長く使っていたユニクロの暖パンが昨年ついに破れて使い物にならなくなりました。
今年は新しく防寒パンツを買うつもりでした。
バイクメーカーが作っている防寒パンツでもいいんですが、通勤でも使うし普段履きでも使うしそれほどハイスペックなモノを買うくらいなら2着ある方がいい。
色々悩んだ結果、
安定のワークマンに足を運び、
「超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツ」
という裏ボアが入っている温かそうな防寒パンツをチョイス。
ちなみに、
サイズ選びですが、ウェストでサイズを選ぶのではなく、しゃがんだ際にくるぶしが露出しない程度の長さが残るように股下を基準で選ぶほうが良いと思います。
ワークマンにある防寒パンツシリーズ
ワークマンには何種類か防寒を謳っているパンツがありますが、悩んだものは下記。
- 4D防風ウォームパンツ STRETCH(ストレッチ)
- STRETCH(ストレッチ)マイクロウォームパンツ
- 超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツ
3種類が候補に上がったんですが、上の二つは2900円。残る超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツのみが3900円。
見た感じ、触った感じでは明らかに超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツが暖かそう。
そして、

冬のちょっとした雨程度であればなんとかなりそうな超撥水との記載がある
さらにさらに、

膝パットが外から出し入れできるやん!
って感じでまるでバイク用のウィンターパンツ。
この2点に1000円の価値を見出したことで、超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツを選んで購入する事にしました。
超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツ
裏ボアでどう見ても暖かそうなパンツを購入する事にしました。
とにかく!
3900円で暖かくて、撥水仕様でプロテクターが収納できるのなら普通にバイク用ウィンターパンツを買う必要が無いですから。。。
さすが、コスパ最高なワークマンです。
細身シルエット

とタグが付属していますが、裏ボアがあるのでそれなりにモコモコする。
でも普段のパンツ+オーバーパンツの組み合わせにするよりははるかにスッキリします。


イージスシリーズの防水防寒のオーバーパンツを履くくらいなら、この超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツと雨の時にはレインパンツの組み合わせの方がスッキリするんじゃないでしょうか?
それくらい期待できます。
超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツの外観を見ていこう!
そんなわけで防寒パンツをワークマンで購入してきました。
カラーはデニムブラックとデニムブルーの2種類があるようですが、自分はデニムブルーをチョイス。

限定生産
タフな暖パン!! 極暖デニム登場!!
・毛足の長い裏ボアで防風性もあるので極暖となる
・40回洗濯しても水を弾く耐久撥水
・ストレッチ性もあり動きやすく、さらにじゃばらストレッチ付きで快適な穿き心地
・裾上げ可能なEUROアジャスター付きが便利
・ライディング時のずれ上がりを防ぐ長い股下設計でバイカーにもいい
・ひざの衝撃を吸収するEUROニーパッド付き!!
・多彩な機能でプロ職人をサポートする※防水ではございません。40回洗濯しても水を弾く力が持続。JIS L 0217 103法採用
ワークマンオンラインストア
防水仕様ではありませんが、冬のそれほど厳しくない雨程度であれば弾いてくれることも期待しています。
超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツの細部をチェックしてみよう!
早速、ワークマンで購入した超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツの細部をチェックしていきます。
基本的にはストレッチ素材を使っているようなのでストレスなく着用できますが、更に膝、腰部分にジャバラがついていてストレッチ性を向上させているみたい。
膝上にはこのような感じのジャバラがあり、

腰の部分にもジャバラがあり、伸縮性をあげているようです。

そして裏地は、

このような感じで裏ボア仕様になっており、相当暖かそう。
この裏ボアがヘタって来た頃が防寒性能の低下、買い替えのタイミングと見ています。
そして、
唯一わからなかった部分がこちら。

