改善する
現状はかからないということはないけども、何度かスタータースイッチを押し直したりしないとうまくかからなかったりする程度。
でも、
面倒臭いには違いないので、
接点を清掃しておくことにします。

雨にやられてスイッチ固定のボルトの錆なども前から目立っているのでそのうちステンレスに変えておきたい雰囲気もあります。
この固定されているボルト2本を外していくと・・・

右スイッチが真っ二つに分離します。
作業的にはこのまま作業も可能ですが、スロットルから戻し側のスロットルワイヤーを外しておいたほうがドライバーの自由度は高くなります。

画像の中央部分がちょうどスタータースイッチの裏側になります。
ちなみに、
スターターの接触が悪いからといってスイッチの隙間からCRCを吹き付けたりしても構造的にうまく接点に吹ける可能性は低いので、改善するためには分解して清掃するべき。
実際の作業はドライバー一本で終われます。

スタータースイッチを固定しているプラスを2箇所外してあげると、
- 接点A
- スプリング
- 接点B
というような形に分離させることができます。

スプリングの向きを間違えないように覚えておいて接点部分を見てみると、油汚れや埃などで接点が覆われています。
この接点部分2箇所を指やドライバーなどで綺麗にしてあげるだけです。
さっと綺麗にしてあげると、

このようにスタータースイッチの接点部分が露出してくれるはずです。
綺麗にしてあげればあとは戻すだけ。

たったこれだけの作業でスタータースイッチの接触不良が改善されます。
うちのようにバイクカバーをかけずに保管していたり、通勤などで雨でも関係なしにバイクを酷使していたりすると接点不良になりやすいです。
が、
作業は簡単なのでスタータースイッチの作動不良などの症状が出ている場合にはさっさと接点の汚れを落としておく方が安心できます。
まとめ
スタータースイッチの接点不良などもそうですが、雨の中でも関係なしに通勤に20歳以上のバイクを使っていると、
色々なところが少しずつやられていきます。。。
ちなみに、
スタータースイッチの接触不良が起こっている場合には、ほぼ反対側のホーンスイッチも接触不良になっている可能性が高いです。
スタータースイッチもホーンスイッチも構造は同じ構造をしているので、同じ作業で改善することができますので、さっさと直しておくべきでしょう。
ウィンカースイッチは・・・
接点をスライドさせて通電させるタイプになっていますので、ウィンカースイッチに関しては接触不良になる可能性はかなり低いです。


コメント