先日良さげだなー。と思ってしまったワークマンのハードシェル。
久しぶりの何日続いているかわからなくなるくらいの雨続きで、誘惑に誘惑を受けまくり購入してしまいました・・・
手元にゴアテックスなどのアウトドアメーカーモノのハードシェルジャケットも何着か持っていますが、
細かな部分では不満点もありますが、3900円という金額を考慮すれば大いにアリなシェルジャケットだと思います。
本家イージスと比べても、しっかりとアンダーとミッドレイヤーで保温してあげれば、冬場のアウターとして使っても大丈夫そうだし、バックカントリーでも使えそうな薄手のシェルだし使う用途はいくらでもあるでしょう。きっと
R-009 2.5レイヤーハードシェルジャケット
最初はワークマンでハードシェルって、何よ?
って思っていたんですけど、
バイク通勤用のカッパとしても使えそうなスペックだったんです。
- 止水ファスナー
- 手首が2重
- 耐水圧15000mm
惹かれたのはここです。そして値段が3900円というあくまでワークマン的庶民価格。
透湿性は3000g/m、と少しアウトドアメーカーのシェルに比べると落ちますが、ここは値段とのバランスを考えたら無視していい部分。
早速開封してみました。
ブラックとネイビーの2種類ありますが、自分はとりあえず無難なブラックということで・・・
当方174cm65kgというスペックですが、
購入したサイズは冬用のジャケットの上から着れるであろうサイズ感という意味でLLを購入しました。
安心感のある止水ファスナー
メインファスナーはYKK製のしっかりとしたモノのようです。
そしてフードはコードで縛るタイプなので、きっちり締め込んでおくか、フード部分をヘルメットに押し込んであげれば大丈夫でしょう。
脇下にはビットジップも付いており換気可能。(アウトドアメーカーのシェルでもビットジップが付いていないモデルも多いのでありがたい)
脇下のビットジップとフロントのポケット2箇所のファスナーはYKKではないっぽいです。
フロントポケットのファスナーの隙間から浸水してしまうんじゃなかろうか?とか思ったりもしますが、ポケットは別室になっているのでおそらく浸水していても大丈夫なはず。
アウトドアメーカーモノのシェルの場合だとポケット兼換気というモノもありますが、R-009はあくまでも造りはポケット。
そして
裏地は2.5レイヤーということで3レイヤーなどと比べると耐久性は少し落ちますが、見た目はコロンビアのオムニテック、マウンテンハードウェアのドライQのような裏地をしています。
メッシュ裏地はありません。
裾部分もドローコードで縛ることはもちろん可能。
で、どうやら
背中のワンポイントから推測すると、
新しいイージスですね。
ミニマムな構成のシンプルなシェルジャケットかと思いきや・・・
口元にはこんなモノが付いていて、
こんな感じでも使えますよー的な。この使い方は自分はしませんw
そして収納袋までアウトドアメーカーを真似して付属させているという親切設計w
バイク用として携行する意味ではありがたいです。
ところで2.5レイヤーって何だ?
と思う方もいるかもしれません。
基本的に素材には2レイヤー、2.5レイヤー、3レイヤーというような作り方があり、簡単に書けば裏面の仕上げの違いです。
2レイヤーとは?
はっ水加工を施した表地の裏面に防水コーティングを施した
防水生地を使用しています。通常、生地内側には、着用時に
ベタつきを感じにくくするためのメッシュが縫い合わされて
おり、かさばりやすく着脱時に不便さを感じることもありますが、
価格は比較的なもの安価が多いです。
いわゆる、裏がメッシュになっているカッパをイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
で、今回のワークマンの2.5レイヤーのハードシェルの
2.5レイヤーとは?
防水加工を施した生地(2レイヤー)の裏面に、多くの場合
プリントのラミネートを施した生地を使用しています。
内側にメッシュを貼らなくてもベタつきが少ないため、
軽量で着脱がしやすいものがほとんどです。
3層素材より生地の仕上がりが柔らかくコンパクトにまとまり、
アウトドアでのレイヤリング(重ね着)にも最適です。
裏地に加工がされており、メッシュを使っていないのが特徴ですね。しかし後で記載する3レイヤーと比べるとコンパクトになるという一方、耐久性は裏地が無い分弱くなる。
3レイヤーとは?
