ホンダのスクーターやカブなど。オイル量を確認する時、レベルゲージはねじ込む?ねじ込まない?正解は?

ホンダのスクーターやカブなど。オイル量を確認する時、レベルゲージはねじ込む?ねじ込まない?正解は?

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当たり前のようなことですが、案外誤解されている方が多いようなので注意喚起の意味合いで記事にしておきます。

今回の内容は、

ねじ込み式のオイルレベルの確認は、ゲージはねじ込んで?ねじ込まない?

というポイントに関してお話ししていきたいと思います。

あまり気にしたことはなかったんですが、知人に「ねじ込む?差し込むだけ?どっち?」

って聞かれたんですよね。

まず、今回例として挙げる車両は、

ホンダ ベンリィ110

になります。

基本的にはほぼ全ての車種において、オイル確認窓ではなくねじ込み式のレベルゲージが付いている車両は同じチェック方法と考えて間違い無いかと思います。(確か、例外的な車両もあったかと思いますので、気になる方はバイクの取扱説明書をチェックしてみてください)

スクーターなどをオイル量の確認

基本的なことですが、

オイル交換する際には、

  • 斜面などではオイル交換せず、平坦な場所で行う。
  • スクーターなどセンタースタンドを使用する。

オイルはもちろん液体ですから、水平を維持します。車両が斜めになってしまっているとオイル量の確認をしたところで正確なオイルの量を知ることができません。

必ず水平な場所でセンタースタンドを使ってオイル交換、オイル量の確認をするようにしましょう。

サイドスタンドをかけただけでオイル量の確認をしようとすると、

規定量を入れたつもりが、「入れすぎ」になってしまいます。

オイル量は規定値の範囲内に入れるのが正解で、少なすぎても多すぎてもいけません。

オイルレベルゲージの上限〜下限の範囲内にオイルの油面が来るようにすること。

が適正です。

スクーターやスーパーカブなどのねじ込み式オイルレベルゲージのチェック

この前、

サイドスタンドをかけただけでオイル量のチェックをしていた原付を見かけたので一応書いておきます。

  1. 水平な場所にバイクを停車する。
  2. サイドスタンドではなく、センタースタンドを使う。
  3. レベルゲージを確認する。

この手順です。

オイルのレベルゲージの確認方法

走行直後はきちんとしたオイル量をチェックすることができませんのでしばらく時間を置きましょう。

その後、

ねじ込まれたオイルレベルゲージを抜き取ります。

手で回せば外せます。

レベルゲージにはオイルが付着しているので、大事な服装などを着ている場合などは要注意。

そして、

オイルレベルゲージの先端をウエスなどで拭き取ります。

綺麗に拭き取ったら、オイルレベルゲージを元の位置に戻していくわけです。

戻した後にもう一度オイルレベルゲージを抜き取って、オイルが付着した高さを確認していきます。

このオイルが付着している高さがオイルレベルゲージの上限〜下限の間に収まっていれば問題ありません。

ここで、一点。

結構Yahoo知恵袋などで質問されている方が多いポイントです。

オイルレベルゲージはねじ込まれていますが、

「ねじ込んでオイル量を見るんですか?」問題です。

問題というか取扱説明書を見れば絶対に書いてあるんですけどね。

オイルレベルゲージはねじ込まない!

ここが重要なポイントです。

ねじ込まれていたオイルレベルゲージを抜いて、拭き取って元に戻す。

そこでオイル量のチェックをしていくわけなんですが、

自信がなければバイクの取扱説明書を確認してください。

オイル量は、オイルレベルゲージの上限から下限の間に油面が来るようになっていればOK。

上限を超えて多く入りすぎていてもダメだし、下限を下回るくらい少なすぎてももちろんダメです。

必ずオイル量は上限〜下限の範囲内に収まるようにする。

この時に、

何故ねじ込まないこと!

と書いているかというと・・・

基準となるのは、オイルレベルゲージの上限〜下限にオイルが付着することです。

しかし、

ねじ込んでしまうと、ねじ込んでしまう分だけオイルレベルゲージが奥まで入りすぎてしまいます。

このため、

例えば、オイル量がちょうど上限と下限の真ん中あたりだ!

と思っていたものが、ねじ込んで確認してしまったため、実際には下限を下回っている。

ということもあり得ます。

オイルレベルゲージはねじ込まずにオイル量をチェックするようにしましょう!

例外もあるので、念のために取扱説明書を読んでオイル量の点検方法などを調べておくと安心です。

この時点で、多かったり、少なかったり。規定範囲外の場合にはオイル交換をしたり、オイルを補充したり対応します。

オイル量は上限〜下限の間に来るように。

としていますが、基本的には上限〜下限の真ん中あたり。に来るようにオイル量を入れておくのがベストです。

そして交換サイクルは距離も重要ですが、せめて半年に一度はオイル交換をする。さらにその期間内でオイル量のチェックをする。

ただし例外として、

  • オイルが減る
  • 過走行車両である

などという場合には上限の方に近づけて多めにオイルを入れておくのが良いでしょう。

そして、

そういった車両の場合にはさらにオイル量の確認をするサイクルを短くすることがポイントです。

私が日常通勤などで使っているベンリィ110は85000kmを超える過走行車両ですので、オイル量は上限に限りなく近づけた上で、オイル量のチェックは500km程度を目安に頻繁に行うようにしています。

オイルが減る車両の場合でも、オイルが無くならなければ最悪の事態を防ぐことはできます。

極端な話で言えば、

新車を買って1年間、きちんとサイクルを守ってオイル交換をしている。

でも、オイル量の確認などは怠っていた。その時にオイルが減っていてエンジンが壊れてしまった。

と、なってしまった場合。

日常点検を怠っていた。

という理由からメーカーの新車補償を受けられない可能性はゼロではありません。

仮にエンジン自体に潜在的なオイル漏れの不具合があったとしても・・・です。

まとめ

きちんとサイクルを守ってオイル交換さえしていれば、エンジンが壊れるということはそう簡単にはありません。

これは車でも、バイクでも同じことです。

ただ、車とバイク(250cc未満)の違う点は

「車検が無い」

ことです。全く距離乗ってないからといって何年もオイル交換をしていなければ、オイルが劣化していてエンジン自体にダメージを与える可能性もあるし、いつの間にかオイルが減ってしまっている可能性だってある。

本当に、本当にオイル管理さえきちんとしていれば、案外過走行と言われる距離に乗っていても全然問題無かったりするんです。

玄関先に一本だけでもいいから、下駄代わりのスクーターの補充用にエンジンオイルを一本置いておけば安心なんですけどね。

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