燃料フィルターをつけておかないと、キャブレターをオーバーホールするだけでは長期間放置したバイクはそのうちオーバーフローする件

燃料フィルターをつけておかないと、キャブレターをオーバーホールするだけでは長期間放置したバイクはそのうちオーバーフローする件

スポンサーリンク
バイク全般
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

バイクカバーすらかけてもらえずに5年以上放置されていたという、カワサキのエストレヤをふとしたことから復活させて乗れるようにして欲しい。と知人から頼まれました。

「とりあえず動くようになればそれでいいから!」

要するに必要以上にお金かけてくれるな!ということなんですが、やはり

「とりあえず動くようになる」

「普通に乗れるようにする」

では違いますね・・・。

知人に放置バイクの修理を頼まれました。

Kawasakiのエストレヤ カスタム *車体番号から2000年モデルと後から判明

現在不動で自賠責が切れて5年ほど・・・

処分しようかと思ったんですが、

バイク屋さん「ん〜、ほとんど値段つけられないですねぇ。。。」

の一言に、眠りから醒ますことに決めたそうです。ただ、相当かかるということを最初に伝えられてビビってしまい、知り合いでもある自分の元に話が来た訳です。。

*自分はあくまでも素人であり、プロ目線での作業ではないことをご理解下さい。

放置具合はというと

  • 最低6年は屋外の駐輪場に放置してある
  • キャブレター内のガソリンを抜いておくとか知っている訳がない
  • バイクカバーなんて、持っているけど使っていない
  • 前にバイク屋さんに「次放置したらやばいですよ!」と伝えられていた
  • 動いていた時すでにエンジンの始動性、アイドリングは不調気味だったらしい

要するに気にもかけずに長ーいことほったらかしにしてあったバイクということです。

あまり乗らない→少しずつ不調→さらに乗らなくなる→不調→放置

というパターンです。

持ち主の希望は・・・・

持ち主「とりあえず、最低限動くようになったらそれでいいw」

こんな感じでした。まぁ、知人ですから

自分「とりあえず動くようになればいいんやね?」

という感じで作業をして見ることにしました。

古いキャブレターのバイクの自分なりのチェックポイントは?

エンジンの付いた乗り物というのは、基本的には

「点火、圧縮、混合気」

この3点が3大要素なんて呼ばれたりする訳ですが、この3点がしっかりしているのか確認していくのがごく基本であり大事なポイントです。

ここを素人目線で見ていく訳ですが、

自分は圧縮はなんとか大丈夫という前提で確認します。(前は動いていて、長期放置のために不動車になったため)

お金をあまりかけずにとりあえず動くようにする!

という持ち主の依頼ですので・・・

キャブレターのバイクの場合には

自分的順番と経験上、下記3点をクリアすれば「とりあえず動く」という状態にはなると思います。

*ここでいう「とりあえず動く」というのは「エンジンがとりあえず掛かるかな?」であって安全に走行ができるとかそういった次元とは別の話です。

  1. セルを回せるかどうか?(バッテリー)
  2. 火が着くかどうか?(プラグ)
  3. 燃料がエンジンまで来ているかどうか?(キャブレター)

調べて見た結果は、

バッテリーを新品に、とりあえずプラグは新品に、キャブレターのオーバーホールの3点で始動できるようにはなりました。もちろんタンク内の燃料などは入れ替えが必要です。

かかった費用は訳のわからない中華バッテリー、プラグ、キャブレターのメインジェット、パイロットジェットの4点だけなので5000円かからないくらいでなんとか収まりました。

カワサキパーツカタログ ここで部品の価格を調べることができます。カワサキの部品は到着まで1週間くらい掛かることが多いので、修理のスケジュールには要注意ですね。。。)

やっぱりキャブレターがオーバーフローしましたw

走行できるところまで復旧させて試運転のために預かって通勤で使用して走ったりしていたんですが、やはり一ヶ月後あたり

うちのチビっ子が「バイクがお漏らししてるよ!!!!」との一声が。。。

結構な量のガソリンがあふれています。。

キャブレターからオーバーフローしました笑

もちろん、タンク内のサビのないことは目視では確認済み、キャブレターオーバーホール済です。おそらくタンク内に目視では確認できなかったゴミ、錆がキャブレターに降りて来てキャブレターのフロートに引っかかりオーバーフローしたようです。燃料ホースを抜いてフロートに直接当たるようにパーツクリーナーを吹きかけて簡易洗浄して見たところ、何の問題もなく復旧しました。

「とりあえず動くように」という前提だったので、

燃料フィルターはもちろん付けていませんでした。

やはり長期放置バイクの復旧時には燃料フィルターはできるだけ付けてあげたほうがいいですね・・・今回はフロートに引っかかるという症状でしたが、メインジェットやパイロットジェットに詰まってしまうとまた面倒ですし・・・

長期放置バイクでキャブオーバーホールしたなら燃料フィルターを念のために付けておくべき

つけることで何が変わるとかはありませんが、安心感が全く違います。やはり自分のような素人が目視でタンク内を確認したと言っても限界がありますし、何度もタンクを洗浄したとはいえ100%ゴミを除去できているかも怪しいです。

ちなみに長期放置のバイクの場合は燃料のホース類も傷んでいることが多く、フィルターをつけると燃料漏れを起こすことが結構あるので、同時にタンク〜キャブレター間のホースも新調しておくことをお勧めします。

現在は何の問題もなく、心配することなく走行できるところまで復旧しました。

速くはないですが、ノーマルなエストレヤっていいバイクですね。

バイク全般
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク

コメント