車両が到着前にCRF250用にUSB電源として、デイトナの1ポートUSBを購入してありました。
そして、
前もって他の人はどこから電源取り出してるんだろうな〜・・・?
と色々チェックしていたところ、
- ヘッドライト裏
- シート下
に純正オプション用のアクセサリ電源を取り出せるカプラーがあるというところまで調べた上で、ヘッドライト付近に配線が束になるのはあまり好きではないので、ヘッドライト裏からではなくシート下から取り出しておこうとデイトナの防水カプラまで事前に準備していました。
そして、
ググった情報を元に、シート下から電源を取り出しUSBを使える状態にしたわけです。
が、
気づけばエンジンが始動しない状態に!むしろセルも回らない。
いや〜焦りました。
テスターで確認までしたのですが、ググった情報を信用しすぎて、使ってはいけないセキュリティ用のカプラーを使用してアクセサリ電源を取り出していたようです。
2022年6月追記
セキュリティ用のカプラーからは電源を取らず、診断用の赤いカプラーからも取らずに常時電源、ACC電源、アースのカプラーの位置を追加しました。
購入したUSBはデイトナの1ポートUSB
前のバイクにも使っていましたが、デイトナの1ポートUSB。
USBポート部分がコンパクトで、本来はバッ直で接続することを前提としている商品です。
USBからバッ直させる端子までの配線が2分割されており、カプラーを付け替えることでバッテリーの充電器を接続できる構造となっています。

そのためのバッ直であり、バッ直のリスクはICで制御されて、過放電を防いでいるという構造です。
でも、今回は何を思ったのか?
若干余ってしまう配線をカットしてACCから取り出してACC連動のUSB端子として使おうと考えていました。
今思えば余計な事せずに普通にバッ直しておけばよかったな・・・とw
CRF250(MD44)にデイトナのUSBをアクセサリ連動で接続してみた
一般的にはヘッドライト裏のアクセサリ電源を取得できるカプラから電源を取り出すことが一般的なようですが、ヘッドライト裏の配線はスッキリさせたい。そして、デイトナの1ポートUSBのICまでの配線が長く、ICをタンク下あたりに隠してしまいたいという理由からシート下からアクセサリ電源を取得しようとしたわけです。

ひとまず、USBソケットから仮止めしていく形をとって余った配線はシート下でカットして微調整しようと考えていました。

CRFのハンドル周りにはそれほどの余裕がありません。トライアルミラーを付けていたり、ハンドガードを取り付けていたり・・・
ひとまずハンドル中央部分にUSBソケットを仮止めして、配線はトップブリッジ、ラジエター、タンク下、シート下という形で沿わせていきます。

ラジエター上部には配線を束ねているステーがありましたので、その内側を通していくと・・・
ちょうど良い場所にICを設置できるスペースがあり、かつハンドルからの配線長もちょうど良い加減になります。

ここからシート移動させていくわけですが、特に何かを加工する必要もなくジャストなポジションにスペースがあるので、

このような形でインシュロックで固定しておくことが可能でした。
そしてシート下のアクセサリ電源を取得するわけですが・・・。

ググってあった情報によると、
赤いカプラと白いカプラがあり、白いカプラからアクセサリ電源が取得できる。
その情報を元にテスタを当てて配線のプラスマイナスのチェックとONで通電があることまでは確認。

わざわざ、デイトナのUSBポートの配線に防水カプラを付けてカプラーオンで接続できるように万全の準備をしていたわけです。

そして・・・
このように接続。
もちろんテスターを当てて通電を確認した上での作業です。

メインキーをオンにして通電を確認してみたところ・・・。
「USBが通電し、iPhoneへの充電されています」
はい。これで完成。
ここでエンジンを掛けておけばこの時点でエンジンが掛からないと言うことがわかっていたんですが、夜間だったこともあり、通電の確認のみで作業を終わらせ・・・。
全てを戻した翌朝のこと・・・。
CRF250(MD44)のエンジンが全く掛かりませんw
翌朝、通勤で乗っていくためにエンジンをかけようとしたところ・・・。
エンジンが掛かりません。いや、それ以前にポンプは動いてないし、セルももちろん回らない。
状態で言うと、キルスイッチを使った状態と一緒。
よく見ていると、
始動前のエンジンチェックランプすら点灯していませんでした。
「・・・・」
もちろん犯人はキルスイッチではありません。
どこかショートさせた?
これは雑につないでいたからどこかショートさせたのかな〜・・・?
と思い、ヒューズボックスを確認してみるも、全て問題なし。
念のためにメインヒューズもチェックしてみますが、もちろん問題なし・・・。
押し込んだためにどこかのカプラが抜けた?
配線を押し込んだ際にどこかのカプラーでも抜けたのかな〜?とも思ったので見てみるも、デイトナのUSBポートを通した配線の側にはそれらしきカプラーすらありません。
CRF250(MD44)のエンジンが掛からなくて試したこと
ひとまず、症状としてはまるでキルスイッチが作動している時と同じ。
ヒューズを確認するも問題なく、配線を通したあたりを順番に確認してみるも問題なし。
念のためのメインキーをオンにしてその他の動作に問題がないか?チェックしてみても、ヘッドライト、ホーン、ウィンカー、テールなど全てが普通に作動しており、
エンジンだけが掛けられない。
ググれば出てくる情報の一つだったので、同じ状態に陥ってしまう方もいるのではないでしょうか・・・?
CRF250L(MD44)のエンジンが全く掛からなかった原因は?
もうこれはググった情報を信用しすぎた。
と言う点に尽きます。
どうやら実は、シート下のアクセサリ電源を取り出すべきカプラーは、