防水透湿素材を表地と裏地で挟んでラミネートしているため、
優れた耐久性と快適な着心地を持ち合わせた高機能素材です。
その分高価格なものがほとんどです。
ゴアテックスなどの大半は3レイヤーで作られています。ただ、全てのゴアテックスが3レイヤーという訳ではなく、価格、コンパクトさを求めて2レイヤーや2.5レイヤーのモノも存在しますので注意が必要です。
こんな感じに裏面の仕上げでコストも変わってくる訳です。
今回の2.5レイヤーのワークマンのハードシェルは、
「裏メッシュ付いてないからケチったな」
という訳ではなく、頑張った証な訳です。
メッシュが付いている方がレインウェア、ハードシェルとしてしっかりしているという訳ではないんです。
バイク用のカッパとしても活躍できそうな要素はココ!
自分は普段使いから毎日のバイク通勤で使える可能性を感じて購入に至りました。
フロントの止水ファスナーは当然の事。
カッパなのにカッパらしからぬ外観、でもしっかりと防水機能は持ってる。そしてワンシーズンで痛んでダメになっても後悔しないコストパフォーマンス。
ツーリング用というわけではなく街乗り、通勤通学などという用途であれば中々いい選択肢に入ってきます。
惹かれまくったのはこっちです。
手首が2重
ワイズギアの手首のダブルガードと同じ構造なので、手首からの浸水のリスクをかなり減らすことができると思います。雨の侵入だけではなく風も入りにくいので防寒ウェアとしてもかなり機能しそうです。(本来は親指を通せそうなサムホールがあるので違う用途な気もしますがw)
内側のワイズギアのレインウェアと似たような手首部分と、
その上からハードシェルでさらに
カバーしてあげる。
カッパの内側 → グローブ → カッパの外側
手首を前に投げ出すような姿勢のバイクには効果あると思います。バルカンのサイドバッグに忍ばせてあるワイズギアのYAR20でも効果は確認済です。

いいポイントばかりではなくて、
若干のネックは、
やはりフードが取り外せない、フード一体型のシェルジャケットだという点。
ドローコードで雨が入りにくいように締めることはできますが、何らかの対策が必要になる可能性はあります。
まぁ、ドシャ降りの場合にはフード被ってヘルメットっていう技が最終手段かも。
冬用のバイクウェアの上から来てみたサイズ感は?
冬用のアウターも防水仕様ではありますが、雨に晒されてしまうとカッパほどの対雨性能は持ち合わせていないようで、染み込んで来てしまいます。
その対策という点もこのシェルジャケットに期待しているところです。
試しに現在使っている冬用アウターを着てみました。
当方のスペックは174cm 65kg
冬用のシェルジャケットはLサイズかLLサイズを選ぶ感じのサイズ感です。
この上からシェルジャケットが重ね着できれば防水on防水になるので更に冬の雨風に強くなれる。
着れた!!!!
R-009のサイズはLLサイズを着用しています。
R-009は細身のシルエットになっているのでやはり大きめをチョイスして正解でした。ダボダボでもよければもうワンサイズ大きくてもいける感じですが、それだと重ね着しないシーズンが辛い。
こんな感じになるでしょう。
手首もR-009は2重になっているのでウィンターグローブなども装着しやすそう。
まとめ
台風の雨のノリでR-009というワークマンのシェルジャケットを購入してみましたが、案外良さげです。
中にダウンやライドオンイージスを着込んで上からこのR-009を着ておけば2月でも大丈夫そうなくらい。
イージスな通勤バイカーさん達とかぶることもなく、イージスのロゴも背中に小さくワンポイントのみというイージスを強調していないところもポイントが高いです。
雨の長距離はバイカーズを使うと思いますが、普段使いならこっちの方が使い勝手は良さげです。
耐水圧もバイカーズと同じですしね。


















コメント