通勤も含めて毎日のように使っているジャケットは、バイク用ではあるんですが胸部プロテクターの収納袋が付属しておらず、胸部プロテクターを装着しようと思えば、
別で胸部プロテクターをわざわざ装着する必要があり、通勤をはじめとして、ちょっと街乗りする際には結局胸部プロテクターを装備することなく乗っていました。
最近、胸部プロテクターを収納できるジャケットを新調しようか?
とか色々検討している時に、ふと・・・
「後付けできればいいんじゃない?」
と、思い立って現在の胸部プロテクターを装備できないバイク用のジャケットに後付けしてみることにしました。
hit-airのセパレート型胸部パッドは標準仕様のままでマジックテープ固定に対応!
真夏以外着用しているジャケットは、

クレバーオムというところのCOJ-1103というモデル。1万円ちょっとという特価で販売されていましたが、肘、肩、背中のプロテクターが標準装備のバイク用のジャケットです。しかし、肝心の胸部プロテクターを取り付ける方法がありません。専用のインナーまで付属していて真冬でもこの一着で過ごしており、このジャケットをどうにかしたい!
普段は、肩のプロテクターだけ抜いて肘、背中のプロテクターを装備した状態で着用しています。現在は、胸部プロテクターは街乗り、通勤では使用していません・・・
このジャケットにどうにかして胸部プロテクターを装備してみようと考えました。
マジックテープで固定できそうなプロテクターとは?色々検討した結果・・・

hit-airというバイク用エアバッグで有名な会社のプロテクターを購入。このプロテクターは標準でマジックテープ固定、そしてゴールドウィンのプロテクターと全く同じ形状をしており、おそらく製造元は同一で信頼性もある程度確保できるはず。

このhit-air社製のセパレート型胸部パッドという商品は標準でマジックテープ固定できるようになっており、ジャケット側にマジックテープのメス側をどうにかして取り付けることができれば、ジャケットとマジックテープで固定可能となります。

価格的にも¥3240とそれほど高価なものでもありません。

メーカーHPの装着した写真などを確認してみると、
ジャケットにマジックテープで取り付けする際には、セパレートになっている胸部プロテクターが寄り添う程度に近づけられるように取り付ける必要があるようです。
裁縫できないんでジャケットにマジックテープを縫いつけられない?
工具なら使えますが、裁縫道具は使えない・・・。
そしてやってみたとしても失敗のリスクが!
と、
そんな自分にぴったりのアイテムがダイソーをはじめとする100均で手に入るようです。
買ってみたものは・・・

ファスナーテープ(アイロン接着タイプ)
裁縫レベル0な自分でもアイロンで熱を加える程度であればなんとかなる。
25mm幅で15cmありオスメス1セットとなっているこの商品は、マジックテープでプロテクターを固定してみるには最適のアイテムです。
ただし、
接着タイプとアイロン接着タイプは別商品ですので、間違えて接着タイプを購入してしまうと、熱圧着できませんので耐久性は全く期待できないものと思われます。
要注意です。
胸部プロテクターを装着できないジャケットに加工してみた

ジャケットの内側を見てみると、胸部プロテクターの収納袋はもちろん付属しておらず、マジックテープをアイロン圧着できそうな裏地のスペースは確保できそう。
先ほどのダイソーで入手したアイロン接着タイプのマジックテープと、hit-airプロテクター付属のマジックテープの長さ、幅を確認してみます。

15cmのアイロン接着タイプのマジックテープは若干長さが足りませんが、上下の位置調整ができると思えば誤差の範囲内かと思います。幅に関しても特に問題なさそうでした。
さて、できるのか・・・
アイロンでマジックテープ(メス)をジャケットに熱圧着する
裁縫のできない自分にとって唯一の方法であるマジックテープのアイロン接着にチャレンジ。

マジックテープの裏側をみると、アイロンの熱で溶けて接着する面が確認できます。
どうやら、これをしっかり溶けるまでアイロンで熱を加えて接着しておけばいい感じです。

裏側からアイロンを、とアイロン接着タイプのマジックテープ裏面説明書には書かれていたので、その通りにしたがってマジックテープ裏側からアイロンで熱をかけていきます。

なんとなくマジックテープをアイロンで熱圧着することができたような出来てないような感じに完成しました。おそらく出来ているはず。
後付けでプロテクター装備可能なジャケットが完成した!
耐久性はアイロンで接着したマジックテープの能力にかかってくると思いますが、ひとまずhit-airの胸部プロテクターを装備できる準備は整いました。
完成した様子をチェックしてみると・・・

今の所、期待していたよりはしっかりとマジックテープが貼り付け出来ていると・・・多分・・・思います。
後付けで胸部プロテクターを装備できるようにしたジャケットはこんな感じ

アイロンを当てることに必死になりすぎてマジックテープをアイロン接着する際、固定していた高さが若干変わってしまっていたという痛恨のミスがありましたが、hit-airのセパレート型胸部パッドを装着してみるとなんとか同じ高さに固定できたので結果オーライと言ったところ・・・。

装着するセパレート型胸部パッドは、ソフトパッドではなく、中空仕様の硬化プラスチック製となっておりカチッとした守られている感が生まれます。
このプロテクターをマジックテープでつけたり外したりするだけの仕様なので、外したければ簡単に外せるのもメリットの一つでしょう。
プロテクターを外していても、ジャケットに残っているのはマジックテープのメス側だけなので内側に着用している衣類に影響を与えることもありません。

マジックテープで固定してみるとこのような形で胸部プロテクターを装着できました。
マジックテープの固定とはいえ、15cmほどの長さでマジックテープが付いているので脱ぎ着で簡単に外れてしまいそうというような心配はなさそうです。
最初は少し内側につけすぎてプロテクター同士が重なってしまうんでは?と思いましたが、ファスナー上に胸部プロテクターの内側のラインがくるように微調整してあげると、ジャケットを着用した時にきっちりと胸部中央までカバーしてくれるようです。
hit-airのセパレート型胸部パッドを着用した感覚は?
この状態でジャケットを着てみたところ、
ハードタイプのプロテクターを装備している感覚はそれほどなく、触ってみるとやはりハードプロテクターをしていると感じる程度です。そして、ハーネス固定しているわけではありませんので若干の動きはありますが、全く使用に問題ないレベルと感じます。

重要だと思うポイントの、
「付けっ放しにしておいて気にならないか?」
という部分で考えても、

それほど目立たないし気にならないと多分思う。
そんな感じです。
最近は通勤でも胸部プロテクターを着用した状態でジャケットを着用していますが、
若干重くなったな〜。
と感じる以外に違和感は全くありません。
まとめ
現在使っているジャケットの防水性能の劣化とともに、胸部プロテクターが装着できないという理由で新しくジャケットを買い換えようか?と考えていましたが、胸部プロテクターを後付けで装備できるようになったので、もうしばらく今のジャケットに頑張ってもらうことにします。
もしかすると、ワークマンのイージスシリーズをはじめとするバイク用ではないけれどもバイク用として使っても遜色のないジャケットなどに胸部プロテクターを後付けしてみてもいいのかもしれません。


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