中古車で手に入れた時から気になっていたブレーキパッドの残り溝ですが、あまりズルズル引っ張ってしまってローターまでダメージを食らうことになってしまっては元も子もないので、早めに交換しておくことにしました。
先日気になっていたマスターシリンダー部の皿ネジはステンレス製の新品に交換しましたので、開け閉めにナーバスになることもなく作業ができます。
購入したパッドは何処のメーカーかわからないゴールドなパッド
正確に記入するとしたら
トクトヨ
バルカン400/500/700/750/800/1500 ブレーキパッド 前後【T085】
702円
購入先の画像では黒だったんですが、ロットにより塗装の違いはあるということで、到着したのはゴールドなパッドでした。
簡素なパッケージでしたが特別変わりないので、そのまま使ってみることにします。どちらにしろ減ってくれば交換すればいいだけです。
減らない、効かないパッドよりは減るけど効くパッドであることを祈ります。
バルカンのブレーキパッド交換の下準備
相変わらず、夜間の作業ということで明るい玄関先で
「ブレーキパッドの角を落としておきました。」
鳴き予防ですね。
あまりしっかり角を落とすのは好きではないので、泣かない程度に軽めに全体の角を落としている感じに仕上げています。
さて、夜間の作業につきライトは必須で・・・
ブレーキパッド交換
えと、相変わらず暗いです。
作業開始できる時間帯がだいたい夜の10時くらいからなので仕方ないですね。。。
バルカンのブレーキ周りを触るの初めてなんですが大丈夫なのか?w
12mmのボルトで取り外しはできるっぽいです。ブレーキ周りは固めに締めこまれていることも多いのでゴムのハンマーなんてあれば便利です。
早速取り外して比べてみました。
左がもともと付いていた残り1mmちょいなパッド
右が新品。
その差は一目瞭然です。
ディスクブレーキのピストン周りもオーバーホールしたいところですが、夜間に少ししか作業時間が取れませんので今回はパスで・・・
とりあえず汚れているピストン周りは
愛用のピカールで磨いておきました。
で、残り溝の少ないパッドから新品に交換するためにピストンを元の位置まで押し戻すのですが、SSTは持っていないので、ウォーターポンププライヤーで直接ピストンを挟んで傷をつけないように使い古したパッドを間に挟んで元に押し戻します。
ジムニー時代からですので最低でも10年以上は無くならずに使っているディスクブレーキグリスですが、シムなど鳴き対策で塗っておきます。普通のグリスやシリコングリスなどは熱の関係で問題を起こす可能性もありますので、ここはディスクブレーキグリスが無難です。
ブレーキグリスは一本持っていると、ブレーキ周りにも使えるしマフラーのフランジボルトの固着対策にも使えるし、時にはプラグに使ったりもできるので便利ですよー。
あとは元どおりに組み付けてブレーキパッドの交換だけであれば終了です。
ブレーキオイル交換
今回はせっかくなのでついでにブレーキオイルを交換しておくことにしました。
夜間の作業なのでものすごく古いオイルと新しいオイルの入れ替わりがわかりにくいです・・・
ひとまず一人で作業するのですが、
- ワンウェイバルブ
- ブレーキオイル
- フレアナットレンチ 10mm(スパナでも)
この辺りがあれば作業は楽だと思います。
というか、マスターシリンダーをできるだけ水平にキープしようとしたら
タンクの真上に来ちゃうんです。
ブレーキオイルは付着してしまうと塗装を痛めてしまうのでものすごく作業はやりにくいというか気を使いました。実際ちょっと垂れたのでパーツクリーナーをひたすらかけて、そのあと水をひたすらかけておきました。塗装面の無事を祈ります。。。
純正ハンドルもう嫌だ・・・
フレアナットレンチです。バルカンは10mm
無くても作業に問題はありませんが、あればワンウェイバルブをつけた状態でも作業はやりやすいです。安物ですが昔からの愛用品です。
こんな感じで自分はワンウェイバルブの緩み対策でインシュロックで止めちゃうのでフレアナットレンチじゃないとやりにくいんです。ほんの少し緩めておいてブレーキレバーに若干圧力が残るような感じで古いブレーキオイルを抜いてあげればエアも噛みにくいです。
というか普通のメガネだとインシュロックをつけてしまうと抜き差しできないw
新しいオイルに入れ替えてLOWより上にくるように古いオイルをブレーキレバーを握り握り握りしながら、シリンダー内のオイルが無くならないように。
無くなりそうになったら新しいオイルを補充します。無くならせてしまうと、エア抜き作業が何倍にも面倒になりますので、面倒にならないようにマスターシリンダー内のブレーキオイルは無くならないように注意してあげた方がいいですね。
上記写真のように古いブレーキオイルは色付きで、新しいブレーキオイルはほぼ無色透明です。ワンウェイバルブより色付きのブレーキオイルでは無く、無色のブレーキオイルが排出され始めればオイルの入れ替えは完了していますので、マスターシリンダー内のブレーキオイルを規定ライン内(アッパーラインを超えないように)に調整してあげれば作業は終了です。
そこそこ慣れてくれば、
ブレーキパッドの交換とブレーキオイルの入れ替えで1時間もあれば作業は完了するようなレベルですので、一度自分で試してみると愛着が湧いてくるかもしれませんよー。
まとめ
一度ブレーキパッドの交換の作業を覚えてしまえば、仮に車種が変わったとしてもある程度ブレーキパッドの組み付けの形状を見てあげれば作業はできると思います。
一応、翌日試運転をしておきました。
…
「夜に作業したために、暗くてパッドのシムの取付が逆になっていて異音してました」
やはり夜間の暗い環境で時間のあまり無い時に整備はするもんじゃないですね…
すぐに、取り外して確認後、付け直ししておきました。修正後は異音、ブレーキのタッチなど問題もなかったのでしばらくこれで一安心。
ただ、
「止まる。」
という本当に重要な部分ですので、全く初めての方は知識のある誰かに手伝ってもらうとかした方がいいと思います。
「ブレーキパッド交換くらい簡単なんだから自分でしろよ!」
っていう整備好きな方もいますが、
重要部品なのでバイク屋さんにお任せするのも一つの方法だと思います。
お、
次はヘッドカバー周りのオイル漏れ対策ですね・・・そろそろ部品も到着するはず
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