左右の腰部分に何かの収納袋があります。
おそらく腰用のプロテクターを入れられるようにしているのだと思うのですが、オンラインショップのページ内にも何の記載も説明もないのでなんとも言えません。
プロテクターを入れればいいんでしょうか?
それとも、
カイロを入れればいいんでしょうか?
ワークマンさん教えてください。
ま、
書いてないってことは特に決まった要素ではないけどお好きにどうぞ。
って感じなんですかね?
バイク用ウィンターパンツとして期待できる要素
今回はバイク用のウィンターパンツとして使えるのか?
という目線でチェックしてみたいと思います。
まずは超撥水という素材。
40回洗濯しても水を弾く耐久撥水
防水では無いので持続的な雨天時の使用は難しいかと思いますが、冬のパラパラとしたほんの少しの雨程度であれば耐えられる可能性があります。
撥水仕様ということから、風に対しても問題ありません。
素材としてはオッケーでしょう。
そして、チェックしてみたかったところですが、
「膝パッドが収納できる」
という部分。
購入時にはEUROニーパッドというただのスポンジのような何か?
が、入っています。作業時の膝対策という意味では十分かもしれませんが、バイク用としては話になりませんね。
でも、
外側からプロテクター収納にアクセスできるのは便利です。

こんな感じのプロテクターのようなモノ。EUROニーパッドが入っているわけです。
ちなみに、
裏側から収納部分をチェックしてみると、2段階にマジックテープで留める部分があるので膝パッドを2段階に高さ調整することが可能なようです。いや?マジックテープ無し、マジックテープ1段目、マジックテープ2段目の3段階?

ここで高さを微調整してからプロテクターを外側から収納させるという構造。逆ももちろんOKですね。

ファスナーで横から入れる形になるので、試しにパンツを履いたままプロテクターを出し入れしてみましたが、全く問題なく出し入れすることができました。
RSタイチのハードプロテクターを入れてみた
ワークマンの超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツには膝パッド収納が付いており、着用したまま外から膝パッドを出し入れすることができるということはわかりました。
でも、最初からついているスポンジは使い物になりません。
バイク用のハードプロテクターが入るのか?
この点さえクリアできるのであれば、バイク用ウィンターパンツとして普通に使えるレベルと言っていいんじゃないでしょうか?

普通のプロテクターはきちんと入るの?
と気になったわけなので、タイチのステルスCEニーガードのハードプロテクター部分だけを収納できるかどうか試してみる事にしました。

こんなバイク用のハードプロテクターです。
これが入ってしっかり位置が膝に来るなら完璧。


普通に入った!w
ハードプロテクターなので位置もそれほどズレる事なく固定できそうです。
これで膝を曲げた時にしっかりと膝に来るのか?
それだけが問題。
ということで試着してみたところ・・・

普通に膝にプロテクターがフィットしてくれています。
違和感もないし、パンツを履いたままこのハードプロテクターの出し入れも問題なく可能でした。
膝プロテクターを入れておけば膝が走行風から守られるので、防寒効果もあるし安全性も向上する。
むしろ、膝裏には裏ボアが入っていないので、防寒の意味合いでプロテクターは入れておくほうが良さげ。
「これでいいやん」
そう思います。
お勧めの膝プロテクターは?
ハードプロテクターも試しましたが、ソフトプロテクターの方がこの防風デニムパンツには合ってるんじゃないか?
と思って、ソフトプロテクターも試してみることにしました。
まず試したのは、
基本的にはフラットな形状で、膝プロテクターを入れた感があまりせず自然な感じで履けるという評価が多かったもの。
入れてみたところ、

もちろん問題なく装着できました。
しかし、

乗車時以外、膝にフィットする形状ではないために何か膝周りに違和感
バイクに乗っている時には問題ないんですが、歩いている時などには膝にフィットさせる形状ではないためにずれそうな違和感を感じます。
きちんと固定させたいなら何らかの加工が必要となりそうです。
でも、
入っている感があまりない方が良い!という方はこちらの方がいいでしょう。
さらに試したものは、
komineの定番ソフトプロテクター
こちらは膝にフィットするような形状になっているためにフィット感は先ほどのナンカイのプロテクターよりも上。

重量もナンカイの膝プロテクターよりも軽くできているので装着した重さも感じにくいです。
収納袋も膝プロテクターの高さが、下部のマジックテープ2段階で調整できるようになっていますが、マジックテープを止めた状態できちんとフィットするように入れることができました。

防風デニムパンツにはやはりこちらのプロテクターの方がフィット感は良さそうです。

これはジャストフィットと言っていいレベル!