この防水カプラまで準備して接続している白いカプラーではなく、奥に見えている赤い4極カプラから取得するのが正解というかとりあえず使えるようです。
奥の赤い4極のカプラーの緑がアース、その対角にあった配線がアクセサリ電源でした。
この白い防水カプラーに配線をつなげていても、外していてもエンジンは掛かりませんが、

このように短絡させてあげると、何事もなかったかのようにエンジンは始動。
どうも、使うことはないだろうと外して捨ててしまったカプラーのただのキャップと思っていたものは、カプラーを短絡させるための必要な部品だったようです。
昨晩捨ててしまっていたのでひとまず短絡させて絶縁テープで防水処理を済ませ、赤いカプラーからアクセサリー電源を取り直しました。
後日、
4極の防水カプラーを使い配線の補修をしておきました。

とりあえず4極のうちの2本だけを活用。

前側の赤いカプラーからアクセサリー電源を取り出すようにするとデイトナのUSBを接続しても問題なくエンジンは始動してくれています。
もちろん。
何事もなく通電し、問題なくUSBの給電も行える状態に。
常時電源、ACC電源、アースを同時にカプラーから取れる場所は?
赤いカプラーからもACC電源を取り出すことができますが、診断用カプラーということもあって余り大きなアンペアの使用は控えた方がいいよ。
というアドバイスを購入したバイク屋さんからいただいていました。
その後、無難な場所を見つけてあるので記載しておきます。

ハンドル周辺はACCとアースだけしか取り出せないけど、シート下なら常時電源、ACC、アースをカプラーで取り出すことができるよ!
早速正確な場所をお伝えしておきます。

左下の赤いカプラーが現在ACC電源を取得しているカプラー。右端の方にかすかに見えるカプラーがセキュリティ用のカプラーで、ここから電源を取り出すとエンジンが始動できなくなる恐れのあるカプラーです。
すでに上に配線を取り出しています。
今の所使う予定がないので、電源を取り出しやすい場所に出しているだけですが・・・。

リアフェンダーの下にアクセスします。

リアフェンダーは、荷掛けフック4箇所を外せば簡単に取り外せます。

セキュリティ用のカプラーの少し後方にカバーの中に隠れたカプラーが一つ。
これが電源を取り出せるカプラーです。
カプラーで接続したい場合には上記カプラーを。

一応配線色を記載しておきますね。

- 赤=常時電源
- 黒=アクセサリー電源
- 緑=アース
この組み合わせになります。
このカプラーはリアフェンダーを外さないとアクセスできない位置にあったので、

書類入れ付近に配線を伸ばしていつでも使える状態にしておいた!

こうやって書類入れ付近、赤いカプラーの近くにまで配線を伸ばしてきておけば今後何かの電装品を取り付けしたくなった場合でもシートを外すだけで簡単に設置する事ができます。
まとめ
ヘッドライト裏に配線類をごちゃごちゃさせたくないと言う理由からシート下から電源を取り出してエンジンが掛からなくなると言う冷や汗をかく事態に陥りました。
こう言う時にはやはり配線図やサービスマニュアルを持っていればな・・・と思いました。
偶然短絡させてみたところ、不動状態から回復できましたが、ググった情報全てを鵜呑みにしてしまうのは危険だな〜・・・
とりあえず、
白い2極防水カプラーからもアクセサリ電源は取り出せますが、デイトナのICがついたUSBポートを繋ぐとエンジンは掛からなくなります!
どうやらこの2極カプラーはセキュリティ装着のためのカプラーということらしいです。
CRF250のシート下からアクセサリ電源を取り出そうとする場合には赤い4極カプラーから取り出しましょうw
ただし、
2A程度までに留めておいた方がいいようで、それ以上になればリレーを使うなどした方がいいという事らしいので、取り付けようとしている電装品には要注意です。ETC程度であれば問題ないですが、USBでギリギリ。電熱ウェアを使うのであれば間違いなくリレー必須です。
その後、
フェンダー下から電源を取得できる場所を追記してあります。
赤いカプラーからも電源を取り出すことはできますが、こちらの方が電源を取り出すには向いているかと思います。




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