当たり前のようで、案外間違えて覚えている人が多いポイントです。知人がこれで痛い目を見たので、注意喚起の意味も込めて書いておきます。
今回の記事では、
ねじ込み式のオイルレベルゲージ、ねじ込んで確認する?差し込むだけ?どっちが正解?
この疑問に答えます。対象は、ホンダのスクーター・カブ系(ベンリィ・クロスカブ・スーパーカブなど)のねじ込み式オイルレベルゲージを使っている車両全般です。
私が現在乗っているクロスカブ110(JA45)もこのタイプです。かつて乗っていたベンリィ110もそうでした。
走行中にオイルレベルゲージを失くした話
知人がベンリィ110に乗っていた頃の話です。
オイル量を確認した後、オイルレベルゲージをねじ込んで走り出してしまった。走行中にゲージが緩んで脱落し、オイルを撒き散らす事態になったそうです。
自分はやったことはないですが、これを聞いてから絶対に間違えなくなりました。
オイルレベルゲージはねじ込まない。差し込むだけが正解。
なぜねじ込まないのか?理由はシンプル
オイルレベルゲージはねじ込むと、その分だけ奥まで入りすぎてしまいます。
結果として、オイル量が「ちょうど中間くらい」のつもりで見ていたのに、実際は下限を下回っていた——ということが起きます。正確なオイル量を確認できないので、差し込むだけで確認するのが正しいやり方です。

もうひとつの理由が、冒頭の話です。オイルチェック後にゲージをねじ込んで走ると、走行中の振動でゲージが緩んで落下するリスクがあります。「差し込むだけ」であれば、しっかり手で締めれば走行中に外れることはありません。
正しいオイル量の確認手順【クロスカブ・ベンリィ共通】
オイル確認の前提条件:
- 水平な場所にバイクを置く
- センタースタンドを使う(サイドスタンドはNG)
- 走行直後は避ける(少し時間を置く)
サイドスタンドのままチェックすると車体が傾いているため、規定量を入れたつもりが「入れすぎ」になってしまいます。必ずセンタースタンドで水平を出してから確認してください。

確認の手順
- オイルレベルゲージを手で回して抜き取る
- ゲージの先端をウエスできれいに拭き取る
- ゲージをねじ込まず、差し込むだけで止める
- もう一度ゲージを抜いて、オイルが付着した高さを確認する
- 上限〜下限の範囲内に収まっていればOK

ゲージにはオイルが付いているので、大事な服のときは要注意です。

オイル量は上限〜下限の範囲内に。基本は中間あたりを目安にするとベスト。

「ねじ込む」と間違えて覚えている人が多い理由
ゲージ自体がねじ込んで固定されているので、「確認するときもねじ込むものだ」と思い込んでしまうのは自然な流れです。Yahoo知恵袋でも繰り返し質問されているテーマです。
正解がどちらか迷ったときは、バイクの取扱説明書を確認してください。必ず記載されています。
オイル管理の補足:過走行車両・オイルが減る車両の場合
オイルが減りやすい車両や過走行車両は、オイル量を上限に近い側で管理して、チェックサイクルを短くするのがポイントです。かつて乗っていたベンリィ110は85,000kmを超える過走行車両だったので、500km程度を目安に頻繁にオイル量を確認していました。
オイルが減る車両でも、無くなりさえしなければ最悪の事態は防げます。定期確認を習慣にしておくだけで、エンジンを長持ちさせることができます。

まとめ
オイルレベルゲージはねじ込まない。差し込むだけで確認する。これだけです。
知っていれば当たり前のことですが、間違えて覚えたまま使い続けると、オイル量の誤認識や走行中のゲージ脱落につながります。クロスカブ・ベンリィ・スーパーカブなどのカブ系・スクーター系に乗っている方は、一度取扱説明書で確認しておくと安心です。
玄関に補充用のオイルを一本置いておくだけで、いざというときに慌てなくて済みます。下駄代わりのスクーターにこそ、こういう地味な備えが効きます。



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