ソフトプロテクターのフラットな形状のものと膝にフィットする形状のもの。
両方試してみましたが、
サイズ感、ズレなどを考えるとコミネのSK-686が一番かなと。

あ、ハードプロテクターを入れるなら話は別ですよ
この防風デニムパンツは下記に書いてありますが、膝周辺に弱点があります。
それを防ぐという意味でも膝プロテクターを入れるというのは真冬のバイク用パンツとして効果があ里ますよ。
超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツの弱点は?
3900円で裏ボアを使用した防寒はもちろんのこと、防風、ちょっとした雨でも大丈夫な撥水仕様。
そして、
膝プロテクターが装着可能。
いやもう、バイク用として価格帯もそうだしスペック的にもなんの問題もないと思うわけなんですが、一点不安な点があります。

ジャバラ部分の裏地がないのが気がかり。
伸縮性のある部分ということもあり、伸縮性の向上を狙っているジャバラ部分の裏地には裏ボアが入っていません。
その部分だけ(膝上と腰)冷える可能性があります。
多分位置的に大丈夫だとは思うんだけど、ちょっと気がかりなポイントです。
でも、本当に気になるのはそれくらい。
十分すぎるスペックだと思います。
使い倒すと気になる部分が増えた!
値段から考えると、妥協できる範囲内。
でも、気になる部分は気になる部分として評価しておきます。
さらに気になる部分が1箇所出てきました。
それは、お尻部分のポケット。
ポケットの部分の素材が薄手の伸縮する生地のため、スマートフォンなどをお尻のポケットに入れたままバイクに乗車しているとポケットからスマートフォンが出てきたりすることがあります。(まだ落ちたりしたことはありませんが、気になります。)
財布のような肉厚な物であれば伸縮生地のポケット内でも動かないんですが、薄い、滑りやすいものは伸縮生地で押さえつけることが出来ていないようです。
例えば、長時間バイクに乗っている際にシート上でお尻を移動させたりした場合。
この時にスマートフォンがポケット内で動いたりします。
スマートフォンをお尻のポケットに入れてバイクに乗っている方は要注意。
ちなみに財布のような肉厚なものは伸縮生地で押さえつけられるため動く心配な皆無です。
薄い、滑りやすい素材のものをお尻のポケットに入れる際には気をつけましょう。
何℃まで大丈夫?
この冬はこのワークマンの超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツを試していますが、外気温が5℃程度であれば、アンダーを履かずに直接履いても全く問題ありません。
素晴らしい防寒性能です。
裏ボアが入っていないジャバラ部分(膝、腰)の寒さ対策
心配だった裏ボアのない部分の寒さ対策はとてもシンプル!
そして、外気温が0℃付近になってきている1月現在では一応下にヒートテックのようなアンダーを一枚挟んであげることで何の問題もなく使えています。
撥水能力を備えたパンツではありますが、雨に濡れると体感温度もグッと下がってしまうので、雨の時にはレインパンツを履くだけで大丈夫。
雨対策と更なる防寒対策という意味でレインパンツ一枚さえ持っていれば大丈夫というのは荷物的にもメリットは大きい。
次期モデルでは縫製自体が3Dカットなんだから動きやすさを求めてジャバラ部分を採用するのをやめて、防風、防寒にスペックを振ったほうがより良くなるんじゃないかなー…
と期待してます。
あと、お尻のポケット部分の素材も考えて欲しい。
まとめ
ワークマンの超撥水EURO(ユーロ)ボア防風デニムパンツは膝パッドが収納できる防寒パンツですが、きちんとしたバイク用のハードプロテクターですら収納することができました。
防寒着ではワークマンのイージスが定番ですが、プロテクターがきちんと収納できるこのパンツこそがワークマンの防寒パンツの大本命と言っていいかもしれません。
走行風を完全にシャットアウトしてくれて、一枚で寒さに耐えてくれて、さらにちょっとした雨でも撥水生地を使っているために大丈夫。
バイク用ウィンターパンツと言っても過言ではない。




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